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<オリーブ>“復活”の理由 時代の空気が後押し

毎日キレイ 3月14日(土)9時0分配信

 「オリーブ少女」という言葉を生み出し、1980、90年代に一大ブームを築いたのち、2003年に休刊した女性誌「Olive(オリーブ)」(マガジンハウス)が12日発売のモード誌「GINZA(ギンザ)」(同)4月号の特別付録「おとなのオリーブ」として“復活”した。昨年は山崎まどかさんの「オリーブ少女ライフ」(河出書房新社)や酒井順子さんの「オリーブの罠」(講談社現代新書)など「オリーブ」関連本も相次いで発行され、休刊から10年以上たった今も“元オリーブ少女”を中心に多くの女性読者を魅了し続けている。また元オリーブ少女だけではなく90年代生まれの新世代のオリーブ少女も生み出しているという。同誌の魅力となぜ今「オリーブ」なのか、その理由を探った。

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 ◇「オリーブ少女」とは?

 「オリーブ」は1982年に平凡出版(現マガジンハウス)から創刊され、フランスの女子学生(リセエンヌ)などのファッションやライフスタイルを積極的に紹介する女性誌として人気を博した。オリーブ少女は、同誌が提案するファッションやライフスタイルを愛好する読者のことを指している。女優の沢尻エリカさん主演で昨年4月クールに放送された深夜ドラマ「ファースト・クラス」(フジテレビ系)でもファッション誌の編集長と副編集長が元オリーブ少女であることを告白するシーンが盛り込まれ、ネットを中心に話題になった。

 今回、「GINZA」の特別付録となった「おとなのオリーブ」は、オールカラー144ページで、同誌のスタイリストとして活躍していた近田まりこさんら4人のスタイリストを中心に「もし、2015年にオリーブがあったなら」をテーマに制作された。1994〜98年に同誌の専属モデルとして活躍していた市川実日子さんのインタビューや、“渋谷系の王子様”といわれ同誌で連載していたシンガー・ソングライターの小沢健二さんのエッセー「DOOWUTCHYALiKE」の新作も掲載されている。

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最終更新:3月14日(土)11時21分

毎日キレイ