15日、ももいろクローバーZ主演映画『幕が上がる』で企画されていた、全国127の上映館で舞台あいさつを行う“行くぞ!全国、待ってろ!全国”イベントのフィナーレを飾る舞台あいさつが行われ、ももクロメンバーの百田夏菜子、玉井詩織、高城れに、有安杏果、佐々木彩夏、そして本広克行監督が登壇した。
ももクロ、全国127館舞台あいさつ達成! プラス1館追加発表にも意欲! 画像ギャラリー
1月27日の完成披露試写会で発表された全国127上映館での舞台あいさつ。総移動距離約5万キロを駆け抜けたメンバーたちが、ラストの地である新宿バルト9に登場すると、場内からは地響きのような大歓声が上がった。
リーダーの百田は「127館と聞いた時にはビックリしましたが、みんなで手分けをしながら無事達成することができました。たくさんの方が映画を観てくださったと実感できてうれしかった」と満面の笑顔を浮かべる。しかし、初めての演技経験、そして映画の舞台あいさつ。最初は戸惑うこともあったようで、本広監督からは「もっと真心を込めて映画を宣伝しなさい」と厳しい指導も受けたという。
その他のメンバーも、口をそろえて「ライブとは違って、普段行けないような場所に赴くことができて、ファンと一緒に幕を上げることができた」と充実感でいっぱいの様子。玉井は「司会力向上」をテーマにあげていたが、高城から「スムーズにさくさくと進行しているのをみて、すごいと思った」と健闘を称えられ感無量の表情を浮かべていた。
この日は有安の20歳の誕生日。メンバーみんなでハッピーバースデーを歌う演出や、原作者の平田オリザからの心のこもった手紙、そして共演者のムロツヨシからの生電話など、内容盛りだくさん。そんな中、舞台あいさつの最後には、4月11日に、本作動員に多大なる協力をしてくれた映画館に、ももクロメンバー5人で再度舞台あいさつを行うことが発表(場所等の詳細は未定)されると、会場はこの日一番の盛り上がりを見せていた。
本作は、劇作家・平田オリザが発表した同名小説を、映画『踊る大捜査線』シリーズの本広克行監督が映画化。地方都市の弱小演劇部に顧問として赴任した伝説の学生演劇の元女王が、熱い思いを伝えることによって、全国を目指して部員たちが奮闘する姿を描いた青春物語。5月1日からは同名の舞台の出演が決まっているももクロメンバーは「また新しい風を吹かせたい」と意欲を語っていた。(磯部正和)
映画『幕が上がる』は全国公開中