あけましておめでとうございます。 ども、HANZOです。
と、いう書き出しで始めたかった本年最初のブログですが、 残念ながらまったくめでたくなくなってしまいました。 単刀直入に言います。 親友が亡くなりました。
このブログでは「アスマ」で登場したことがありますが、 ツイッターでは(の)というハンドルネームのヤツでした。
以下、(の)の職場の後輩である「碇マダオ」くんから聞いた話です。
2011年12月29日 この日の(の)はなんだか体調が悪かったらしい。
2011年12月30日 やはりこの日も(の)は体調が悪かったとのこと。 そして職場を退社してから実家に行く予定だったそうです。 しかし、どうやらあまりにも体調が悪くなり、自宅(一軒家で独り暮らし) に戻り、そこで眠ってしまったとのことでした。 ご両親は(の)が実家に来ないので彼に電話をしたら 「体調が悪いので少し寝てからそっち(実家)に行く」 と言って電話を切ったそうです。 そしてその後、ご両親は旅行に出かけたのだそうです。
……思えば、これがすべての間違いだったんです。
2012年1月2日 旅行から帰ってきたご両親が異変に感づいたのです。 どうやら(の)が実家に来た形跡がない。 そして(の)に電話をしたらばバッテリー切れを知らせるメッセージが。 ご両親は慌てて(の)の自宅に行き、合い鍵で家の中に入ったらしいのですが
……そこに、布団の中で冷たくなっていた(の)の姿があったそうです。
……以上が、オレが「碇マダオ」くんから聞いた詳細です。 もちろん、自分が見たわけではなく、又聞きなので食い違ってる情報もあるかもしれません。 さらに、死因ですが病死だと思います。しかし、詳しい内容はわかりません。
ただ、これだけは事実なんです。 (の)、はもうこの世にいない………………。
葬儀に参加される皆様へご連絡いたします。
(の)の通夜は1月8日(日)の18;00から。 告別式は次の日1月9日(祝)12時~13時です。 ちなみに場所は川崎市中原区にある『無量寺』という場所だそうです。
会場住所:神奈川県川崎市中原区中丸子498
……正直に言う。 オレはアイツの葬式になんか行きたくねぇ!!! アイツが死んだってことを受け入れなきゃいけないじゃないかっ! ……だけど、行かなかったら行かなかったでオレは残りの人生 でずっと後悔するだろうと思う。 だから……つらいけど……本当につらいけど、オレは行ってくる。 現実を受け止めて、強く生きて行こうと思う。
※以下、自分の日記になります。 詳細だけ知りたかった方はこの先長文になりますのでご了承ください。
2012年1月3日 コミケ一日目にも行けたし、大晦日にはダウンタウンの番組で大笑いし、 正月は自宅でゆっくりと過ごし、2日はオレは家族を引きつれて実家でおせちをごちそうになった。 それなりに充実した正月休みを過ごせてそこそこ満足していました。 この日は臨時で出勤することになったのですが、仕事量も少ないのでゆっくり過ごそうと思っていました。
そんな時、出かける直前に自分のケータイに着信があったことに気付きました。 ひとりは高校の同級生の「I田」。もう一人はこのブログに以前「コフィン」の名前で出てきた現HN「鳥兜」こと、 通称ダンナ。
よく見ると、ダンナからメールも入ってる。 「なんだなんだ? 正月早々飲み会の知らせか?」 なんて思いながらメールを開いた。 この直前までは、オレかなりご機嫌だったと思う。
そしてメールを開いて愕然とした。
ダンナ『俺も混乱しているのでとりあえず連絡だけ。(の)が亡くなったそうです』
……はぁ!?
うううううう、うそだ! うそだって言ってくれ! 誰かウソだって言ってくれ!!!!!
オレはそう言いながらまだ眠っているカミさんのトコへ行った。 オレがあまりにもうろたえてるので、何があったの? と何度も聞いてきた。
オレはそっとカミさんにメールを見せた。
カミさんは……オレ以上に驚いていた。
とにかくもう朝の7時半近い。 出発しなければ遅刻になってしまう。 オレは精神的にかなりショックを受け、なおかつパニックな状態で仕事へ向かった。
その日、仕事中はケータイが鳴りっぱなしだった。 メールが来たり、電話が来たり。 内容はみな、同じだった。 とりあえず、仕事の合間を縫って、連絡できるヤツにはしておいた。
仕事中だったけど、ハヤト(彼もまたオレやダンナと同じグループ『BAKARA=SEA』の一員である) にも電話した。 さすがのアイツも驚きを隠せなかったみたいだ。 『オレら(BAKARA=SEA)の中で最初に逝くヤツはアイツ(の)だろうな、なんて昔言ってたけどよ…… はえーよ! 早すぎるんだよっ!』 なんて会話だったような気がする。
そして、その日は定時の午後5時で仕事を終えた。 カミさんの顔は涙でぐしゃぐしゃだった。 「カレーライスの玉ねぎ切ってたんだよ」 なんて強がり言ってたけど、こんな時ぐらい素直になりゃいいのに、まったく。
そして帰宅して夕食後、オレは気付いた。
(の)には結構な人数の友達がいる。 大きくわけて4つ。
BAKARA=SEA……ダンナ、ハヤト、オレ、シンちゃん、そして(の)で結成されている飲み仲間。 ちなみに高校の同級生で、修学旅行の時に同じ部屋になった時から現在まで続いていた親友グループだ。
モバ校のみなさん……Mぐたんさん、Uほさん、Uほの奥さん、Mロさん、など。 (の)がネット関係で知り合った仲間たちだという。ちなみにオレは割と面識がある。
(の)の職場の人……碇マダオくん、アスコラKさん この二人とはオレは面識あり。
BAKARA=SEA以外の同級生と先生……以前同窓会で再開した仲間。主にツイッター名『ぱしり』と『I田』もここに含まれる。
……改めて、あいつの人脈の深さを知る。 オレより友達多いじゃん、アイツ(笑 その全員を悲しませやがって……ホント、ツミなやつだよ、あの馬鹿野郎は。
そして、思い知ったことがある。 (の)の次にこれらの人脈、さらに(の)のお母さんにも連絡取れるのはオレだけなんじゃないか!?
