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震災から4年 40%以上の企業売り上げ戻らず3月9日 4時43分
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東日本大震災からまもなく4年になりますが、被害が大きかった地域の企業の売り上げについて、半数余りが震災前の水準まで回復した一方、40%以上の企業が、依然として戻っていないという調査結果がまとまりました。
これは、民間の信用調査会社「帝国データバンク」が、宮城、岩手、福島の3県で、津波や原子力発電所の事故による被害が大きかった地域の企業およそ3500社についてまとめたものです。
それによりますと、昨年度と震災前の平成21年度の売り上げを比べた結果、増えた企業は51.6%、横ばいが5.5%で、半数余りが、震災前の水準に戻ったということです。
その一方、売り上げが減った企業も42.9%で、依然として多くの企業が厳しい経営状況に置かれているとしています。業種別では、建設業で71.6%の企業が売り上げが増えたと答え、すべての業種の中で突出していますが、製造業や小売業などほかの業種では、いずれも売り上げが増えた企業は半数未満にとどまっています。
信用調査会社では「売り上げが回復したのは、復興需要の恩恵を受けやすい建設業が中心で、今後ほかの業種に広がるような支援が必要だ」としています。
それによりますと、昨年度と震災前の平成21年度の売り上げを比べた結果、増えた企業は51.6%、横ばいが5.5%で、半数余りが、震災前の水準に戻ったということです。
その一方、売り上げが減った企業も42.9%で、依然として多くの企業が厳しい経営状況に置かれているとしています。業種別では、建設業で71.6%の企業が売り上げが増えたと答え、すべての業種の中で突出していますが、製造業や小売業などほかの業種では、いずれも売り上げが増えた企業は半数未満にとどまっています。
信用調査会社では「売り上げが回復したのは、復興需要の恩恵を受けやすい建設業が中心で、今後ほかの業種に広がるような支援が必要だ」としています。