広島が舞台の映画「びったれ!!!」-主演の田中圭さんらクランクイン会見
オール広島ロケの映画「びったれ!!!」のクランクイン会見が3月9日、「八丁座映画図書館」(広島市中区胡町)で行われ、主演の田中圭さんと呉市在住の原作者田島隆さんが意気込みを語った。
同作はお人好しのシングルファザー、切れ者の司法書士、元ヤクザの3つの顔を持つ主人公の伊武努が、弱者を救おうと奮闘するストーリー。タイトルの「びったれ」は、広島の方言で小心者を意味する。
今年1月にローカル局発の連続ドラマとして全国10局で放送が始まり、伊武役を田中さんが広島弁で熱演。作中には広島の街並みも登場するがロケは今回が初めて。広島では放送時間帯の視聴率が6.8%を記録するなど好調で、最終話の放送を前に映画化が決定した。
これまでも、「カバチタレ!」「極悪がんぼ」など、自身の作品が映像化するたびに広島ロケを熱望してきたという田島さんは今回、脚本にも参加。広島ならではの舞台設定を盛り込み、「広島の日常をあちこちにちりばめていきたい」と力を込める。
広島での撮影について、「うれしい。ロケ地からもらえるパワーがある」と田中さん。「広島の皆さんに助けてもらいながら頑張りたい」とも。映画では佐伯区湯来町も登場することから、「ぜひ県民のみなさんに見ていただきたい」と作品をPRした。
映画は今秋~冬の公開予定。