(健太)さすが。
手際がいいな。
(哲)タイもすごくいい。
(辰夫)この大きさでこれだけのタイはなかなか手に入らん。
(純)そうなんですか。
(奈緒子)だって目利きに厳しい板長が見た瞬間すぐにOK出したんだから。
(真知子)うちのお父さんの仲間が昨日釣り上げたばかりなんです。
(真知子)鮮度は折り紙付きです。
よいしょ。
(奈緒子)それは?私が作った塩こうじです。
うん。
いい感じ。
(辰夫)それで一晩漬け置きするんやな?はい。
(辰夫)哲。
健太。
じゃあ。
(哲・健太)はい。
お願いします。
(健太)じゃあ運びます。
はい。
それじゃあ打ち合わせに行きましょうか?はい。
お願いします。
見るからに華やかですごくいいと思います。
特にこのコチョウランの花。
使うお花の手配はもう済んでる?
(綾)はい。
先日市場で直接話をしてきました。
当日の朝届けてもらいます。
分かりました。
次和菓子はどうなってる?
(佑美)はい。
(佑美)こちらのお店に特注でお願いしています。
特注?はい。
日の出のイメージを形にできないかと思いまして。
日の出って。
そういえば香さんも掛け軸選んでるときそんなこと言ってたわね?
(香)はい。
ライジング・サン。
陣内リゾートのロゴマークなんです。
なるほどね。
(香)奈緒子さん。
私も当日の部屋のしつらえに使うものをリストアップしたので見てもらえますか?どれ?どれ?どれ?
(志乃)接待の準備は順調に進んどりますか?はい。
着々と。
皆それぞれに工夫を凝らしてくれていますのでとてもいい会になりそうです。
(志乃)まるでもううまくいったかのような顔やね。
いいえ。
とんでもない。
(志乃)油断は禁物。
最後まで気を引き締めてくださいよ。
はい。
分かっております。
私の腰もだいぶようなってきました。
この調子なら当日かぐらやの大女将としてご挨拶できるかもしれんわ。
そうですか?そうしていただけると陣内さまもお客さま方も皆さま喜ばれると思います。
ほうか?もちろんです。
大女将がいらっしゃるのといらっしゃらないのとでは会の重みがぐんと変わってきますから。
ほうか。
ほんなら何とか当日までに治さんとね。
はい。
ぜひお願いします。
いやぁ。
真知子さんが仕切っとるがは心配やけど。
うん。
この会は何としても成功してもらわんといかんさかいね。
はい。
うん。
(和代)あのタイ見事だったわね。
(弘美)あれさえ手に入ればこの接待は成功したようなもんでしょう。
(知子)真知子さん。
また陣内さまに熱烈アピールしちゃうわね。
(弘美)陣内リゾートの新しい旅館の女将に王手かな?
