はぐれ刑事純情派16 2015.03.13


(自転車のベル)ああっ!?道の真ん中チンタラ歩くんじゃねえよ!自分こそ二人乗りしてるんじゃないわよ!あぁ!?うるっせえよ!!なんだよバカヤローッ!ちょっとっ!降りなさいよ!警察に言ってやるーっ!!
(倉橋多喜子)んもーっ!!あ…イタッ…。
(大沼君江)何するんですか!?あたしのほうが先でしょうが!
(野村信吾)早いもの勝ちだよ!なに言ってんだい!「なに言ってんだ」じゃありませんよ。
看護婦さん!あたしのほうが先でしたよね?
(看護師)またケンカですか?
(看護師)やめてください!手を出さないのっ!うるさいなあっ!もうっ!!
(看護師)すみません。
(パトカーのサイレン)
(五十嵐刑事)状況からするとこの自転車で転倒してここで頭をぶつけたみたいですね。
(今井刑事)その後ベンチまで行き亡くなったのかな?
(安浦刑事)死亡推定時刻は?
(里見刑事)死後4時間ぐらいです。
(林刑事)11時過ぎですね。
座って寝てるようにも見えますから通行人も気がつかなかったんでしょうね。
(高木刑事)安浦さん。
薬袋の中に診察券が入ってました。
亡くなったのは野村信吾さん。
病院の帰りでしょう。
じゃ病院を当たってくれ。
事故の可能性もありますね。
とにかく目撃者探しだな。
・野村さんじゃないかしらっ!?ヤダッ!あたし知ってる!野村さん!ねぇちょっと!すいません!ご存じの方なんですか?うん!今朝もね病院でもあんなに元気に大沼さんとケンカしてたのに。
野村さんとね大沼さんてすっごい仲悪いの!
(五十嵐)あの大沼さんて?あっすぐそこに住んでるわよ!ご案内しましょうか?安浦さん!おう…。
じゃあお願いします。
オッケー!こっちこっち!
(里見)えらいはりきってますなぁあのおばちゃん。
(高木)ケンカですか?
(看護師)野村さんと大沼さんいつもケンカばかりなんですよ。
今日なんかつかみ合いですよ。
つかみ合い?原因は何ですか?靴ですよ…。
どっちが先に履くかって。
なんでいちいちあたしのすること邪魔するの?なんだとっ!お前が邪魔してんじゃないか!どいてって言ってんのよ!
(看護師)やめてくださいっ!フンッ…!そんなに仲悪いんですか?「犬猿の仲」っていう典型ですかね…。
(多喜子)ちょっと!ここ…ここここ!えらっそうな家よね〜!ご協力ありがとうございました。
(多喜子)いいのよ気にしないで。
(チャイム)気にしないで気にしないで!あの…ここから先は捜査上の秘密となりますので申し訳ありませんがお引き取り願えますか?あらっ…そうなの?案内してあげたのに?申し訳ありません。
そう…。
じゃ…。
(チャイム)
(大沼圭子)謝謝。
(中国語)
(圭子)メールするわね。
(上原)メール見るよ。
再見!…大沼ですがうちに何か?
(五十嵐)大沼君江さんですか?君江は夫の母ですが。
(五十嵐)お姑さん…?山手中央署の者ですが。
でも刑事さんがなんで義母に用があるんですか?いえ…それはちょっとご本人にお伺いしたいので。
そうですか…。
ちょっとお待ちください。
(圭子)お義母さん!山手中央署の刑事さんですって。
お義母さん?
(圭子)開けますよ。
お義母さん…?お義母さん!ねえ!お義母さんどうしたのっ!?・お義母さん!お義母さん!
(林)失礼します!
(林)どうされましたっ!?
(圭子)義母がっ…!
(川辺課長)なにっ?死んでる?どうして?ああ…わからない?じゃあすぐ鑑識を回すから。
(田崎刑事)死んだって誰がです?
(川辺)大沼君江だよ。
被害者と仲が悪かったっていうおばあさんですか?まさか連続殺人じゃないだろうな?
(高木)あっご苦労さんです。
近所の聞き込み当たります。
ねっ刑事さんっ!ねえなにがあったの?
(高木)取り込み中ですから。
(多喜子)ねおばあちゃんでしょ?安浦さん。
これといって外傷は見当たらず死因は判定できないそうです。
病死か他殺かもはっきりしませんね。
司法解剖に回してもらおう。
(林)はい。
なにか盗まれたものはありませんか?はい…特に思い当たりません。
安浦さん。
奥さまは昼前に出かけ先ほど戻りました。
奥さまがお出かけのときにお義母さまは?はい。
私が出かけるときちょうど病院から戻ってきたんです。
どっかお悪かったんですか?…以前胆石をやりまして薬をいただきに病院に行ったりしてます。
奥さまはどこへお出かけだったんですか?大学です。
大学へお勤めですか?いえ学生なんです。
学生…?今年…社会人枠で入学したんです。
ほぉ…。
・圭子っ!あなたっ…!
