ドローン配達の光、NASAが取り組む航空交通管制計画
アマゾンよ、まだ希望はある!
NASAが、ここ数ヶ月に渡りドローンのための航空交通管制システムの開発を行なっているといいます。ドローンが人の上に落ちたり、飛行機と衝突しないように、きちんと通り道のシステムを作ろうという試み。これが上手くいけば、もしかしたらドローン配達ビジネスにも光が…。
もちろん今年2月に発表された、連邦航空局(FAA)米ドローン法律案へのリアクションの1つ。この法案の行方は、今後のドローン市場にとって大きな問題。まさに、業界の生死に関わる話です。
この試みは、NASAと提携する航空宇宙企業Exelisが行なっており、FAAの既存のレーダーシステムの中、どのようにドローンを遠隔操作すべきか携帯基地局と自社のステーションを使った解決策をまとめて今月中には提出予定。
Symphony RangeVueと呼ばれるシステムは、FAAのデータとドローンの追跡データの両方をモバイルアプリに送ることで、操縦者がドローン周辺の状況を理解できるというもの。この夏までには、連邦局によるテスト用に準備が整う予定です。ネタ元のロイターには、この仕組みをインフォグラフィックとしてまとめた画像も掲載されています。
もちろん、この仕組みは今FAAが提案している「ドローンの飛行は操縦者の視界圏内」という問題を直接解決するものではありません。が、ドローン業界にとって一筋の光となるかもしれない存在なのです。
source: Reuters
Darren Orf - Gizmodo US[原文]
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