(和代)間違いないわね。
(房子)《本日から陣内さまの担当はお嬢です》
(綾)《えっ!?ありがとうございます房子さん》
(綾)《私はただ陣内さまの笑顔が見たくて》《少しでもそばにいたくて。
それだけなんです》
(房子)《それは恋というんです》
(綾)《2人が楽しそうにしているのを見るともうどうしていいか分からなくなって》全てはお嬢のため。
そしてついにその日がやってまいりました
えー。
皆さんには大変ご心配をおかけしましたがおかげさまでほら。
もうすっかり元通りです。
えー。
本日はこのかぐらやで陣内さま主催の接待の席も設けられます。
準備は抜かりなく進んでると思いますが最後まで気を抜くことがないようにみんなでいい会にしましょう。
(一同)はい。
ほんなら本日もよろしくお願いします。
(一同)よろしくお願いします。
よし。
気合入れるっちゃ。
(香)取りあえずこの配置どおりにお願いします。
(和代)了解。
(綾)ありがとう真知子さん。
後は私に任せてください。
はい。
じゃあここに置きますね。
(綾)はい。
またすぐに見に来ます。
(綾)はい。
(佑美)あっ真知子。
和菓子が届いたよ。
どれ?見せて。
(佑美)ジャン。
ああ。
いいねこれ。
(佑美)うん。
OK。
じゃあ私はタイの確認をと。
(佑美)うん。
うん。
いい感じ。
こっちかね?ほれともこっちかね?どちらもおめでたい柄ですし大女将にお似合いになると思います。
ほれは分かっとります。
ほんでも今日は陣内リゾートさまのこの金沢での船出の日や。
もう少し悩ませてたい。
ですがお客さまのお出迎えの時間も迫っておりますので。
どっちやろな?早くお着替えを。
(知子)真知子さん。
タイの取り分け皿はこれでいいんだっけ?いえ。
こっちの九谷です。
(弘美)そっか。
了解。
(辰夫)真知子さん。
ちょっとええか?あっ。
はい。
(辰夫)お造りの魚やけど今日はアオリイカのええのが入ったんや。
お客さまにぜひ召し上がっていただきたいさかい献立に一品加えてくれんか?分かりました。
きっとお客さまも喜ばれます。
佑美。
お造りの内容変更。
こっちでお願いします。
(佑美)はい。
これアオリイカ。
うん。
アオリイカを追加ね。
了解。
(陣内)大女将。
本日はどうぞよろしくお願いいたします。
こちらこそよろしくお願いいたします。
(陣内)失礼します。
(陣内)真知子さん。
けさはいつにも増して走り回ってるみたいですね。
お恥ずかしいかぎりですが大張り切りでして。
(陣内)徳山支店長。
ようこそおいでくださいました。
お待ちしておりました。
(一同)いらっしゃいませ。
さあどうぞ。
(房子)ご案内させていただきます。
どうぞ。
(増岡)どうぞ。
どうぞ。
まあ村田さま。
これは村田さま。
林さま。
(村田)やあ。
奈緒子君。
おっ。
大女将もすっかり復活したね。
おかげさまでありがとうございます。
林さまもようこそおいでくださいました。
(林)今日はよろしくお願いしますよ。
(村田)いやぁ。
天気も上々。
いやぁ。
実にいい日だね。
えっ?陣内君。
はい。
ですがきっともっといい日になりますよ。
そうできますように精いっぱいおもてなしさせていただきます。
(村田)はい。
どうぞお部屋の方へ。
(村田)それじゃあ。
(一同)お上がりくださいませ。
(村田)失礼しますよ。
(村田)いやぁ。
見事だ。
いや。
実に見事だね。
(陣内)本日はわが陣内リゾートのためにお集まりいただき誠にありがとうございます。
皆さまのご尽力のおかげで無事新しい旅館の改装工事に入ることとなりました。
本日はそのご報告とお礼を兼ねまして存分にお楽しみいただければと一席設けさせていただきました。
早速ではございますが本日のご宴席の趣向を手掛けました者をご紹介させていただきます。
真知子さん。
・失礼いたします。
ただ今ご紹介いただきました真知子でございます。
何?君が?本日は陣内リゾートさまと金沢の皆さまの新たな船出ということで縁起をテーマに会を進めさせていただきたいと思います。
(徳山)いやぁ。
確かに。
部屋全体におめでたい雰囲気が満ちてますな。
(村田)そうですね。
それでは早速お茶とお菓子を振る舞わせていただきます。
(佑美)失礼いたします。
(香)失礼いたします。
(綾)失礼いたします。
(村田)うん?この菓子は見たことがないね。
(佑美)この日のために春風堂のご主人に特別に作っていただきました。
(香)陣内リゾートさまのロゴマーク日の出をかたどっております。
(陣内)あっ。
それで掛け軸も日の出ですか。
