トップページ国際ニュース一覧アサド政権の拷問で1万3000人近く死亡
ニュース詳細

アサド政権の拷問で1万3000人近く死亡
3月14日 5時43分

アサド政権の拷問で1万3000人近く死亡
k10010014991_201503140617_201503140617.mp4
アサド政権と反政府勢力、それに過激派組織IS=イスラミックステートによる三つどもえの内戦が続くシリアでは、この4年間で、アサド政権による拷問で死亡した人の数が、1万3000人近くに上ることが分かりました。
シリアでは、アサド政権と反政府勢力の内戦の混乱に過激派組織ISがつけ込んで内戦が泥沼化し、市民の犠牲が増え続けています。
こうしたなか、イギリスを拠点にシリアの内戦の監視を行っている「シリア人権監視団」は13日、2011年の3月以降の4年間で、アサド政権による拷問で死亡した人が1万2751人に上っていることを明らかにしました。
このうち、108人は18歳未満だったということです。
また、このほかにも、政権に拘束されたあと、行方が分からなくなっている人が2万人以上いるほか、遺族の中には、反政府勢力によって殺されたという書類にサインさせられた人たちもいるということです。
「シリア人権監視団」では、今もおよそ20万人が当局に拘束されているとみており、国連を中心とした国際社会に、拘束されている人たちの解放に向けて政権に働きかけるよう求めています。
アサド政権を巡っては、先月、フランスの議員団がISの壊滅が最優先だとしてアサド大統領と面会するなど、関係改善を模索する動きも出てきていますが、反政府勢力を支援しているアメリカなど主要各国は、ISとアサド政権の両方と戦う姿勢を崩していません。

関連ニュース

k10010014991000.html

関連ニュース[自動検索]

このページの先頭へ