Bookshelf - 至福の時間 -

5人のジュンコ 作者: 真梨 幸子 出版社/メーカー: 徳間書店 発売日: 2014/12/10 メディア: 単行本

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伊豆連続不審死事件で佐竹純子が逮捕された。
彼女の周囲では5人の男性が不審な死を遂げていた。
そのニュースを知った中学時代の同級生・篠田淳子は封印していた
過去を思い返すことになる
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連続殺人容疑で逮捕された佐竹純子を中心に中学時代の同級生や
事件を追うジャーナリストたちがジュンコという名前だったために
事件に巻き込まれていきます。

この作品には佐竹純子、篠田淳子、田辺絢子、守川諄子、福留順子という
5人のジュンコという名前の女性が登場します。

複数の男性と婚約し結納金など騙し取り事故に見せかけ殺害するという
手口で殺人を続けていた佐竹純子が逮捕され
純子と同級生で傍からは親友だと思われていた篠田淳子が
純子と共に過ごした中学時代を振り返ります。

次第に佐竹純子という殺人犯の人となりが明らかになっていきます。
5人のジュンコのそれぞれのエピソードが描かれますがだんだん
「ジュンコ 怖いよ～」って感じでさすが真梨さんの作品だなと納得させられました。

そして最後の章「エピソード0」で驚きのどんでん返しが・・・。
やっぱりジュンコは怖かった（＾＾；

WOWOWで4月4日（土）スタートする海外ドラマ「エクスタント」の
第1話先行放送を観ました。

スティーヴン・スピルバーグ製作総指揮、そして真田広之さん出演で
話題になってるドラマだったので楽しみにしてましたよ～



主人公のモリーを演じているのはハル・ベリー。
モリーは女性宇宙飛行士で13ヶ月間、宇宙ステーションで単独任務に就いていました。
そして無事任務を終え夫と息子が待つ家に帰ることができたのですが
単独任務だったというのに妊娠していることが判明。

何故？何故？何かの間違いじゃ？と驚くモリー。
どうやら宇宙ステーションでの任務中に起きた通信障害時の
出来事が関係あるらしいがまだ謎。

一方、モリーの夫はアンドロイドの開発をしてまして彼とモリーの子供は
実はアンドロイドの試作品なのです。
でもほとんど人間と変わりません。
なんだか映画「A.I.」の世界観。

気になる真田さんはヒデキ・ヤスモトという大企業の社長さんですよ。
初登場の場面がビックリです。ふんどし姿で登場♪（笑）
良くありがちな色デザインとは一味違う近未来的（？）なデザインでした。

そんなこんなで何だか面白そうな予感♪

でもこのドラマは字幕で観ようかな～と思いましたよ私は。

ハル・ベリーの吹替えを女優さんがやってるんですけど
すごく違和感があってがっかりしたのです。
やっぱり声優さんにして欲しかったな～　それだけが残念。

***放送日時***
毎週（土）23：00 二カ国語
毎週（水）22：00 字幕
※第1話無料放送

詳細はこちら http://www.wowow.co.jp/drama/extant/

我が心の底の光 作者: 貫井 徳郎 出版社/メーカー: 双葉社 発売日: 2015/01/21 メディア: 単行本

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峰岸晄の父は母を殺した。
その後、5歳で伯父夫婦に引き取られたが愛情を知らずに育つ。
学校ではいじめられ家では伯父夫婦が営む中華料理店を手伝う晄だったが
幼いころから空腹を抱えながら生きてきた晄が向かう人生とは？
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主人公の峰岸晄の母親は子供を部屋に置き去りにし何日も帰らないで
時々食べ物を与えに帰るというようなことを繰り返していました。
そしてそれはエスカレートし晄は飢え死に寸前で発見され救出されます。

しかしそんな母親に激怒した父親がはずみで母親を死なせてしまいます。
その後、伯父夫婦に引き取られた晄ですがそこでも晄の居場所はなく
幸せな生活は待っていませんでした。

6章で構成された晄の物語。
暗い影を引きずるような作品でしたが愛情を知らずに育った晄に
光は差すのか？
ちょっと驚きのラストでした。

冷蔵庫を抱きしめて 作者: 荻原 浩 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2015/01/22 メディア: 単行本

この作品は8編の作品を収録した短編集です。
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シングルマザーの幸乃は同居している琢磨の暴力におびえていた。
2歳の娘にも暴力をふるう琢磨に対し幸乃がとった行動とは？
『ヒット・アンド・アウェイ』

結婚後、夫と食べ物の好みがまるで違うことに気づいた妻は
食事作りに苦悶するが、やがて過去に患った摂食障害の症状が・・・。
『冷蔵庫を抱きしめて』 など8編を収録。
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やっぱり荻原さん、こういうの書かせたら凄いな～
面白すぎ（＾＾）

