【若者も要注意】「孤独感」は喫煙や飲酒、肥満と同じくらい寿命を縮めることが明らかに

2015年03月15日 07時09分

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123RF
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社交的であるかどうか、というのは性格によるところが大きい。だが、「人前に出るのはちょっと…」という人でも、友人を持ち、積極的気に社会とのつながりを維持した方がよさそうだ。

というのも、孤独でいると早死にするリスクが高まり、肥満と同じくらい寿命を縮める要因になるのだという。

社会と関わりがあると長生き

ブリガムヤング大学の研究チームが、これまでに行われたさまざまな健康調査のデータ(対象者300万人超)を分析して明らかになった。

それによると、社会とつながっていない人は早死にしやすく、逆に友人を持つなど社会とのつながりを維持している人は健康で長生きする傾向が浮かび上がった。

高齢者だけでなく若い人も

もちろん、死亡リスクは個人の年齢や健康状態、経済状況などによって異なるわけだが、それでも孤独が寿命を縮める要因になっているのは変わらないのだとか。

また、孤独は1日15本の喫煙やアルコール中毒、そして肥満にも匹敵する短命リスクとのこと。

これは、伴侶を亡くすなどして孤独な環境に陥った人だけでなく、もともと孤独を好む人にもいえるという。高齢者ほど孤独に陥りやすいが、研究チームは「若い人であっても孤独が短命を招きやすくなることに変わりはない」と指摘する。

研究著者の1人、ティム・スミス氏は「つまるところ、社会とつながりを持ちアクティブであれば、心身ともにより健康でいられるということ」と話す。

年齢にかかわらず、趣味を持って仲間と一緒に活動したり、日頃からイベントなどに積極的に参加したりするとよさそうだ。