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日本に逃れたシリア人3人 難民に初認定3月13日 17時52分
内戦に揺れるシリアから脱出した300万人を超える難民の受け入れが国際的な課題となるなか、日本に逃れてきたシリア人の男女3人が国内で初めて難民として認定されました。
シリアでは、4年前に中東などで起きた民主化運動「アラブの春」を発端とした混乱が内戦に転じ、国外に300万人以上のシリア人が逃れていて、難民の受け入れが国際的な課題となっています。
こうしたなか、おととし来日し、東京入国管理局に難民認定を申し立てていたシリア人の男女3人が難民に認定され、12日、本人に伝えられたことが支援団体への取材で分かりました。「アラブの春」以降、去年12月末までに来日したシリア人60人が難民の認定を申し立てていましたが、「政府から迫害されるおそれがある」として難民に認定されたのは今回が初めてです。
今回の認定について、全国難民弁護団連絡会議の渡邉彰悟弁護士は「日本の難民認定の審査は、ほかの先進各国と比べても厳しく、認定は遅すぎたといえるが、第一歩が踏み出された。来日している多くのシリア人が難民として認定される動きが進むことを期待したい」と話しています。
こうしたなか、おととし来日し、東京入国管理局に難民認定を申し立てていたシリア人の男女3人が難民に認定され、12日、本人に伝えられたことが支援団体への取材で分かりました。「アラブの春」以降、去年12月末までに来日したシリア人60人が難民の認定を申し立てていましたが、「政府から迫害されるおそれがある」として難民に認定されたのは今回が初めてです。
今回の認定について、全国難民弁護団連絡会議の渡邉彰悟弁護士は「日本の難民認定の審査は、ほかの先進各国と比べても厳しく、認定は遅すぎたといえるが、第一歩が踏み出された。来日している多くのシリア人が難民として認定される動きが進むことを期待したい」と話しています。