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シャープ 液晶パネルの新技術を発表
3月10日 20時24分

大手電機メーカー「シャープ」は、業績悪化の原因となっている主力の液晶パネルについて新技術を活用した製品を発表し、巻き返しを図る方針を明らかにしました。
シャープが発表した液晶パネルの新製品は、主に企業向けに販売するもので、このうち、電子黒板などに使う70インチの大型ディスプレーは、毛筆の筆先でも感知できる高い感度を備えています。また、車のカーナビに使う液晶パネルは、運転席から見る場合と助手席から見る場合で、見える画面が変わる特殊なものです。シャープは液晶パネルの事業が振るわず、ことし3月期の決算で2年ぶりに最終赤字に陥る見通しで、経営の立て直しを急いでいます。このためシャープは、価格の変動が激しい消費者向けの液晶パネルより、安定的な収益が期待できる企業向けの製品の割合を高めたいとしています。方志教和専務執行役員は「液晶パネル事業を市場の変動に耐えうる事業構造に変えて、ビジネスを今後も続けていきたい」と話していました。

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