【鳩山氏クリミア訪問】 「対話解決の実例」 プーチン大統領側近と会談
【モスクワ共同】鳩山由紀夫元首相は13日、訪問先のモスクワで、ロシアのプーチン大統領の側近ナルイシキン下院議長と会談し、ロシアがウクライナから一方的に編入したクリミアをめぐり「武力行使や戦争ではなく対話で問題解決できる実例を示した」と述べた。
クリミアでは編入の是非を問うとして住民投票が実施されたものの、ロシアはこの前に軍を投入して実効支配を固めた。プーチン氏は最近になって住民投票の結果を受けて編入を決めたとの従来の建前さえ覆し、その前に自分で編入を決めたことも明らかにしている。
ロシア外務省によると鳩山氏は13日、日本を担当するモルグロフ外務次官とも会談、住民投票はクリミア住民の意思に基づき「民主的で自由に」実施されたと評価した。
鳩山氏はナルイシキン氏との会談で、クリミアを見て回った結果「ロシア人、ウクライナ人、クリミア・タタール人が平和に暮らしている」とも語った。しかしイスラム教徒のクリミア・タタール人の自治組織「民族会議」などはロシア当局による宗教、民族的弾圧を繰り返し訴えている。
鳩山氏とナルイシキン氏はロシアが日本で開催するロシア文化フェスティバルの日ロ双方の組織委員会委員長を務めている。鳩山氏は昨年10月にロシアを訪問した際にもナルイシキン氏と会談、日本政府が米国追従の外交をしているとの認識で一致した。同氏は5月に訪日する予定だという。(仲井大祐)
(共同通信)
2015/03/14 12:00