中野寛
2015年3月13日22時38分
上野と札幌を結ぶ寝台特急「北斗星」の定期運行の最終列車が13日、両駅を出発した。JR上野駅では約3千人のファンが別れを惜しんだ。青い寝台車を機関車が引いて走る特急列車「ブルートレイン」の定期運行はこれで終わる。
午後6時44分、北斗星が13番線ホームに入ると、ファンらは歓声をあげてカメラのシャッターを切った。
名古屋市西区の会社員加藤典吏子(のりこ)さん(53)は、ブルトレに乗るのは約30年ぶり。「車内でのおしゃべりや景色を楽しむ時間も、旅のだいご味。ブルトレがなくなるのは残念だけど、ゆっくり楽しみたい」と話し、大学2年生の三男寛(かん)さん(21)と乗り込んだ。
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