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菅官房長官「いたずらに過去を強調」 盧溝橋軍事パレードに
菅儀偉官房長官は13日午前の記者会見で、中国が先の大戦の終戦から70年を記念する軍事パレードを北京近郊の盧溝橋で行う可能性があることについて「いたずらに70年前の過去を強調するような態度よりも、現在、国際社会が直面しているさまざまな問題に対して、日中が未来志向の協力関係を発展させる姿勢こそ極めて重要なことだ」と反発した。
中国からの招待については「承知していない」とした上で、招待された場合の対応に関しては「仮定の質問に答えることは控える」と述べるにとどめた。
盧溝橋事件は1937(昭和12)年7月、盧溝橋付近で夜間演習をしていた日本の支那駐屯軍に対する発砲から起きた日中両軍の武力衝突。「対日抗戦」の起点とされる。