日経、せっかく1日前は穏やかなのに1日たつと元の木阿弥

<日経、せっかく1日前は穏やかなのに1日たつと元の木阿弥>

こっちの記事は、事実のみですから問題ありません。
経常収支

しかし1日後は、「経常黒字は日本の稼ぐ力、赤字はまずい、黒字を押し下げる」だから、この新聞、本当に終わっています。

経常1
経常2

過去記事参照
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いい加減にしろよ日経!読売!経常黒字が海外から稼ぐ力だと

法学部卒が書いているのでしょうねきっと。でも、これを日経内で「違う」と指摘する人がいないのでしょうか?そこが何とも不思議です。

国際収支は、縦書きではなくてこんな風に、横に並べて書けば、一発なんですけどね。すでに高校の資料集では、このように記載しているところが出てきています。

2経常収支

 それで「金融収支」赤字ですよね。そう、日本は「経常収支の黒字があああ」などと言っている間に、金融収支赤字の月や年が、すでに生じています。

 さあ「国債暴落説」のみなさん、どのように理由づけをするのですか?


図解 使えるマクロ経済学

前半はそれほど特筆するほどでもないと思うが後半がよく纏まった学説史のノートみたいで感心した。
かなり最近の本なのでアベノミクスまで位置付けて載ってる。断片的には知ってたつもりでもきちんと現代までの学説史としてはあんまり理解してなかったのだなと反省も頻り。
「新古典派」と「新しい古典派」の違いが判らない人はぜひ読んでみた方がいい。
ちなみに自分は楽天Koboで今さっき読み終わった。KoboのPC版でも図版が拡大縮小できればいいのにとちょっと思った。
zakki

<資本主義もいろいろ、唯一の解などない>

<資本主義もいろいろ>

ドイツ 女性登用


ドイツでは、女性登用数値が義務化だそうです。

ドイツでは、取締役会に、「労働組合代表者」が加わります。監査委員会は、その取締役会を監査するシステムです(日本の制度では)。ドイツでは監査役会が、事実上の最高意思決定機関だそうです。

ドイツではアウディやVW、BMWやベンツなどの高級車の新型がうようよ走っています。これは、会社が通勤者にそれらの車を支給するからです。部長クラスならランクは○○、課長クラスなら○○と差をつけて支給します。プライベートで使うのも自由です。(その分、アメリカのように給与がバカ高いということはありません)

 資本主義には色々な形があり、どれが正しい、どれが良いというものでもありません。
このあたりは、比較制度論「青木昌彦」、ゲーム理論でお調べ下さい。

 日本は、戦前は今の香港以上の「資本主義」でした。戦後、日本式雇用システムが確立しました。これらは「合理的」にそうなったシステムで、けっして「非合理」なシステムでもありません。

 年功序列は年齢に平等なシステム(技能的・能力的には差別)で、能力的・技能的システムでは「定年」は年齢差別です。

 唯一の「解」はありません。

菅原晃『図解 使えるマクロ経済学』(中経出版)を読了。「日本の借金は世界最悪」「国債は負担を将来に転嫁する」「貿易赤字国に転落した日本はやばい」 など新聞やテレビでよく聞く俗流経済学をバッサリ斬る。良書。おすすめ。 amazon.jp/o/ASIN/4046005…
From: yoshida45



<追記>
 
 昨年暮れ以降、私を名乗るネット上の投稿が続いているようで、出版社にまで問い合わせが来ており大変迷惑しています。仕事を抱えており暇がありません。ブログの更新が不定期になったのも、忙しく予定がたたないというのが理由です。ご質問などはこちらのブログにお願い致します。社会人の方ならご理解いただけると思いますが、誰も24時間働けません(笑)。

