TASK FORCE KZL

前回準備編に続き、ちょい前 SEAL 装備集めの鬼門、通信機器関連のお話をお送りします。案の定大迷走しておりますので、その混乱ぶりをお楽しみください。

まずは上の写真をご覧ください。これが自分のやりたいちょい前 SEAL 装備に必要な通信機器関連アイテムです。ユニバーサル PTT に、ハイノイズとローノイズのヘッドセットが一つずつ、それぞれのヘッドセットを PTT に接続するケーブル、そして PTT をラジオに接続するケーブルです。が、最初の写真にあるように、現在我が家には、ラジオはひとつなのに3つの PTT、頭はひとつなのに4つのヘッドセット、そして無数のケーブルが。なぜこんなことになってしまったのでしょうか？順を追って説明します。


まずすでにお伝えした、最初に購入したモノたちがこちら。前回の記事でも書いた通り、SEAL では今まで自分の使ってきた6接点のアーバンコネクタではなく、防水性能の高い10ピンのマリタイムコネクタが使われています。そして PTT は TEA 社製のユニバーサル PTT が多く使用されています。この限られた知識をもとによく調べもせずに上のセットを購入しました。


しかし、よく考えると10ピンの PTT にささるヘッドセットが必要ですし、SEAL で使われているラジオは10ピン仕様の Maritime PRC-148ですので、10ピン-10ピンケーブルも必要です。そこでいろいろ調べたところ、「FSBE MICH Maritime Shooters Kit」 という通信機器をパッケージしたキットが存在することがわかりました。そこで上の写真のセットを購入。


ヘルメット装着時に邪魔にならないネックバンド仕様の Sordin が購入の決め手になりました。SEAL 装備用に使おうと思っている、小さめサイズの MICH 2000でも快適に装着できます。


が、このキットに同梱されているケーブルに問題が。コネクタの形状が、ミリフォトで多く見られる芋虫のような形状ではないのです。この PTT とラジオをつなぐケーブルは MK48 Mod1といって、芋虫コネクタケーブル (MK48) の後継にあたる新型です。


というわけで、さらにもうひとつキットを購入。今度こそ芋虫コネクターのケーブルが含まれたキットです。


問題の芋虫コネクタ。この芋虫と先ほどの新型、さらに芋虫部分をつるっと平らにしたようなスリックなど、年代や支給キットによってコネクタが異なるそうです。


ちなみにこちらはハイノイズヘッドセットとしてキットに同梱される、MSA Sordin を PTT に接続するコネクタ。半月型の接点が覗く LEMO と呼ばれるタイプです。直接10ピンにささる Sordin もあるようですが、入手しやすいのはこの LEMO プラグの方だと思います。Sordin → LEMO-10ピンケーブル → PTT と接続します。

というわけで、FSBE キット丸々ひとつ相当とケーブル数本が無駄に余ってますが、なんとか必要なものは揃いました。


あとはこのラジオを10ピンコネクタに換装して、マリタイム仕様にすれば完成です。が、大変お忙しいトライスさんに今から出していたのでは29日のゲームに間に合わないので、とりあえず見た目だけマリタイム化することにします。


まずアーバンコネクタを取り外します。そして10ピンコネクタを装着したいのですが、穴が大きすぎてこのままでは付けられません。


そこで穴より少し大きいワッシャをかませます。


これで装着できました! もちろんコネクタは結線されていませんので通信はできません。


完成!! 鬼門だった通信機器関連装備でしたが、力技でなんとか間に合いました。思い返せば、さる装備マニアの先輩から 「この頃の通信機器は難しいから、詳しい人に確認してから買うように」 と言われたんですが、その通りにしておくべきでした・・・。

さまざまな年代や部隊を再現しようとすると、Invisio の M3s だったりまだまだ茨の道は残されていますが、とりあえず29日のゲームに向けて恰好はついたようです。フィールドデビューが待ちきれません!