トップページBusinessニュース世界銀行総裁 アジアインフラ投資銀行を評価
ニュース詳細

世界銀行総裁 アジアインフラ投資銀行を評価
3月13日 22時25分

日本を訪れている世界銀行のキム総裁は、都内で行われた講演会の中で、中国政府が設立を提唱しているアジアインフラ投資銀行について、新興国などで高まるインフラ需要に応えるためには新たな銀行の参入は歓迎できるとして、評価する考えを示しました。
世界銀行のキム総裁は、13日、日本外国特派員協会で行った講演会の中で、中国政府が設立を提唱しているアジアインフラ投資銀行について、「政治的な議論があることは認識しているが、新たな銀行の参入を歓迎する」と述べ、設立を評価する考えを示しました。
そのうえで、キム総裁は「新興国や低所得国には、電力を使えない人や必要な衛生サービスを受けることができない人が多くいる」と述べ、新興国などでのインフラ需要は膨大で、開発支援を行う組織が増えることは望ましいという認識を示しました。
アジアインフラ投資銀行は、中国がアジアでの影響力拡大を目指すねらいもあるとみられており、これまでに東南アジア各国やインドなどに加えて、イギリスも参加を表明しています。
ただ、日本政府は、組織運営が明確になっていないなどとして、参加に慎重な姿勢を示しています。

関連ニュース

k10010014651000.html

関連ニュース[自動検索]

このページの先頭へ