私が塾講師を始めたのは大学1回生の9月でした。
教員を目指すものとして、人に勉強を教えるという経験をすべきだと思ったのと、理科(生物)が好きで教えるのは楽しいだろうなと思ったのがきっかけです。
採用していただいたのは、某チェーン塾。高校時代の友人がバイトしていて、そこに応募しました。
入ってから一年ほど、いろいろな失敗を繰り返しながら働きました。私は昔から人付き合いが下手で、最初は生徒とうまくコミュニケーションがとれず凹んだ日もありました。
その塾はブラックなところや金儲け至上主義的なところが色々あり、それが嫌になって1年後、昨年の9月に辞めてしまいました。
もう塾講師は止めて飲食とかのバイトをしようかと思っていたところ、大学の友人であるチリチリ先生に個人塾にお誘いいただきました。面接に行き、緊張しながらお会いした塾長はとても良い方で、晴れて個人塾で働かせてもらえることになりました。
(チリチリ先生とは会ったときに塾の話をするということ以外に関わりがなく、なぜ仲がよかったのかはわかりません)
初出勤の日。どこかで見たことのある顔が塾に入ってきました。驚いたことに、高校時代の部活の後輩や、とあるボランティア活動の後輩が塾生だったのです。個人塾特有の生徒と講師の距離の近さもあり、入ったばかりにも関わらず、そんな気がしなくてすごく居心地がよかったです。
今年度は研修の身分で、社員さんに見守られながら中2理科の集団授業を担当しました。最初の授業はとても緊張したのを覚えています。
先日、某社学力テストが塾で実施されたのですが、私が担当した単元の内容が悲惨な点数だったそうです。採点したチリチリ先生に怒られてしまいました(汗) 授業が上手だったとしても(私はまだ下手ですが)、ちゃんと定着を目指さないと学力はつかないと身をもって知りました。
学力テストはあくまで通過点。来年度は理科を2クラス担当させてもらうことになっているので、この失敗を今後の糧にしたいと思います。
もうひとつ、受験指導を担当されている社員さんの機転により、私が生物の大学受験指導を担当させてもらうことになりました。看護系志望ですが文系で、学校で生物の授業はないと聞いて拍子抜けしました(゜゜)
社員さんいわく学校の授業なんて「クソの役にも立たない」らしいですけど(笑) 汚い言葉でゴメンナサイ
私が以前働いていたチェーン塾は、個別指導塾としては変わっていて、担任制ではなく、シフト制でその日の生徒数に応じて講師が出勤し、毎回違う生徒を担当するシステムでした。したがって、今までに一人の生徒を継続して指導したという経験はありません。
塾で生物を担当できる講師は私だけで、全ては私の指導にかかっています。一切言い訳できません。
高3大学受験生の指導はその生徒の人生を左右します。ずっと自分の得意教科である生物の指導にあこがれてはいました。一方で、楽しそうというだけの理由で塾講師を始めた自分が恥ずかしくなるくらい、とても重い責任を感じます。
これから1年間、ちゃんと生徒を伸ばしてやれるのか不安でいっぱいです、、、
全力で頑張ります。