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中国の生産者物価指数 大幅な落ち込み3月10日 14時01分
中国では企業が製品を出荷する際の値動きを示す指数が、先月は前の年の同じ月に比べて4.8%の下落と、5年4か月ぶりの大幅な落ち込みとなり、中国経済が減速するなか、内需の弱い状況が続いているという見方が広がっています。
中国の国家統計局によりますと、企業が製品を出荷する際の値動きを示す先月の生産者物価指数は、前の年の同じ月に比べて4.8%下落しました。
下落は36か月連続で、下落幅は前の月より0.5ポイント拡大して、5年4か月ぶりの大幅な落ち込みとなりました。
これは、国内の不動産投資が伸び悩み、鋼材などの価格が下落したことや、原油価格の下落で化学繊維やプラスチック製品が値下がりしたことなどによるものです。
一方、先月の消費者物価指数は、前の年の同じ月に比べて1.4%の上昇と、前の月より0.6ポイント上昇幅が拡大しました。これは中国の旧正月・春節の影響で、消費が伸びた食料品や観光向けのサービスが値上がりしたことなどによるものですが、3%程度としていることしの政府の目標を依然、大きく下回る水準です。
中国経済の専門家からは「不動産のほか、企業の設備投資の動きも鈍く、景気が減速するなかで、内需が弱い状況が続き、物価を押し下げる力が強まっている」という見方が広がっていて、政府が打ち出したインフラ建設の促進策や金融緩和策が、景気をどこまで下支えするかが中国経済の焦点となっています。
下落は36か月連続で、下落幅は前の月より0.5ポイント拡大して、5年4か月ぶりの大幅な落ち込みとなりました。
これは、国内の不動産投資が伸び悩み、鋼材などの価格が下落したことや、原油価格の下落で化学繊維やプラスチック製品が値下がりしたことなどによるものです。
一方、先月の消費者物価指数は、前の年の同じ月に比べて1.4%の上昇と、前の月より0.6ポイント上昇幅が拡大しました。これは中国の旧正月・春節の影響で、消費が伸びた食料品や観光向けのサービスが値上がりしたことなどによるものですが、3%程度としていることしの政府の目標を依然、大きく下回る水準です。
中国経済の専門家からは「不動産のほか、企業の設備投資の動きも鈍く、景気が減速するなかで、内需が弱い状況が続き、物価を押し下げる力が強まっている」という見方が広がっていて、政府が打ち出したインフラ建設の促進策や金融緩和策が、景気をどこまで下支えするかが中国経済の焦点となっています。