今回は菅原さんの記事を載せます(というか、書かせました)。大学4年生で、これだけ最前線の現場に入り込んでいる人もそういないかもしれません。大御所の先生方にもしっかり顔を覚えられており、「前園くんの秘書業がすっかり板についてきた」とからかわれていたほどです。
学校現場にもほぼ毎日行っておりますので、勝山の先生から授業を頼まれることも増えてきました。いろいろなことを身につけていってほしいと思っています。こんな機会はそうそうないのですから、最大限この機会を今後に活かしてほしいです。
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地球市民会議に2日間参加し、ESD に関して様々な方から意見を伺うことができました。
以前参加した環境教育学会でも言われていたことですが、やはりESD/環境教育の教科化・制度化が必要であるという意見を持つ方が多いように感じました。制度化に伴い、「プロのコーディネーターを育成する仕組みも必要である」と言われる方も多かったです(前園先生のプレゼンを聴き、衝撃を受けた方が多くいたようです)。
個人的には、コーディネーターを導入すれば、ESD/環境教育の現状が改善するというわけではないと思います(前園先生がいっぱい分裂して全国に配置されるなら別ですが)。
勝山市ではコーディネーターが上手く機能しましたが、他の自治体で機能するかは未知です。前園先生の話を聞いて、すぐに「コーディネーターを導入しよう!」と言っている方は少々短絡的かな、と感じました。
しかし、全国的に勝山の取り組みが認められつつあることは純粋に嬉しかったです。
2日目のワークショップでは、ESDに関して、新たな考えも聞くことができました。
「あれも、それも、あなたがやってるそれも、全部ESDですよ、と言っていたらESDの質が落ちるのではないか。」という考えです。
この発言をされた方は、私が通う大学の非常勤の先生でもあり、昨年はこの方の授業の実習で、私は勝山を訪れました。(そしてマーク付アキアカネを発見し、今日に至ります。)
言われてみれば、確かにその通りかもしれません。ESDは「なんでもESDに含まれる」と考えられがちですが、 実際は「なんでも」というわけではないでしょう。
しかし、ESDという言葉が浸透していないので、最初のうちは「なんでも」と言ってしまう方が取っ付きやすいのではないでしょうか。
何人もの方が、「ESDという言葉が分かりづらい」とおっしゃっていましたが、まさにその分かりづらさが浸透の障壁になっているように思います。
分かりやすい名前を付け直し、かわいいゆるキャラを作れば、もっとESDが浸透するように思うのですが…。
この2日間で、いかに自分が先進的な取り組みを行う方々のもとで学んでいるかを再認識しました。
あと1ヶ月ですが、少しでも勝山の取り組みに貢献できるよう、頑張りたいと思います。
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