そう思ったオレは使命感に駆られ、出来る限りのことをしました。 『何カッコつけてんだよ!』なんてこと思われたかもしれませんが、そう思いたい人はそう思えばいいさ。 少なくとも、上にいる人たちはオレが先だって動かないとパニックになる可能性もあるだろうし。 とりあえず、ほぼ連絡は行きわたりました。
自分の両親にも伝えました。また、通夜当日には娘を預かってもらうことになりました。 父さん、母さん、感謝します。
自分の弟にも伝えました。 コイツもまた、(の)とは2~3回居酒屋ちょんまげで仲良くしてくれました。
自分が以前バンドやってた時のベーシストだった『あっちゃん』にも伝えました。 彼もまた、(の)と数回ちょんまげで飲む仲間でした。
某ゲーム会社のシナリオライターHさん(もうバレバレだけど)にも連絡しました。 やはり彼も2~3回ではありますが、一緒にちょんまげで飲んだ仲でした。
オレの会社のS木の兄やんにも電話しました。 彼ともよくちょんまげで飲んでました。 ちなみにオレは兄やんに電話した時号泣してしまったのを覚えています。
そして、いてもたってもいられなくなり、 オレはオレたちいきつけの居酒屋『ちょんまげ』に電話をしました。 店長の楊さんに連絡しました。 (の)の訃報を聞いた瞬間、「えーーーーーーーー!? マジでーーーーーーーー!?」と 大声で驚いていました。 自室の隣の寝室にいたカミさんがその声を聞いていたので、 かなり大声で驚いていたんだと思います。 もしかしたら、お店にいた従業員さんやお客さんはびっくりされたかもしれません。
自分が連絡したのはそれぐらいでしょうか。
残念ながら通夜、および告別式当日に来られないメンバーもいます。 でも、それも仕方ありません。 だって、あまりにも急に亡くなったんだから。
正直、オレは今でも心の準備が出来てないです。 シュタインズ・ゲートの世界が現実なら、タイムリープしてアイツを助けに行きたい。 デロリアンのタイムマシンがあるなら今すぐ2011年12月30日に戻りたい。 でも、やっぱり無理なんです。悔しいかな過去は変えられないんです。
仕事中は頭の中でXJAPANの「With out you」が流れまくってました。 そんな精神状態を察してか、親友たちはオレの体調のことを気遣ってくれています。 なんでそんなに心配されるのかって思うけど、そうか、オレは鬱病って診断されたんだっけ、 なんて思うぐらい、今ちょっと混乱しています。
とりあえず、今は少しだけ落ち着きました。 子供の頃、おばあちゃんを亡くした時みたいにワンワン大泣きして 熱出して3日間寝込む、みたいなことにはならないと思います。
でもやっぱり、つらい。 つらすぎる……。 失ったものは大きすぎるんだよ! 誰も、アイツの代わりになんかならないんだよ!
5人揃ってのBAKARA=SEAだろうがよ!
いつかみんなで旅行しようって言っただろうがよ!
またアキバ行こうなって行ったじゃんかよ!
オレんちマンションに引っ越してから遊びに行くって言ったじゃんかよ!
またROMケット行こうなって言ったじゃんかよ!
またカラオケ行こうなって言ったじゃんかよ!
他にも約束、いっぱい、い~~~~~~っぱい、したじゃんかよ!
なんで、そんなに簡単に約束破るんだよ。 信じられないよ、ばかやろう!(涙
だけど、最後にこれだけは言っておくぞ!
おい、(の)!!!!!!!!!!
生まれ変わってもまた親友になってもらうからな! イヤだって言っても絶対親友になるからな! 絶対だぞ!!!
……長文失礼しました。 今のオレの心境は、こんな感じです。 不快に感じたら、申し訳ありませんでした。
それでは……。
最後に、ここまで読んでくださったみなさんへ。 ……しばらく、オレの心は晴れないと思いますが、そっとしておいてください。 そして、オレのこと心配してくださった方々、感謝いたします。