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ロシアで第2次世界大戦勝利70年の記念式典3月10日 23時23分
ロシア極東のサハリンで、第2次世界大戦に勝利してから70年を記念する式典が開かれ、地元の幹部は北方領土を含むクリル諸島が大戦の結果、ロシアの領土になったとする従来の立場を強調しました。
ロシアでは、第2次世界大戦に勝利してから70年になるのを記念して先月から、前線で戦った兵士をたたえる式典が各地で開かれています。
10日は、旧日本軍との戦闘が行われたロシア極東サハリンの中心都市ユジノサハリンスクで開かれ、会場の広場には地元政府の関係者のほか退役軍人や市民などおよそ500人が集まりました。
このなかで地元の国境警備局の幹部は、「南サハリンとクリル諸島を解放したことで、戦争が終わった」などと述べ、戦後、サハリン南部と北方領土を含むクリル諸島がロシアの領土になったとする従来の立場を強調しました。そのうえで、「歴史を偽造しようとする動きが強まっている」と述べ、第2次世界大戦の結果を見直そうとする動きがあるとして、警戒感を示しました。
式典の開催地では、記念に作られたトロフィーと旗がリレーされることになっていて、5月下旬には首都モスクワで式典が行われる予定です。
10日は、旧日本軍との戦闘が行われたロシア極東サハリンの中心都市ユジノサハリンスクで開かれ、会場の広場には地元政府の関係者のほか退役軍人や市民などおよそ500人が集まりました。
このなかで地元の国境警備局の幹部は、「南サハリンとクリル諸島を解放したことで、戦争が終わった」などと述べ、戦後、サハリン南部と北方領土を含むクリル諸島がロシアの領土になったとする従来の立場を強調しました。そのうえで、「歴史を偽造しようとする動きが強まっている」と述べ、第2次世界大戦の結果を見直そうとする動きがあるとして、警戒感を示しました。
式典の開催地では、記念に作られたトロフィーと旗がリレーされることになっていて、5月下旬には首都モスクワで式典が行われる予定です。