シリア難民に59億円追加支援、安倍首相が国連演説
[ニューヨーク 26日 ロイター] - 安倍晋三首相は26日、国連総会の一般討論演説を行い、シリアの難民支援に6000万ドル(約59億円)の追加支援を拠出することを明らかにした。
シリアで化学兵器が使用されたことにショックと怒りを覚えたと語った安倍首相は、「化学兵器の廃棄に向けた国際社会の努力に、徹底的な支持とできる限りの協力を尽くす」と表明した。
外交問題については、「北朝鮮の核兵器・ミサイル開発は許されない」とし、同国が保有しているとみられる他の大量破壊兵器についても強い懸念を表明。また、拉致問題の解決なくして、日朝国交正常化はあり得ないとの立場を示した。
このほか、女性の社会進出の必要性についても触れ、「女性が働きやすいと感じる環境整備、労働機会や活動の場を充実させることは、日本にとって緊急の課題だ」などと述べた。
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