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最終更新:2015年3月11日(水) 6時41分

タイで日本人男性がタクシーに忘れた500万円が戻る

 タイの首都バンコクで、日本人男性が紛失した現金およそ500万円をタイ人のタクシー運転手が地元ラジオ局に届け、男性の手元に無事、戻りました。

 今月4日からバンコクを訪れていた56歳の日本人男性は、9日未明、タクシーの後部座席に現金およそ500万円が入ったリュックを置き忘れました。

 その後、タクシーの運転手はこのリュックを地元のラジオ局に届け、情報提供の呼び掛けを依頼。ラジオ局が警察に照会したところ、この日本人男性のものと判明し、10日、運転手が直接、男性にリュックを手渡しました。

 「良いことをしてとても嬉しい気持ちです。これからもいいことをし続けたいと思います」(運転手)

 タイ政府は現在、観光客に優しい街づくりの一環としてタクシー運転手のマナー向上を掲げていて、警察も「こうした事例が増えればタイのイメージアップにもつながり、多くの観光客が安全安心を感じることができる」と話しています。

 「もう戻ってこない」と諦めていたという日本人男性は、タイ人ドライバーに感謝の言葉を述べ、お礼として現金20万円を運転手に贈呈しました。(10日20:28)

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