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米 ベネズエラへの制裁発動3月10日 9時49分
アメリカのオバマ大統領は、反米路線を掲げる南米ベネズエラのマドゥーロ政権が野党勢力を不当に拘束するなど人権侵害を行っていると非難し、治安当局の高官ら7人の資産を凍結する制裁を発動しました。
ホワイトハウスは9日、南米ベネズエラについて声明を発表し、「マドゥーロ政権が野党勢力に対する脅しを強めていることを深く懸念している」として、拘束されている野党の指導者や学生を含むすべての政治犯を釈放するよう求めました。
そのうえで、オバマ大統領が大統領令を出し、ベネズエラの治安当局の高官ら7人に対して、アメリカ国内の資産を凍結し、アメリカへの入国を禁止する制裁を発動したと明らかにしました。
7人の中には、去年2月に行われたマドゥーロ大統領を批判する大規模なデモに参加した人々に人権侵害を行ったとされるベネズエラの情報機関や警察の幹部が含まれています。
反米路線を掲げるマドゥーロ政権は、ベネズエラの野党勢力にアメリカ大使館の職員が加担したなどと主張して国外退去処分としたのに続いて、大使館の職員の数をおよそ80%削減するよう求めていて、今回のアメリカによる制裁はこうした動きをけん制するねらいもあるものとみられます。
一方、ベネズエラ政府は今後の対応を協議するためとしてアメリカに駐在する代理大使を召還すると発表しました。
マドゥーロ大統領はアメリカとの対決姿勢を鮮明にしていて、両国の緊張がさらに高まることも予想されます。
そのうえで、オバマ大統領が大統領令を出し、ベネズエラの治安当局の高官ら7人に対して、アメリカ国内の資産を凍結し、アメリカへの入国を禁止する制裁を発動したと明らかにしました。
7人の中には、去年2月に行われたマドゥーロ大統領を批判する大規模なデモに参加した人々に人権侵害を行ったとされるベネズエラの情報機関や警察の幹部が含まれています。
反米路線を掲げるマドゥーロ政権は、ベネズエラの野党勢力にアメリカ大使館の職員が加担したなどと主張して国外退去処分としたのに続いて、大使館の職員の数をおよそ80%削減するよう求めていて、今回のアメリカによる制裁はこうした動きをけん制するねらいもあるものとみられます。
一方、ベネズエラ政府は今後の対応を協議するためとしてアメリカに駐在する代理大使を召還すると発表しました。
マドゥーロ大統領はアメリカとの対決姿勢を鮮明にしていて、両国の緊張がさらに高まることも予想されます。