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積水化学 子会社の不正会計で処分
3月10日 20時24分

大手化学メーカー「積水化学工業」は、子会社が不正な会計処理を行っていた問題を受けて、子会社の前の社長を懲戒解雇とする社内処分を発表しました。
この問題は、積水化学の子会社で、上下水道管の補修などを行う「日本ノーディッグテクノロジー」が平成19年ごろからおよそ8年間にわたって、その年度に計上すべき費用を次の年度に繰り延べるなどして、合わせて10億円余りの架空の利益を計上していたものです。
これを受けて積水化学は10日、不正に関わっていた子会社の幹部ら6人の社内処分を発表しました。
このうち、子会社の前の社長だった積水化学の工場長を今月末付けで懲戒解雇するとともに、今の社長と専務を解任するとしています。そのほかの幹部についても降格などの処分を行うとしています。
調査を行った弁護士などで作る特別調査委員会は、不正の原因について、「売り上げ目標を達成するために無理をしたもので、不正を認識していた経営陣の中にも止める者はいなかった」と指摘しています。
積水化学は、「再発防止策と合わせて、失った信頼の回復に努めて参ります」と話しています。

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