いや。
これはうれしいな。
(林)いやぁ。
仲居でこのレベルとは。
さすがかぐらやですな。
(徳山)まったくですな。
(村田)なるほど。
(陣内)うーん。
これはうまい。
何とも言えない味わいですね。
そちらはかぶらずしと申しましてこの金沢の冬を代表するご宴席料理でございます。
(陣内)なるほど。
これはぜひうちの旅館でも出したいですね。
(村田)ちなみにこの小籠包はね奈緒子君のご亭主であるこのかぐらやのご長男が作ったんですよ。
(徳山)確か茶屋街にお店が?はい。
(徳山)なかなかの評判と聞いてますよ。
まあありがとうございます。
徳山さまも名物の夫婦弁当ぜひ一度お召し上がりになってみてください。
(徳山)夫婦弁当?はい。
(村田)その夫婦弁当という名はね私が付けたんですよ。
そうでございますね。
ええ。
(辰夫)いい感じに漬かっとるやないか。
はい。
よし。
じゃあ焼いていきますか。
(一同)はい。
うん。
(増岡)あっ。
いかがでございますか?中の様子は。
「めでたい」「うまい」「素晴らしい」ってそればっかり。
(香)それはもう上機嫌で。
大成功なんじゃないかと思います。
(増岡)ほれはよかった。
はい。
・失礼いたします。
本日のメーンをお持ちいたしました。
こちらが本日のメーン。
オオダイの塩こうじ漬け姿焼きでございます。
(村田)おお。
これは見事なタイだ。
(林)いやいや。
めでたいことこの上ないですな。
(一同)アハハ。
(林)あっぱれ。
あっぱれ。
それでは早速取り分けさせていただきます。
あの立派なオオダイは漁師である真知子さんのお父さまが特別に手配してくださったものなんです。
(一同)ほう。
はあ。
どうぞお召し上がりください。
(徳山)うん。
それでは早速。
(林)私も。
(村田)みんな言葉を失ってるようですな。
では私も。
(村田)んっ!?んっ…。
女将。
これはいったい何だ!?えっ?村田さま?どうかされましたか?こんな塩っ辛いものをよく食わせてくれたもんだね?塩辛い?
(村田)ああ。
ちょっと失礼させていただきます。
真知子さん。
これ?何で?
(増岡)ああ。
大女将。
板長。
(辰夫)どうしたんや?
(増岡)真知子さんのタイが一大事でございます。
えっ!?女将。
板長を呼びなさい板長を。
あのう。
ですが。
申し訳ありません。
この料理を作ったのは私なんです。
(村田)何?君が?どういうことなんだね?えっ?女将。
あっはい。
あのう。
今日のお食事会は女将塾の塾生4人が中心となりまして今までにない会にしようと…。
・失礼いたします。
(村田)大女将。
このたびの不祥事誠に申し訳ございません。
あなたたち。
早うその料理片付けなさい。
(3人)はい。
ホントに申し訳ありません。
真知子さん。
あなたも下がりなさい。
ですがこれは私の責任…。
これはもうあなたがどうにかできる問題やありません。
真知子さん。
後のことは私たちに任せてください。
はい。
失礼いたしました。
(村田)あの娘。
こんなめでたい席に水を差しおって。
本当に申し訳ございません。
申し訳ございません。
・
(ドアの開く音)ああ。
真知子さん。
ここにいたのね。
皆さんは?もうお帰りになりました。
あの後板長も一緒におわびしてくださって。
代わりの心尽くしのお料理で何とか皆さんのお怒りも静まりました。
本当にすみませんでした。
何でこんなことになったのか全然分からなくて。
でも結果は結果です。
決して言い訳はできません。
はい。
すみません。
板長にもおわびしないと。
あなたをリーダーに指名したのはこの私です。
責任は私にあります。
皆さんには私からおわびします。
このたびは大変なことをしてしまい申し訳ありませんでした。
ほやさかい私は反対やったんや。
真知子さんを仕切り役にすることも料理をさせることも。
(辰夫)わしもうかつやったと思う。
板場を預かる者として塩こうじの味は確かめてみるべきやった。
いいえ。
全て私の監督不行き届きです。
ほのとおりです。
ほやけど真知子さんの責任も大きいですよ。
はい。
真知子さんにはしばらく謹慎をしてもらおうと思っています。
もちろん私も。
奈緒子さんも?あなたが謹慎したらいったい誰がこのかぐらやの信頼を取り戻すんや?それは…。
(増岡)ああー。
いったいどうしたことやら?真知子さんに限ってあそこまで塩加減を間違えるやなんてとても思えませんが。
房子さん。
房子さん?決してあってはならないことがこのかぐらやで起きてしまったということです。
(増岡)やっぱり真知子さんは謹慎でしょうかね?
