実用性とデザイン性を兼ね備えたインテリアとしての椅子。定番デザイナーズチェアの魅力
- 2015/03/14
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- 臼杵 優
自室やリビングに置く椅子は、快適に座ることができればなんでも良いと思っている人も多いのではないだろうか。
しかし、椅子のデザインで部屋全体の雰囲気が様変わりすることを知れば、考え方が変わるかもしれない。インテリアに無頓着な方でも、デザイナーズチェア一つで部屋を華やかに演出できる。
今回はインテリアとしても秀逸な定番のデザイナーズチェアを紹介する。
Barcelona Chair(バルセロナチェア)
デザイナーズチェアの定番として、真っ先にイメージするのがバルセロナチェアといっても良いほどで、既にご存じの方も居るのではないだろうか。
「Less is more.(少ないことは、豊かなことだ)」という言葉で有名な20世紀モダニズムの代表的なドイツ人建築家、ミース・ファン・デル・ローエの作品である。
もともとはバルセロナ万博博覧会にてスペイン国王夫妻が座るために作られた椅子。脚部は洗練された曲線で大変美しい。また、デザイン性だけでなくクッション性能も良く座り心地にも満足できるだろう。
Barcelona® Chair | Knoll
The Barcelona Chair, an icon of the modern movement, exudes a simple elegance, epitomizing Mies’s theory that less is more.
Egg Chair(エッグチェア)
エッグチェアは、デンマークのモダニズム建築家、アルネ・ヤコブセンの作品。
元は、ホテルのラウンジ用にデザインされた椅子であり、ホテルの内装との相性を考えて作られたものだそう。彼の作品は他にも、セブンチェアやアントチェアなど有名なものが多い。
卵型のシルエットは個性的で、一般家庭の部屋にミスマッチなようにも思えるが、部屋のインテリアの中心になるカラーに合わせることで意外なほど馴染みが良い。身体を包みこむような座り心地で、あまりの心地良さにうたた寝してしまいそうなほど。
Egg - 3316, Lounge chair - Fritz Hansen
Experience Arne Jacobsens Egg™, 3316 in Fame, Black. Buy online or find more furniture at Fritz Hansen
Diamond Chair(ダイアモンドチェア)
椅子全体がワイヤーで作られているという特徴をもつダイアモンドチェアは、アメリカで活躍したイタリア生まれのデザイナー、ハリー・ベルトイアの作品。チャールズ&レイ・イームズと共にデザインに必要な技術開発を行ったことでも知られている。
前衛的なフォルムだがミニマルな質感で、どのようなスタイルのインテリアにもマッチするだろう。
全てがワイヤーで作られているということから座り心地に疑問を持つ方もいると思うが、ダイアモンドチェアのデザインを崩さないクッションやカバーを付けることが出来るので全く問題はない。
Bertoia Diamond Chair | Knoll
The graceful and sculptural Diamond Chair by Harry Bertoia is an astounding study in space, form and function.
今回ご紹介したデザイナーズチェアは1920〜1950年代ごろにデザインされたもの。正規品は非常に高価であるが、すべて意匠権が切れており、リプロダクト家具(または、ジェネリック家具)として手頃な価格で購入することができるのも魅力だ。
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定番のスーツスタイルはパンツで差をつける。上質なオトナはタックなしを履く!
- 2015/03/13
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- 新國 翔大
春が近づくにつれ、スーツを新調しようと思う人も増えていることだろう。スーツを購入する際、印象を良くするためにジャケットやパンツの“サイズ感”が重要なのは言うまでもない。
ただし、スーツスタイルの印象を左右するのは“サイズ感”だけではない。多くの人はあまり気にしないが、パンツのタック(プリーツ)の有無で印象を変えることだってできるのだ。ここでオススメするのは、“タックなし”のパンツ。一体、どんな印象を周りに与えてくれるのだろうか?
