中日スポーツ、東京中日スポーツのニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 中日スポーツ > プロ野球 > 紙面から一覧 > 記事

ここから本文

【プロ野球】

巨人・由伸、あるぞ開幕4番 14日・西武戦で起用へ

2015年3月14日 紙面から

笑顔で亀井(左)らの練習を見守る巨人の高橋由兼任コーチ=川崎市のジャイアンツ球場で(戸田泰雅撮影)

写真

 あるぞ、開幕4番−。巨人の原辰徳監督(56)が13日、今季からコーチ兼任の高橋由伸外野手(39)を14日の西武戦(西武プリンスドーム)で4番に起用する方針を示した。来月3日には不惑となる背番号24。原監督は低調な打線の起爆剤として期待をかけている。

 「あしたの4番は由伸でいきます」と原監督。意図を聞かれると「種明かしはできないね」とけむに巻いた。しかし、12日のソフトバンク戦(ヤフオクドーム)後には高橋由の状態を「ずっといいと思う」と評価。今季初の4番起用にゴーサインを出した。

 オープン戦に入ってからの高橋由は好調をキープ。出場12試合での成績は打率こそ2割5分9厘と低めだが、長打率4割8分1厘、打点5と勝負強さは健在。さらに、12日の試合では今季のチーム第1号となる2ランを放つなど確かな働きぶりをみせつけている。

 一方、巨人打線は貧打続き。九州遠征後には不振の村田を「本来の姿ではない」として、無期限の2軍調整に入らせることを決めた。この日は予定を変更して帰京後に若手中心の打撃練習をジャイアンツ球場で実施したほどだ。そんな中で高橋由の存在は光る。結果次第では阿部やセペダと並ぶ開幕4番の候補となる可能性を秘める。

 この日の練習では、高橋由はコーチ業に専念。指揮官のプランの感想を聞かれても「特に変わったことはないですよ」と淡々と答えた。これぞ、公式戦142試合で4番を務めた男の貫禄。自らに任された役割をしっかりとこなしていく。 (川越亮太)

 

この記事を印刷する

PR情報

おすすめサイト

ads by adingo




中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