(房子)謹慎?
(増岡)ええ。
(房子)そうでしょうね。
(増岡)うーん。
そっか。
うーん。
はい。
はい。
分かりました。
謹慎ですか。
また連絡するから。
後でゆっくり話しましょ。
それじゃあね。
(呼び出し音)
(知子)謹慎らしいわね。
真知子さん。
(和代)まあ仕方ないわよね。
あれだけのことしたんだから。
何かやるんじゃないかと心配してたけどまさかあそこまで派手な花火を打ち上げるとは。
(戸の開く音)
(一同)ただいま。
(佑美)真知子。
部屋かな?
(香)私見てくる。
(香)いないみたい。
どっか行ったのかな?
(佑美)えっ?
(綾)あれ?ここに携帯がありますね。
香さん?ちょっとすいません。
もしもし?私だけどこんな時間にどうしたの?
(香)あのう。
真知子そちらに伺ってないでしょうか?真知子さん?うちには来てないけど。
(香)心当たりは捜したんですけど宗佑さんのお店にもどこにもいないんです。
いないって。
どういうこと?真知子さん。
どこに行っちゃったの?2015/03/13(金) 13:30〜14:00
関西テレビ1
花嫁のれん #50[字][デ]【出演:羽田美智子 矢田亜希子 野際陽子】
真知子(矢田亜希子)の父が漁に出たまま戻らないと連絡が入る。奈緒子(羽田美智子)から事情を聞いた陣内(須賀貴匡)とともに能登に帰り、不安な夜を過ごす真知子だが…
詳細情報
番組内容
陣内(須賀貴匡)の食事会に出す大鯛が届き、喜ぶ真知子(矢田亜希子)。これまで以上に張り切って準備を進め、大鯛も自分で作った塩麹につけ、下準備を終える。
宿泊客の大切な鞄に味噌汁をこぼしたり、お客様の伝言を正確に伝えなかったせいで大騒動を起こしたりと、失敗ばかりしていた真知子。しかし今回、予想以上の活躍を皆が評価。
番組内容2
陣内が開く和風旅館の女将には、何が何でも綾(原田佳奈)になってもらいたい房子(沢田雅美)は焦る。思いつめた房子は、深夜、誰もいない旅館の調理室に忍び込み…。
そして迎えた食事会当日。真知子を始め、塾生たちは招いた客人を心を込めてもてなす。いよいよ真知子がこの会のメインの大鯛料理を出すのだが…。
出演者
神楽奈緒子:羽田美智子
神楽志乃:野際陽子
片瀬真知子:矢田亜希子
宮崎 綾:原田佳奈
白山 香:広澤 草
石野佑美:川村ゆきえ
神楽翔太:草川拓弥
神楽 幸:木村真那月
・
神楽宗佑:津田寛治
小島房子:沢田雅美
神楽辰夫:山本 圭 ほか
スタッフ
原作・脚本:小松江里子
演出:村田忍
プロデュース:市野直親(東海テレビ)
伊藤一尋(テレパック)
沼田通嗣(テレパック)
東田陽介(テレパック)
音楽:富貴晴美
主題歌:東方神起「サクラミチ」(avex trax)
エンディングテーマ:東京カランコロン「夢かウツツか」(avex trax)
制作著作:テレパック
制作:東海テレビ
ご案内
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ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
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