インフレ・通貨安・高金利

<インフレ・通貨安・高金利>

 ウクライナ、大変なことになっています。

ウクライナ インフレ 通貨安 利上げ

 通貨は信用(クレジット)によって成り立っている共同幻想ですので、信用が崩れると、あっという間に価値が下落します。

 「大規模な金融緩和で日本国債が売られ、ハイパーインフレ(池田信夫・池尾和人)」という状態は、ウクライナのような状態が、もっと激しくなることを示します。

過去記事
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臨時投稿 グローバル原理主義 中野

 経常赤字は、例えば、「日本の海外投資<日本への海外からの投資」のことであり、その結果日本の対外「純」資産は目減り

去年 日本の海外資産600円、海外の持つ日本資産300円、差額の300円=純資産 

今年 日本の海外投資20円、海外からの日本投資30円なら、△10円、日本の海外資産620円、海外の持つ日本資産330円、差額は290円=純資産


しますが、別に日本の「海外資産(例:外貨)」が減るわけではありません。

 しかも、「資本自由化」の時代ですから、「輸出で外貨を稼ぐ、輸入で外貨を使う、過去の対外純資産がその支払いに充てられる」ということではありません。

 日本企業が外貨を調達しようと思ったら、いくらでも外貨は調達できます。

 ただし、ウクライナや北朝鮮の場合は、「買いたい」といっても、相手がドルをなかなか売ってくれません。買えるにしても、自国通貨安=ドル高になります。それを防ごうと、中銀が自国通貨買い=ドル売りをすると、自国の外貨が不足し・・・

結局持っている「過去のストック=ドル」を使用しますが、それが枯渇していく・・・という状況です。

ですから「IMF(国際通貨基金:基金なので外貨獲得に困る際に、保険のように適用するシステム)」が融資することになります。

ウクライナの場合、外貨準備は64億ドル、輸入代金の3か月分(IMFが最低限必要とする基準)を下回りました。

ウクライナは債務不履行(デフォルト)を回避するため、IMFと協議中です。

国債投売り(国際価格下落=金利高)=通貨安・インフレという状態は、ウクライナのような例です。日本がこうなるという人は、「パニック本」を出し続けています。

日本は世界GDPの7%(2011年)を占める、超大国です。世界200カ国の下位半分100カ国を足しても、日本のGDPにおよびません。

日本が投げ売りされる・・・それは世界経済から見て、どういう状態なのか・・考えれば分かるようなものですが・・・。

中学校公民教科書でさえ、貿易赤字は企業の赤字と違う!と言っているのに・・

<中学校公民教科書でさえ、貿易赤字は企業の赤字と違う!と言っているのに・・>

 さて、今は、中学校公民の教科書でさえ、貿易赤字と企業や家計の赤字は違うという時代です。予備校講師や、日経・読売新聞は、「中学校教科書が間違いだ!」とでも言うつもりなのでしょうか???

東京書籍 新しい社会 公民H26 p145

 貿易を拡大していくことは、その国の利益になります。しかし昔から、貿易をめぐる国家間の争いは絶えません。

 一つの理由は、輸入が輸出を大幅にうわ回って貿易の赤字が拡大すると国が貧しくなると考えられたことです。

 確かに家計の場合であれば、支出が収入をうわ回るとその差額は家計の赤字となり、その差額は借金でうめなければなりません。しかし、貿易の場合には、赤字は企業や家計の借金になるわけではなく…保有する外国通貨の残高がその分減少するだけです。…国が貧しくなるというわけではありません

 もう一つの理由は…安価な輸入品が国内にたくさん入ってくると、国内産業を保護する為に、国による輸入規制が行われることがあります。すると相手国が対抗措置をとり、これに対してまた報復するというように、報復合戦が繰り返されます。

 一国の輸入規制に他国もまた輸入規制で応じると、貿易そのものがしだいに縮小し、ときには戦争に発展していくこともあります。第二次世界大戦の原因の一つは、このような貿易紛争にあったといわれています



 
 さて、このように学んだ中学生が、高校に入り、現代社会(だいたいの高校では1年次に履修)を学びます。

清水書院 高等学校 新現代社会 最新版 H26 p186

清水書院 高等学校 新現代社会 最新版 H26 p186

 国際収支の総合計は、統計上つりあうようになっている。

(筆者注 昔 経常黒字=資本赤字 今 経常黒字=金融黒字)

