2015年3月13日17時29分
厚生労働省は13日、太平洋戦争の激戦地となったパラオ共和国・ペリリュー島に残された戦没者の遺骨調査のため、職員2人と民間ボランティア2人の計4人を派遣すると発表した。期間は24~29日。4月に予定される天皇、皇后両陛下の訪問に先立ち、共和国側の協力を得て、入り口が土砂などで埋まったまま手つかずとなっている壕(ごう)の中を調べる。
パラオは太平洋戦争敗戦まで約30年、日本が統治した。ペリリュー島では、米軍との激戦で旧日本軍の約1万200人が戦死。このうち約7600柱は収容され、約2600柱が現地に残されているとされる。両陛下は4月8、9日、戦後70年の慰霊のため同国を訪問する。
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