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坂本弁護士一家殺害事件の教訓伝える3月14日 5時43分
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地下鉄サリン事件から20年となるなか、オウム真理教が対立する相手を狙った凶悪犯罪の原点ともいえる坂本弁護士一家殺害事件について、若手の弁護士に教訓を伝える勉強会が13日、横浜市で開かれました。
オウム真理教の信者を家族のもとに返す活動をしていた坂本堤弁護士は、平成元年に横浜市のアパートで、妻の都子さんと長男で1歳の龍彦ちゃんとともに殺害されました。
この事件について坂本さんの同期や事務所の同僚だった弁護士たちが13日、横浜市で弁護活動の教訓を若手に伝える勉強会を開き、およそ80人が参加しました。
この中で坂本さんと共に教団と交渉した小野毅弁護士は「当時は宗教団体が暴力的な行動をするとは思っていなかった。一家の行方が分からなくなったあとに実態が分かり、行政や警察に動くよう働きかけたが、もっと早くできればよかった」と振り返りました。
また、事務所の先輩だった小島周一弁護士は「事件をきっかけに弁護士会が妨害活動への対策マニュアルを作るなど弁護士を守る態勢づくりが進んだ」と教訓を生かす取り組みを紹介しました。
勉強会のあと、小島弁護士は「理不尽な妨害活動で弁護士が守るべき権利から手を引いてしまえば市民が被害を被る。そうした自覚を持って、坂本さんの遺志を受け継いでいきたい」と話していました。
この事件について坂本さんの同期や事務所の同僚だった弁護士たちが13日、横浜市で弁護活動の教訓を若手に伝える勉強会を開き、およそ80人が参加しました。
この中で坂本さんと共に教団と交渉した小野毅弁護士は「当時は宗教団体が暴力的な行動をするとは思っていなかった。一家の行方が分からなくなったあとに実態が分かり、行政や警察に動くよう働きかけたが、もっと早くできればよかった」と振り返りました。
また、事務所の先輩だった小島周一弁護士は「事件をきっかけに弁護士会が妨害活動への対策マニュアルを作るなど弁護士を守る態勢づくりが進んだ」と教訓を生かす取り組みを紹介しました。
勉強会のあと、小島弁護士は「理不尽な妨害活動で弁護士が守るべき権利から手を引いてしまえば市民が被害を被る。そうした自覚を持って、坂本さんの遺志を受け継いでいきたい」と話していました。