8編の様々なストーリーが描かれているわけですが思わず笑ってしまうような
登場人物の言動や文章の書き方に楽しませてもらいました。

DV男から娘を守るためにある決意をする女性の話は痛快なラストが
待ってます。

マスクなしでは人前に出られなくなってしまったサラリーマンの話では
今ではよく見かけるようになった使い捨てマスクについての描写に
よく観察してらっしゃるな～と笑わずにはいられませんでした。

何気ない日常、そういう人いるいる！と思わずうなずいてしまうような
ストーリー満載の1冊でした。

早いものでもう3月がやってきます。

最近レコーダーが予約でいっぱい！（ほとんどアニメ・笑）
容量も不足しがちで画質を落として録画したりしてます（＾＾；

そんな中、楽しみなドラマがもうすぐ始まりますよ。
WOWOWで3月7日（土）からスタートする「ナイトメア～血塗られた秘密～」（全8話）



エヴァ・グリーンやジョシュ・ハートネットが出てます。
イーサン・チャンドラー役のジョシュ・ハートネットの吹替え担当は
内田夕夜さんだよ～♪♪♪ 嬉しすぎる♪

19世紀末のロンドンを舞台にしたゴシックホラーということで
いろいろ出てきそうでワクワクです（笑）

***放送日時***
毎週（土）深夜0：00 二カ国語
毎週（水）23：00 字幕
※第1話は無料放送


詳細はこちら http://www.wowow.co.jp/drama/night/

原題：AMERICAN SNIPER [2014年 アメリカ]
監督：クリント・イーストウッド
出演：ブラッドリー･クーパー/ シエナ・ミラー/ ルーク・グライムス/ ジェイク・マクドーマン/
　　　 ケビン・ラーチ/ コリー・ハードリクト/ ナビド・ネガーバン







「アメリカン・スナイパー」観てきました。

この作品は伝説のスナイパー、クリス・カイルの自伝をもとに映画化されました。

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子供の頃から夢だったカウボーイとして弟と活躍するカイル（ブラッドリー・クーパー）は
あるニュースをきっかけにアメリカ海軍特殊部隊ネイビーシールズに入隊する。
厳しい訓練の中、カイルはタヤ（シエナ・ミラー）と知り合い結婚するが
直後、イラクに派遣されることが決まった。
カイルの人並み外れた狙撃の腕は味方の隊員たちを助け
彼はレジェンドと呼ばれるようになるが4回にわたり戦場に派遣されたクリスは
戦場の過酷さや仲間の死を目の当たりにして帰国してからトラウマに悩まされる。
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伝説のスナイパー、クリス・カイルの半生を描いたこの映画、
緊張感ある予告編を観たときから気になっていました。

幼いころから厳格だけど家族思いの父親に育てられていたクリスは
ネイビーシールズに入隊します。
死者が出るんじゃないか？と思うほど厳しい訓練を経てイラクに派遣されたクリスは
家族を思いながら戦場で過酷な任務を遂行していきます。
実話ということもあって戦場の様子が壮絶にリアルに描かれていました。

クリスは狙撃の腕前を買われ隊員たちからはレジェンドと称されるように
なりますが戦場に行くたびにクリスの心は傷ついていきます。
任務を終え帰国したあとからも苦悩の日々は続くのだな、と思い知らされました。

クリスが最後どうなるのかは知っていたので驚きはなかったですけど
最後のシーンは切なく涙涙でした。

先日のアカデミー賞では主演男優賞を逃してしまったブラッドリー・クーパーですけど
クリス・カイルを見事に演じていたと思います。


公式サイト http://wwws.warnerbros.co.jp/americansniper/

絶叫 作者: 葉真中 顕 出版社/メーカー: 光文社 発売日: 2014/10/16 メディア: 単行本

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江戸川区の住宅でNPO法人の代表理事・神代武が殺された。
同居していたとみられる女性が行方不明になっており警察は
女性の行方を追う。
一方、国分寺のマンションで女性の腐乱死体が発見される。
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マンションで孤独死していた女性・鈴木陽子。
彼女の周辺を捜査していくうちにこの女性が結婚、離婚を繰り返していた
ことや不審な点などが浮かびあがってきます。

そして語られていく鈴木陽子という女性の壮絶な人生。
社会に見放されたと感じた陽子がやがて犯罪に手を染めていく過程が
描かれ、やがて神代との接点も見えてきます。

終盤のどんでん返しは予測つきそうな感じなんですけど
あっと驚いてしまいました。

ハサミ男 (講談社文庫) 作者: 殊能 将之 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2002/08/09 メディア: 文庫

