記事詳細
トヨタ中国合弁の相手先、国有大手会長を党規違反で調査
【北京=河崎真澄】中国共産党の中央規律検査委員会は15日、重大な党規違反と違法行為で国有自動車大手、第一汽車集団の徐建一会長を調査していると発表した。一汽はトヨタ自動車やドイツのフォルクスワーゲン(VW)など海外企業と合弁事業を展開している。昨年末には日産自動車との日中合弁会社の中国人幹部が調査中と公表された。いずれも習近平指導部の汚職摘発キャンペーンの一環とみられ、既得権益層である国有企業にもメスを入れる姿勢を強調した。