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 朝日新聞デジタルをご覧の皆さん、はじめまして。Jリーグ広報部の吉田です。このコラムでは「何だか、Jリーグって面白そうだな」とか、「1回くらいはスタジアムに試合を見に行ってみようか」と思ってもらえるようなことを「つぶやき」ます。

 J1のクラブは頻繁に取り上げられていますので、初回はあえてJ2を取り上げます。その魅力は三つ。

①何気に大物選手がいます

 昨年の春先にちまたの話題を席巻した元ウルグアイ代表のフォルラン(セ大阪)をはじめ、三浦知(横浜FC)、小野、稲本(札幌)、森本、鈴木隆(千葉)、家長(大宮)、松井、駒野(磐田)、岩政、加地(岡山)、巻(熊本)など日本代表で活躍した選手がJ2にも数多く在籍しています。往年の名プレーヤーを見るのはJ1とは違う楽しみかも。

②何気に監督が元スターです

 イタリア・セリエAで活躍した名波浩(磐田)、オフトジャパンで活躍したラモス瑠偉(岐阜)、闘将・柱谷哲二(水戸)、アジアの壁・井原正巳(福岡)、アジアの大砲・高木琢也(長崎)など現役時代Jリーグのスター選手だった方たちが数多く采配を振るいます。指導者となった彼らの活躍も必見。

③何気に熱いダービーマッチ

 北関東ダービー(水戸、栃木、群馬)、四国ダービー(讃岐、愛媛、徳島)、バトル・オブ・九州(福岡、北九州、長崎、熊本、大分)など隣県どうしのダービーマッチが数多く存在。地域の誇りを懸けた戦いであるがゆえに、単なる勝敗以上の価値がある熱い戦いが展開。

 私のイチオシはファジアーノ岡山。海外クラブから逆輸入した岩政と加地が、ファジアーノ名物のウィンターキャンプ(今年は無人島でのサバイバル生活!)を経て、結束したチームをどこまでリードできるかが見ものです。第1節で快勝(岐阜に3―0)したため、現在単独首位。ちなみに岡山の商店街には「現在J2・1位」と、やや気が早い懸垂幕が掲げられていました。

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吉田 国夫(よしだ くにお)

 Jリーグ広報部チーフ。大学卒業後、放送局勤務、プロ野球の球団フロントスタッフを経て、2009年にJリーグに転職、現在に至る。