ニュース詳細
政府 ウクライナ情勢巡りドイツと働きかけ強化へ3月10日 4時30分
k10010009791_201503100514_201503100516.mp4
9日の安倍総理大臣とドイツのメルケル首相の首脳会談で、ウクライナ情勢を巡り連携を強化することで一致したことを受け、政府は、事態の平和的な解決に向けてロシアが建設的な役割を果たすよう、ドイツと共に働きかけを強めたい考えです。
安倍総理大臣は、9日、7年ぶりに日本を訪れているドイツのメルケル首相と会談して、停戦合意が発効したあとも一部で戦闘が続くウクライナ情勢を巡って意見を交わし、今後、両国が連携を強化することで一致しました。
ロシアとの間で北方領土問題を抱える日本と、ロシアと経済面などで深い関わりを持つドイツは、ウクライナ情勢を巡って、ともに「力による一方的な現状変更は認められない」として、G7=先進7か国の結束を維持する一方、ロシアとの2国間関係も重視する立場で、政府は「両国が連携強化で一致できた意義は大きい」としています。
会談では、両国の外交当局間で定期的な協議を行っていくことも確認し、政府は、今後、事態の平和的な解決に向けてロシアが建設的な役割を果たすよう、ドイツと共に働きかけを強めたい考えです。
一方、9日の会談で、メルケル首相は、第2次世界大戦後の近隣国との関係改善の進め方について、日本にアドバイスする立場にはないとしたうえで、ドイツがナチスなどの行為を透明性をもって検証したことを短く紹介するにとどめました。
これについて、外務省内からは「日本と中国の双方に配慮して踏み込んだ発言を避けたのではないか」という指摘も出ています。
ロシアとの間で北方領土問題を抱える日本と、ロシアと経済面などで深い関わりを持つドイツは、ウクライナ情勢を巡って、ともに「力による一方的な現状変更は認められない」として、G7=先進7か国の結束を維持する一方、ロシアとの2国間関係も重視する立場で、政府は「両国が連携強化で一致できた意義は大きい」としています。
会談では、両国の外交当局間で定期的な協議を行っていくことも確認し、政府は、今後、事態の平和的な解決に向けてロシアが建設的な役割を果たすよう、ドイツと共に働きかけを強めたい考えです。
一方、9日の会談で、メルケル首相は、第2次世界大戦後の近隣国との関係改善の進め方について、日本にアドバイスする立場にはないとしたうえで、ドイツがナチスなどの行為を透明性をもって検証したことを短く紹介するにとどめました。
これについて、外務省内からは「日本と中国の双方に配慮して踏み込んだ発言を避けたのではないか」という指摘も出ています。