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やまもといちろう氏曰く「ちきりん( @InsideCHIKIRIN )と伊賀泰代は同一人物」って、そんな馬鹿な

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嘘だ、俺は信じない。だって……。

リンク “ちきりん”女史の炎上芸は秀逸な演出なのか|やまもといちろうコラム - DMMニュース

ところで、ネット上で「ちきりん」名義で評論活動を行っているとされる元マッキンゼーの伊賀泰代女史という御仁がおられるのですが、少し前も介護の現場についてのガセネタ含みの古い記事を持ち出してきて結構な火柱が勢い良く上がっておりました。


日経産業新聞で、伊賀泰代氏の著作がヒットした理由を、ちきりんが解説してたじゃないですか! ちょっと古いが、2013年1月28日の日経MJ6面「石鍋仁美のマーケティングの「非・常識」」より。当時、米国系コンサルティング会社のマッキンゼー・アンド・カンパニーから転職・独立した連中の著書が売れまくっていたことについての記事。今も売れてるかは知らん。

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記事の中で「マッキンゼー本」の代表として挙げられているのが、伊賀泰代氏の『採用基準』。未読だが、売れたらしいし、上記やまもといちろう氏の記事の中でも、「馬鹿じゃ書けない」と評されているので、良本らしい。

マッキンゼー日本支社に17年間務め、コンサルタントの採用業務に携わった伊賀泰代氏の著書「採用基準」がヒット中だ。「マッキンゼーが求める人材は、今の日本社会が必要としている人材と全く同じ」とし、「全員が持つべきスキル」としてのリーダーシップについて論じている。

採用基準

採用基準


で、同じ記事の後半でマッキンゼー本が売れている理由を分析しているのが、「人気ブロガー・ちきりん氏」。

人気ブロガー・ちきりん氏は、いま「第3次グローバリゼーション」が始まりつつあるとみる。商品の流通、工場など本来運べないものの移動に続き、高度人材の流通というグローバル化の第3段階が本格化する。その代表的存在として、マッキンゼーという会社で提言や処方せんを作ってきた人々に関心が向きつつあるわけだ。


伊賀泰代氏とちきりんが同一人物なら、この記事は自分の本が売れている理由をお面を被っていけしゃあしゃあと分析しているという事になり、マッチポンプというか、自作自演の豚の所業なわけだし、電通の社内報的なポジションとはいえ、日経新聞が発行する日経MJ でこんなクソ茶番が繰り広げられるはずはない。


よって、「ちきりんと伊賀泰代は同一人物」は、風説の流布。




ちなみに蛇足ながら、独立行政法人の工業所有権情報・研修館が提供している商標出願・登録情報検索サービスで【ちきりん】を検索してみたら、以下の様な結果になった。

リンク 商標出願・登録情報検索 (検索画面)

f:id:the-world-is-yours:20150314142531p:plain

登録番号 第5521210号
登録日 平成24年(2012)9月14日
出願番号 商願2012-18374
出願日 平成24年(2012)3月9日
先願権発生日 平成24年(2012)3月9日
商標(検索用) ちきりん
標準文字商標 ちきりん
称呼(参考情報) チキリン
(権利者の)
氏名又は名称
伊賀泰代
知識の教授,セミナーの企画・運営又は開催、電子出版物の提供、書籍の制作、教育・文化・娯楽用ビデオの制作(映画・放送番組・広告用のものを除く)、放送番組の制作


なんや、このキモい登録商標は。とは言え、権利者である【伊賀泰代】が、マッキンゼー出身の伊賀泰代と同一人物である証拠はないし、偶然の一致ということもありえる。よって、「ちきりんと伊賀泰代は同一人物」は、伝説の呂布。