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【プロ野球】

巨人・菅野が5イニング1失点 本領発揮で「これならいける」と手応え

2015年3月13日 紙面から

先発しソフトバンク打線を松中の本塁打の1安打に抑えた菅野=ヤフオクドームで(戸田泰雅撮影)

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◇巨人4−2ソフトバンク

 巨人の開幕投手候補の菅野は球の切れ、制球が上々で5イニング1安打2失点と復調の兆しを見せた。4回には高橋由がチームのオープン戦1号本塁打を放った。ソフトバンクは松中が4回に2ラン。帆足、寺原がともに連打から失点した。

◆開幕候補1番手

 開幕投手に限りなく近づいた。巨人の先発・菅野がオープン戦3戦目で本領を発揮した。ほぼベストメンバーのソフトバンクに真っ向勝負を挑んだ。4回に松中の2ランで2点を失ったが、任された5イニングで許した安打はこの1本のみ。安定感をようやく取り戻した。

 「きょうは良かったと思う。持ち味のコントールやキレが戻りつつあります」。降板後の菅野は確かな手応えを感じていた。球速は146キロをマークしフォークで3三振を奪った。「これならいけるという感覚を得られた」。自信の方も完全復活だ。

 開幕投手の座をともに争っていた内海が左腕の炎症で2軍で再調整となり、開幕ローテ入りが絶望。首を寝違えた杉内も調整が遅れている。菅野も12日ぶりの登板。入念な遠投とフォームチェックでいい時の感覚を取り戻そうと必死だった。

 「任されたポジションを全力でやるという思いはありますね」

◆コーチお墨付き

 思いがこもった64球。首脳陣は胸をなで下ろした。原監督は「(候補の)何人かの一人」と開幕投手についての明言を避けたが、斎藤投手コーチは「(可能性は)一番間違いないでしょう。間違いないでしょ。きょうみたいな投球なら推薦できる」。菅野にとっても、チームにとっても大きな収穫を得た登板となった。(川越亮太)

 

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