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世間を騒がす連続少女殺害事件。
被害者はハサミを首に突き立てられ死んでいたことから犯人は「ハサミ男」と
名付けられていた。
このハサミ男、三人目のターゲットを見つけ彼女のことを調べ上げるが
この彼女の死体を発見してしまう。
しかもそれは自分の手口を真似た犯行だった。
誰が彼女を殺したのか？ハサミ男は調査を始める。
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この作品は何年か前から気になっていて読んでみたかった作品です。
これって2005年に豊川悦司さん主演で映画化されれたんですね～
知らなかったのか忘れてたのか・・・

主人公のハサミは気に入った美少女を見つけるとその人物のことを
調べあげやがて殺害します。

そんなハサミ男の犯行の手口を真似た殺人事件が発生。
第一発見者はハサミ男。
しかも殺されたのはハサミ男がターゲットにしていた少女でした。

警察はこの殺人もハサミ男の仕業と断定し捜査をしますが
ハサミ男は自分のターゲットを横取りした人物を追っていきます。

終盤で明かされるハサミ男の正体（？）に驚き。
おぉ～そうきたか！となんだかワクワクせずにはいられませんでした。
騙されていたな私（＾＾；

原題：MOOMINS ON THE RIVIERA[2014年 フィンランド/ フランス]
監督：グザヴィエ・ピカルト
出演（声）：高山みなみ/ 大塚明夫/ 谷育子/ かないみか/ 子安武人/ 佐久間レイ/ 小林優子
　　　　　　







「劇場版ムーミン 南の海で楽しいバカンス」観てきました。

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住み慣れたムーミン谷を抜け出し地中海海岸の観光地リビエラに
やって来たムーミン一家。
初めての南の海でのバカンスに一家は大はしゃぎ。
しかしフローレンとムーミンパパの言動に腹を立てたムーミンとムーミンママは
静かに過ごすことを決意し一家はバラバラになってしまう。
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ムーミンの原作者トーベ・ヤンソン生誕100周年を記念して製作された
長編アニメーションということでこの作品はとてもとても楽しみにしていました。

子供の頃から好きだったムーミンをスクリーンで観れる日が来るとは！（＾＾）
手書きで描かれたこの作品は絵のタッチがシンプルで素敵で
スクリーンに釘付けになってしまいました。

ムーミン谷を舞台にした原作とは違いムーミン一家が南の観光地へと
繰り出していきます。
初めて見る風景に大はしゃぎの一家。
ムーミン一家の天然ぶりが炸裂していて微笑ましい限りでした♪

南の海での一騒動を経てやっぱりムーミン谷が一番良いな～と
思ったのでは？（＾＾）
観てるほうも最後はホッとして温かな気分になりました。

ムーミンのお家の庭がとっても素敵でお気に入りです。
フィンランドの暮らしに憧れる私はほのぼのさせられました。
BD出る日が待ち遠しいです。


↓ 公式サイト

原題：MORTDECAI [2015年 アメリカ]
監督：デヴィッド・コープ
出演：ジョニー・デップ/ グウィネス・パルトロー/ ユアン・マクレガー/ ポール・ベタニー/ オリヴィア・マン







「チャーリー・モルデカイ 華麗なる名画の秘密」観てきました。

この作品はキリル・ボンフィリオリの小説「チャーリー・モルデカイ」シリーズの映画化です。

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イギリスの美術商チャーリー・モルデカイ（ジョニー・デップ）は諜報機関MI5に
盗まれたゴヤの幻の名画の捜索を依頼される。
モルデカイは用心棒のジョック（ポール・ベタニー）と共に名画の行方を追うが、その名画には
世界を驚愕させる財宝の隠されておりマフィア、テロリストを巻き込んだ
争奪戦が繰り広げられる。
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妖しい美術品を売りつけて金儲けをするインチキ美術商のモルデカイ。
お屋敷に住み優雅な暮らしをしているかと思えば、実は借金だらけで危機を迎えています。
そんなモルデカイに学生時代からの友人でMI5警部補のマートランド（ユアン・マクレガー）が
盗まれた絵画の捜索を依頼してきました。

モルデカイは早速絵画の行方を追うんですけど他にも絵画を狙う連中が出てきて
危険な争奪戦に巻き込まれていきます。

モルデカイのキャラが愉快なのは言うまでもないですけどジョックがすご過ぎて
インパクト大でした。
ジョックはモルデカイの召使＆用心棒で一見強面の男なんですけど
モルデカイを凌ぐかのような強烈なキャラで館内は笑いが起きてましたね（＾＾；

そしてユアン・マクレガー♪
ん～格好良かったです！
幻の名画を巡るドタバタ劇が最後まで楽しめました。

この作品はイギリスのミステリー作家キリル・ボンフィリオリの小説でシリーズもの
なので続編があればいいな～と思います（＾＾）
本も是非読んでみたいです。

公式サイト→ http://www.mortdecai.jp/


チャーリー・モルデカイ (1) 英国紳士の名画大作戦 (角川文庫)