2015年3月15日00時08分
死ぬ前にレンブラントの絵が見たい――。そんな末期患者の思いが、オランダのボランティア団体によってかなえられた。
レンブラントは「光の魔術師」と呼ばれ、17世紀を代表するオランダの画家。AP通信によると、患者は78歳の女性で、全身の筋肉が動かなくなる筋萎縮性側索硬化症(ALS)に冒され、末期的症状という。
死期が迫った人の望みを実現する活動をしている「アンビュランス・ウィッシュ財団」が3日、女性を特別なベッドに寝かせ、閉館後のアムステルダム国立美術館に伴った。財団によると、名画に接した女性は鑑賞を穏やかに楽しみ、とても幸せそうだったという。
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