巨人・内海、開幕アウト　利き腕の左前腕部の筋肉に炎症

　巨人は１２日、内海哲也投手（３２）が左前腕部の炎症のため２軍で調整すると発表した。内海は川崎市のジャイアンツ球場で練習し、一切ボールを投げずに調整。２７日の開幕に間に合わせることは絶望的となり、「球団発表の通りです。焦って頑張ります」と話した。

　４日の日本ハムとのオープン戦（札幌ドーム）で３イニングを１安打無失点と好投し、その後に異常を訴えていた。この日はキャッチボールの輪に加わらず、仲間と一緒に受けた投手ノックも捕球動作まで。その後は外野フェンス沿いを走り込んだ。

　開幕５連敗と苦しんだ昨季は５年ぶりの１桁勝利（７勝）に終わったが、投手陣のリーダーで精神的支柱でもある左腕。斎藤投手コーチは「１日も早く（戻ってほしい）ね」と早期復帰を願った。　（小林孝一郎）