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内部被曝、検出されず 福島県三春町の小中学生

 福島県三春町の小中学生1265人に実施した今年度の内部被曝(ひばく)検査の結果、だれからもセシウムは検出されなかったと、東京大学理学系研究科の早野龍五教授やひらた中央病院が13日発表した。児童生徒の家庭の約75%が水道水や井戸水を飲み、産地を気にしないのも含め約85%が福島県産のコメを食べていたとし、早野教授は「原発事故前と同じように継続的に地元の食材を食べていても、内部被曝のリスクは低いままと分かった」と説明する。

 三春町は2011年度から全小中学生を対象に内部被曝を調べ、90%以上が受診。12年度以降は全員が検出限界を下回っていた。14年度は保護者への飲食物のアンケートも実施した。

(朝日新聞 2015年3月14日掲載)


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