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ライフハッカー編集部ライフハッカー編集部  - ,,,  08:30 AM

できの悪い人から出世する法則とその対策

できの悪い人から出世する法則とその対策

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Inc.:人類史上において、「凡庸な人を昇進させたい、ディルバートの法則(企業は無能な者から昇進させるという風刺)を実現したい」と考えた経営者はいませんでした。

しかし、大企業で働いたことのある多くの人は、「昇進時の待遇の良さや良識的な人事が魅力なのに、なぜか企業というものはステレオタイプで不条理な組織の仕組みに陥って、無能な人から昇進させてしまいます」とこぼします。

なぜ、このようなことが起こるのでしょうか?


ベンチャーキャピタルの経営者、Ben Horowitz氏には、最近出版された彼の著書『The Hard Thing About Hard Things』で、「できの悪い人から出世する法則」を展開しています。

「できの悪い人から出世する法則とは、本当に才能ある人でも、大企業である程度まで出世すると、最終的に最もできない人に変わってしまうことがあるというものです」とHorowitz氏は説明します。

「法則の背後にある原理を説明すると、社内で職位の低い従業員は、自然に1段階上の職位にいる、できの悪い人と照らし合わせて自分自身を評価するようになります。たとえば、Jasper氏が会社の中で無能な副社長であった場合、すべての取締役は彼を基準にして自分を評価してしまいます。そして、彼の低い水準の能力に自分が達したと思うと、すぐに昇進を要求するようになるのです」


より会社のためになる対策


でも、安心してください。Horowitz氏は組織がそうなることを避けるための解決法も提示しています。彼によれば、会社員にとっての昇進の過程は、生徒が空手道場で上へ上がって行く過程に似ているのがよい、といいます。

より良い会社になるためには、各職位における責任だけではなく、その責務を果たすのに必要なスキルもふくめた明確な定義づけをすることから始めて、チーム内で公平なディスカッションをするようにしてください。

仕事に関するスキルについて述べる場合、「P/L(損益計算)を管理できる能力が必要である」とか「組織を管理する高い能力が必要」というような、一般的な特徴を描写するのは避けてください。最良の評価ツールは、非常に具体的なもので、対象となる人の名前を引き合いに出してもいいぐらいです。

ひとたび昇進に関わる基準ができると、社内すべての昇進を検討し直すための「昇進委員会」を立ち上げる必要が出てくるかもしれません。

「上司が、ある社員を昇進させようと考えた時、その社員のスキルが昇進に見合ったレベルを満たす根拠を説明するために、検討対象となる社員も推薦することになります。委員会は、昇進を検討する社員のスキルと、比較対象となる社員のスキル両方を比較検討して、昇進させるかどうかを決めます」とHorowitz氏は書いています。

あなたは、仕事で「できの悪い人から出世する法則」を目撃したことはありますか?


The Law of Crappy People (and What to Do About It)|Inc.

Jessica Stillman(原文/訳:コニャック
Photo by Shutterstock.

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