2015年3月13日19時07分
民主党の岡田克也代表は13日の会見で、安倍晋三首相が昨秋のテレビ番組で街頭インタビューに「おかしいじゃないですか」などと発言したことに対し、「首相だからといって何も言えないわけではないが、相当考えないと報道の自由が萎縮してしまう」と指摘した。
首相は3日の衆院予算委員会で、番組での発言について「私の考え方をそこで述べることは言論の自由だ」と答弁した。岡田氏はこれについても「憲法は権力者を縛ることが一番重要な役割だ。(首相が)『憲法の言論の自由があるから縛られない』と言うのは、憲法観が根本から間違っている」とも述べた。
一方、菅義偉官房長官は13日の記者会見で、民主党からの首相批判について「民主党の皆さんの発言は、まったくあり得ない」と反論した。菅氏は「総理大臣の地位にある者についても、表現の自由は保障される。(首相は)裏ではなくその場で放映された映像について、偽らざる強い違和感を吐露した。問題視するのはおかしい」とも述べた。
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