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【パワハラ教育長辞職会見(4)完】
「教育改革が完遂できず、残念」
《先月の会見で「抵抗勢力」と表現した“古巣”には、注文をつけてみせた》
--今後、府教委に求めることは
「ご迷惑をおかけしてる立場なので、あんまり言える資格があるのかなというのはあるが。(府教委は)旧態依然として、先進的なことを志向していくという風になれないまま、長年きている組織というところがある。日本の内外で(さまざまな情勢が)めまぐるしく動いているが、そういったことに対応して、先進的に先見性を持って、いろんな改革に取り組んでいくっていう姿勢を持つことが必要なのかなと思います」
《志半ばで教育現場を去ることに悔しさを隠しきれない中原氏。今後、舞台が変わっても、自身の教育理念を実現したいというこだわりをみせた》
--ご自身の今後については
「それはもうプライベートなことなので。ただもし必要とされる場面があれば、有償か無償かは別として、隣に住んでいる子供に英語を教えるとかも含めて、教育というのををライフワークにしていきたいなと思っています」
《前回の記者会見と同様に、この日も立ったまま40分あまりの質疑に応じた中原氏。続投のためにと、腹におさめてきた思いをはき出しきったのか、すっきりしたような表情で会見場を去った》