“タックあり”は野暮ったい印象を与える可能性アリ
スーツのパンツと言えば、きっと“タックあり”が一般的だろう。“タックあり”のパンツはゆとりを持って履くことができるつくりになっているため、動きやすく着心地が良い。
その一方で、ゆとりによってスタイリッシュさを失うといったデメリットもある。“タックあり”のパンツは野暮ったい印象を与える可能性あるので、スタイリッシュさを演出しつつ、スマートな着こなしをしたい人にとっては不向きだ。
“タックなし”は腰回りがスッキリし、スマートな印象に
そんな人にオススメなのが、“タックなし”のパンツ。腰回りがスッキリをさせることができ、スマートな印象を演出できるのが最大の利点となっている。
“上品さ”や“紳士らしさ”がスーツスタイルの着こなしに求められるようになった今、“タックなし”のパンツはまさにもってこいのアイテム。あなたを上質でシックな雰囲気にしてくれることだろう。
スーツを購入する際、“サイズ感”ばかりに目がいきがちだが、旬な着こなしをしたい人はタックの有無にも目を向けてみてはどうだろう。人とは違った印象を演出しづらいスーツスタイルだからこそ、ディテールにまでこだわりたいものだ。
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暮らしやすければ余計な物はいらない。「シンプルモダン」のインテリア事例4選
- 2015/03/12
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- 臼杵 優
上品なアール・デコ調のデザインや独創的なポストモダニズム的なデザインなど、強い個性に魅力のあるインテリアが多いが、日常生活を送る部屋でインテリアの個性が強いとしつこさを感じるかもしれない。
日々暮らすことを考えれば、好みはあれど飽きのこないシンプルなインテリアのほうが良いだろう。そこで、シンプルさを突き詰めた飽きの来ない「シンプルモダンスタイル」のインテリア事例を紹介する。
上質なインテリアをシンプルに配置
必要以上のものを置かないと狭い空間でも広々しているように感じる。シンプルなダイニングテーブルと曲線が美しいイームズチェアの組み合わせは、生活する上でこの上ない心地良さだ。
あまりにも殺風景だと感じるならば、焼き物や絵画など小さくても個性があるものをさりげなく置いてみると良い。
あなたの趣味をインテリアに
あなたの趣味をそのままインテリアにしてみるのはどうだろうか。オーディオやカメラ、アートなど物を必要とする趣味であれば収納せずにディスプレイしてみよう。
上記写真のように家具を極力シンプルにすることで、アナログレコードやオーディオプレイヤーといったアイテム自体のデザイン性が活きてくる。
レトロ調を混ぜるとカフェ風に
窓が大きく光が差し込みやすい部屋なら、カフェ風のシンプルモダンなインテリアを置いてみる。家具を木目調で統一しつつも、野暮ったくならない雰囲気を目指してみよう。
ポイントは、ところどころに無機質的なインテリアを置くことだ。モダンで洗練されたデザインの椅子や、クリアなランプカバーなど。するとぼんやりした雰囲気が引き締まる。
同系色インテリアで部屋に開放感を
シンプルモダンスタイルでは、広々とした開放的な部屋にできるのが特徴。そして、ホワイトが基調の部屋ならば、同系色のインテリアをチョイスすると圧迫感が無くなる。
同系色のインテリアにするだけでも十分だが、それに加えて背丈の低いインテリアを選んでみよう。背丈の低いインテリアを置くことで天井を高く見せる効果があるため、単に広いだけではなく開放感が増すだろう。
家具を最小限にして馴染みの良いインテリアを選ぶことで、落ち着きのある部屋ができる。インテリアにこだわりが無い人でも、暮らしやすい部屋を目指すなら、シンプルモダンスタイルのインテリア事例を参考にしてみては?
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大人の男は「本当にいいもの」を買う。最高のシャツを見つけたいなら「専業ブランド」が見逃せない
- 2015/03/11
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- Miki Hirai
メンズファッションは、シャツ抜きには語れない。仕立ての良さやシルエットの美しさを如実に反映するアイテムはシャツを置いて他になく、だからこそ「これぞ」という一枚に出会うのは難しいもの。
最高のシャツを見つけたいなら、長い歴史で確かな地位を築いた「専業ブランド」をのぞいてみよう。
着心地に定評のある「GITMAN VINTAGE」
USAメイドを貫くシャツメーカー「ギットマン・ブラザーズ」。そのヴィンテージコレクションが「ギットマン・ヴィンテージ」である。選び抜かれた素材と職人たちのこだわりにより、世界で最も高品位なシャツといっても良いだろう。
人気ナンバーワンのボタンダウンシャツは、柔らかな風合いでとても着心地がいい。ラフに着てもきちんと見える優秀さは、どんなシーンでも着回したくなるほど。
現代のスマートな紳士のために「TODO SNYDER」
アメリカンクラシックを軸に「現代におけるジェントルマン・クロージング」を提案する「トッド・スナイダー」。そのコンセプトに恥じることなく、現代の流行を担ぎながらも、どこか身の引き締まるようなスマートなシャツを展開している。
生地感がしっかり出るシャツの胸元には、ブランドの頭文字をとった「TS」マークが光る。爽やかな印象の白シャツは、クローゼットに一枚あると安心する定番アイテム。
マシンメイドには真似できない「Gambert Custom Shirts」
米国・ニュージャージー州で創業した「ギャンバートカスタムシャツ」は、すべてのシャツを自社工場で生産にすることにこだわっている。衿付けやカフの縫製などは今なおハンドメイドを貫き通し、機械づくりのものとは一線を画すクオリティの高いシャツにファンが集まる。
インディゴのオックスフォードシャツは、着込むほどに色落ちが楽しめる。一列に並ぶシェルボタンも、鮮やかに染まったインディゴとのコントラストが美しい。
メンズファッションの基本となるシャツは、下手なものを着れば着ている人自身の印象まで変えてしまう。「専業ブランド」によってつくり込まれたシャツは、まさに「本物」。手軽に買える安価なシャツもいいが、確かな品質の一枚に出会いたい方は「専業ブランド」を頼ってみてほしい。
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