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18歳少年は「カラ威張り君」だった ボスキャラというより…

川崎中1殺害事件

18歳少年宅の捜索で自転車などが押収された
18歳少年宅の捜索で自転車などが押収された
Photo By スポニチ

 18歳少年は、幼なじみの男性によると中学2年ごろから荒れ始めた。複数の知人は「弱い者に強かった」と口をそろえた。

 近隣の住民に対しても同じだった。運送業で働く男性(54)によると、4年前に妻と18歳少年の家を通り掛かった際にトラブルになった。男性と離れて歩いていた妻が、つばを吐きかけられ「ばばあ」と威嚇された。しかし、男性が駆け寄り「ばばあって何だ!」と叱ると態度が一変。「そんなこと言ってないっすよ。携帯電話で話していた相手にバカと言った」と釈明。自分より強い立場の人間を前にすると、不良としての顔が途端に消えた。2年ほど前には自宅前で、逮捕された17歳少年ら仲間と喫煙する姿などを目撃したという。

 無職の男性(72)は2年前、自宅があるアパートに夜中、18歳少年が押し掛けて来たことがあった。アパートにグループの1人が住んでおり、「おい!いるんだろ!出てこい!」とドアをガンガンと叩いた。靴にジュースをこぼされて、その弁償を求めていた。警察が来て一度は引き揚げたが、警察の姿が見えなくなると再び現れたという。

 18歳少年と、逮捕された17歳少年のうち1人は中学時代の同級生。2人を知る男性(18)によると、「17歳少年はあまり目立たない存在。18歳少年はボスキャラというよりチンピラキャラだった」と言う。昨年、夜中に2人が一緒にいる姿を見掛けた。18歳少年は、酔っぱらっているように見え、ガードレールを蹴っており「17歳少年はその様子を面白がって見ていた」と話した。

 近所の住民によると、18歳少年は運送業で働く父親、フィリピン人の母親、姉、妹、祖母の6人で暮らしていた。付き合いのあった元飲食店店主によると、父親は仕事の関係で家を空けることが多かった。

 一方、母親が故郷のフィリピン料理を店に持ってきてくれたこともあり「料理がうまかった」と説明。自宅周辺では姉、妹が祖母と散歩する姿も目撃されており、知人は「家族仲は悪いようではなかった」と話した。

[ 2015年3月1日 05:30 ]

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