 国際収支:外国から資金が入れば黒字、出て行けば赤字となる。これは単なる資金の移動を示すのみで、黒字がのぞましいわけでも、赤字が避けたい事態というわけでもない



  
 さて、高校3年生では、政治経済を学びます。現代社会か、政治経済は選択必修で、どちらかを必ず学ばなければいけません。 

清水書院 高等学校 新政治・経済 最新版 H26 p132~133

 高度経済成長期に日本の経常収支は「国際収支の天井」という制約の下にあった。好景気になると輸入が増え、外貨準備が底をついて赤字になるために、金融を引き締めて景気を後退させるという制約である。したがって不景気になると自動的に黒字化した。

 1960年代後半以降…輸出が拡大し、貿易黒字が定着すると国際収支の天井問題は解消され、以後黒字を続けてきた。

 一方、資本収支では投資収支が大幅な赤字となることが多く、それは海外に工場が進出したり、株式や債券の購入などの投資をしたためである。その収益は、経常収支中の所得収支として計上される。資本収支の赤字は、わが国が債務国から債権国に変化したことを示している。

 したがって、国際収支では単に「赤字か黒字か」で望ましさを論じるのは、ふさわしくない。…海外に投資すれば、貿易黒字が、資本収支の赤字となるのである。その赤字が、債権国である証拠であるとすれば、家計の赤字の意味とは異なることに注意したい



 筆者注:現在は 貿易黒字(経常黒字)=金融黒字です。黒字は債権増のことです。

貿易黒字ですが、その儲け???は、国内総生産(GDP)から出ています。日本人から儲けた、国内総生産(GDP:GDI)の一部を海外資産(簡単にドルとしましょう)にしているのが貿易黒字です。

本質的に、貿易黒字を経常黒字と変えても同じです。

経常黒字赤字模式図


 それが、浪人して予備校に入ると、予備校講師のトンデモ論です・・・

陰山克秀 代々木ゼミナール公民科講師 

「蔭山のセンター現代社会 パワーアップ版」2014

「レーガノミクス双子の赤字、財政赤字と貿易赤字で息も絶え絶え」
「日本の貿易赤字は解消しないといけない」



 社会人になると、日経でさえ、「経常黒字はもうけだ!」・・

http://abc60w.blog16.fc2.com/blog-entry-995.html

いい加減にしろよ日経!読売!経常黒字が海外から稼ぐ力だと???ふざけるな

 中学生にも「ウソ!どっち?」と言われるでしょう。終わっています。

<追記 情報いただきました>

(2)
>他にも予備校の講師が現役生向けに書いた書籍に、「貿易黒字はもうけだから、ドンドン輸出を伸ばそう!」みたいなことが書いてあるものがありました…。

について。

http://abc60w.blog16.fc2.com/blog-entry-995.html
<いい加減にしろよ日経!読売!経常黒字が海外から稼ぐ力だと???ふざけるな>

で説明したように、総供給=総需要は次の式で表されます。

総供給 = 総需要
  IM+Y = C+I+G+EX

輸入+総生産 = 内需+輸出

貿易黒字は、輸出を伸ばし輸入を抑え、差額を稼ぐことなのでしょう?

上の式で、左辺「輸入」を抑えつけてください。そうすると、右辺「内需+輸出」が伸びないことが分かると思います。

いいですよ。輸入を減らしたり押さえつけたり・・・それは、右辺内需の拡大を自ら抑えることです。こんなナンセンスな話、ないでしょう。

こんなもの、ISバランスを知らなくても、分かる話です。基礎の基礎の基礎、家の工事で行けば、基礎工事のための「木のくい」のような段階の話です。

<追記2 コメントより>

輸入>輸出 が継続すると支払う為の外貨が無くなる
外貨が得られないければ資源(原材料やエネ)のない日本では生産(総生産)も消費(内需)も縮小する、維持する事が出来なくなる
と思うのです
【輸入+総生産=内需+輸出 】はこの多くの大人の恐怖感を払拭する事が出来ないのでしょう
この恐怖感は実に困ったモノだと思います」



 1)やはり、世代の影響が大きいと思います。この世代が、必死に上記のトンでも論を流し続けています。

http://abc60w.blog16.fc2.com/blog-entry-934.html
見事に、トンでも経済論の人たち 真壁昭夫 [信州大学教授]

