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台湾 原発の建設中止求め大規模デモ
3月14日 19時14分

台湾 原発の建設中止求め大規模デモ
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台湾では、東京電力福島第一原子力発電所の事故のあと安全性などを巡って論争が続いている、新たな原発の建設中止などを求める大規模なデモが行われました。
台湾では、福島第一原発の事故のあと、原発の安全性への不安を訴える声が市民の間に広がり、既存の3か所の原発は現在も稼働を続けていますが、台北近郊で進められていた「第4原発」の建設は、去年いったん凍結する方針が決まりました。
東日本大震災から4年がたったのにあわせて、14日台北や南部の高雄などで「第4原発」の建設中止などを求める市民がデモを行いました。
このうち台北では、警察の発表で1万人以上が参加し、「原発に別れを告げよう」などと声をあげながら中心部を行進しました。
子ども連れで参加した母親は、「原発事故はとても心配です。日本で起きた不幸な事故を教訓にして、子どもたちにより安全な環境を残したい」と話していました。
台湾の電力会社は、「第4原発」の建設がさらに遅れた場合、今後電力不足が起きるおそれがあるなどとして、稼働している既存の原発の運転期間の延長も検討しています。
これに対し市民団体などは、再生可能エネルギーの利用や省エネの取り組みなどを積極的に進めるべきだと訴えて、強く反対しています。

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