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中国 ネット通販不正横行で対応急ぐ3月9日 18時39分
中国ではインターネット通販が急拡大していますが、偽物が販売されるなどの不正も広がっていて、中国政府は、電子商取引に関する新たな法律を制定して不正を防ぐための対応を急ぐ方針を示しました。
中国では、インターネット通販の利用が急速に拡大していて、去年1年間の市場規模は日本円で50兆円を超えました。その一方で、出店者が偽物を販売したり、大げさな広告を出したりして、消費者が被害を受けるケースがあとを絶たず、中国政府が去年行った抜き打ちの調査では、調べた商品の40%以上で何らかの不正が見つかったということです。
こうした現状について、中国でネット通販を所管している国家工商行政管理総局の張茅局長は9日、記者会見で、「これほど違法行為が多いのは、法律違反に対する罰則が弱すぎるためだ」と述べました。そのうえで張局長は、「今ある規則では不十分なので、われわれは電子商取引に関する法律の制定に向けて取り組んでいる」と述べ、新たな法律の制定で罰則を強化する考えを明らかにしました。さらに、ネット通販の運営会社から事情を聴いて、指導を強化するなどして不正を防ぐための対応を急ぐ方針を示しました。
こうした現状について、中国でネット通販を所管している国家工商行政管理総局の張茅局長は9日、記者会見で、「これほど違法行為が多いのは、法律違反に対する罰則が弱すぎるためだ」と述べました。そのうえで張局長は、「今ある規則では不十分なので、われわれは電子商取引に関する法律の制定に向けて取り組んでいる」と述べ、新たな法律の制定で罰則を強化する考えを明らかにしました。さらに、ネット通販の運営会社から事情を聴いて、指導を強化するなどして不正を防ぐための対応を急ぐ方針を示しました。