 今は資本取引の自由化の時代で、ドルなどいくらでも(変な話、庶民の交換など無限大にできる状況)手に入ります。これが教科書で伝えられていないのですね。

 2)ここまで来ると、例のISバランスが必要になります。貿易黒字=海外への資金提供、貿易赤字=海外からの資金流入・・・これをしっかり伝えることが必要です。

 何しろ、「現代社会or政治経済」は、必修ですから、「九九」のように国民全員に伝えようとすれば伝えることが可能です(受け手が理解できるかどうかは別にして)。国民の半分にでも伝われば、200年も前に否定された「重商主義」思想もなくなるでしょう(笑い)・・・って逆に言えば、200年以上も「伝わらない」ことが実証されているので、やはり「伝わらない」のでしょう(笑い)。

 浅川さんたちが、「自給率に意味はない」と農水省キャンペーンを否定すると、教科書記述も変わります。

清水書院 高等学校 現代政治・経済 H26 p234

「農業への危機感はホンモノか」

 農業の危機として取り上げられることが多いカロリーベース自給率は、国民に供給されている食糧の全熱量(カロリー)合計のうち、国内で生産された割合を示したものである。しかし、総供給の3割にも及ぶと言われる廃棄分を消費量に含んでいること、畜産物の自給率を史z量の自給率から計算していることなどから、現在の計算方法による自給率は実態に比べて過小になっているとの批判も多い。

 また品目別農業産出額を見ると…カロリーが低い野菜・果実等の生産に転換が進んでいることも…計算上の自給率を低下させる原因となっている。

 野菜・果樹・畜産物に関する我が国の関税率は国際的にも低く、高い付加価値をもって…生き残りを目指す農家の姿はけっして農業の衰退を表すものではない。



 この教科書、明大の飯田泰之先生、一橋の宇南山卓先生とか、「まともな」「若い」先生が執筆陣に加わっています。アホ世代はもう勘弁してほしいです。

高校で正しい経済を教えているのに、予備校講師がトンデモ論吹き込んでどうする!

<高校で正しい経済を教えているのに、予備校講師がトンデモ論吹き込んでどうする!>

 「貿易黒字は儲け、貿易赤字は損」←アダム・スミスが200年も前に否定した重商主義。これを、予備校講師が普及してどうする!!

<高校教科書・資料集 まとも>

高校教科書清水書院 「現代政治・経済」

「経常収支が黒字であることは、国内の需要(内需)が不活発で、国民の多くが貯蓄を行っていることを反映し・・・それとは逆に、国内消費が活発で,国民の多くが投資をおこなうばあい,経常収支は赤字となる。経常収支の問題は、国際間の問題であると同時に国内における経済活動の反映である」

実教出版資料集「現代社会」

「資本収支(注 現在は金融収支)の赤字を経常収支の黒字で埋め合わせているわけではないこと、赤字=悪ではないことに注意」



<予備校 トンデモ論>

陰山克秀 代々木ゼミナール公民科講師 

「蔭山のセンター現代社会 パワーアップ版」2014

「レーガノミクス双子の赤字、財政赤字と貿易赤字で息も絶え絶え」
「日本の貿易赤字は解消しないといけない」



<大学 経済学>

赤間道夫 愛媛大学教授

高校生からわかるマクロミクロ経済学

高校の「政治・経済」や「現代社会」に出てくる経済用語を使って,大学のマクロ・ミクロ経済学への橋渡しをしようという現役高校教師による野心作である。GDP,貿易黒字,比較優位論,国債,財政政策と金融政策の項下で,新聞・書籍などの論評を入れ込んで経済学の理解の要点をまとめている。

中高の社会関係科目を担当する教員の出身学部は経済学部とはかぎらない。免許状更新講習の経験からするとむしろ少数派ではないかと思う。高校の「政治・経済」や「現代社会」の教科書・資料集は想像以上に網羅的である。そのなかから経済現象を経済学で説明するという本書は経済学入門書としての役割をもつものだ。

貿易をゼロサム・ゲームととらえては間違いである,政治的理由から農業の貿易自由化への反対意見を認める,アベノミクスを念頭におきながらひとつの理論ですべてを説明できないなど現代経済学思考の特徴も押さえている。



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