(大沼邦夫)おふくろどこだ?お部屋に…。
あ待って!警察の者ですが。
あなたは?大沼部長の部下の丸山です。
母さんっ…!なぜだ…?出かけるときに気づかなかったのか?
(圭子)…ごめんなさい。
(邦夫)現にこうして死んだんだぞっ…!だから大学だなんてっ!ずっと付いててくれればもっと早く気づいてこんなことにはならなかったかもしれないだろっ!!ご主人ちょっと落ち着いてください。
(丸山奈美恵)部長ちょっとよろしいですか?こんなときに申し訳ありませんが東洋ユニットの越川さんが6時にいらっしゃるので私社に戻ります。
(ため息)事情を話して詳しい話は来週にまわしてくれと。
それでは間に合いませんので私が交渉します。
君がっ…?
(奈美恵)はい。
私を信じてお任せください。
(邦夫)わかった…。
それじゃすべて君に任す。
8パーセントが最低ラインだぞ。
頼む…。
(奈美恵)はい。
では奥さま。
ご葬儀その他はすべて総務に任せますがなにか必要があったらいつでもご連絡ください。
よろしくお願いいたします…。
(奈美恵)失礼いたします。
はいわかりました。
よろしく!おい!みんな聞いてくれ。
野村信吾も大沼君江も続いて不審な死に方をしてる。
そこから考えるとこれは連続殺人の可能性もある。
2人が病院を出た後の目撃者探し。
それと交友関係。
これを洗ってみよう。
(里見)死因はわかったんですか?それがな2人とも脳内出血じゃないかっていうんだけども数日中の司法解剖の結果ではっきりすると思う。
事故と事件!両面で捜査を始めるから。
いいな?
(電話)
(田崎)はい刑事課。
えっ…?大沼君江さんのことで?はい回してください。
課長!通報です!了解。
(田崎)はい刑事課です。
どういうご用件でしょうか?「大沼君江さんのことなんですけど…殺されたんだと思いますよ」殺されたって…どうしてそう思うんですか?「それは…あたしの口からは…」「とにかくそういうことなんで調べてみてください。
それじゃ」
(電話が切れる)あっ…ちょっと待って…。
なんだ…肝心なことはなにも言わんな。
今の声って…あの人じゃないですか?あの人って誰だ?大沼さんのお宅まで案内してくれた人なんですよ。
えーっと…えぇ…。
(五十嵐)倉橋さん!そうです!さっきの声倉橋さんです。
あぁ!あの人か。
見ろよカブト虫!すげえだろ!お兄ちゃんが捕ったんだぞ!
(林)202…あそこです。
お兄ちゃん!俺のも見てよ!俺のほうが大きいよね!いやお兄ちゃんのほうが大きい!
(林)こんばんはー!
(少年)うちになんか用?
(五十嵐)えっ?ここの子なの?
(少年)そうだよ!お母ちゃん!お客さんだよー!母ちゃん早く出てー!!
(多喜子)ちょっと!もうっ!うるさいよあんたたち!!こんばんは。
先ほど警察にお電話いただきましたよね?大沼さんの件で。
(多喜子)いいえあたしは…。
でも声が奥さんだったので…。
(子供)お兄ちゃーん!
(多喜子)ちょっと!いいから中に入ってなさいっ!・
(子供)父ちゃんおかえりっ!ちょっとあんたっ!お給料振り込まれてたけどいつもより少ないじゃないのよ!あそう…。
もうっ!また前借りしたの?いったいなんに使ったのよっ!!ちょっとあんたっ…!
(林)どうして大沼君江さんは殺されたと思うんですか?
(多喜子)だからさ〜ぁ人の悪口あんま言いたくないんだけどさ大沼さんとこの嫁姑ってすっごく仲悪いのよ。
ほんとよ。
私おばあちゃんから圭子さんの悪口聞いたことも何度もあるし。
(林)悪口というと?だからぁ!家のことを放ったらかしにして大学なんか行って遊んでって。
(五十嵐)「遊んで」って…。
勉強してるんじゃないんですか?ハハッ…今さら中国の歴史なんか勉強してどうなんのよ?でも勉強ってなんでも豊かになりますよね?豊かぁ…?そんなんでお腹いっぱいになんないでしょ。
家ん中きれいになんないでしょ!洗濯物だって減らないでしょ!そりゃそうですけど…。
ねぇ…ここまで言ったらさぁ圭子さんの本性わかるでしょ?じゃそういうことなんで。
失礼します。
大沼圭子が怪しいってこと?
(林)…そういうことですね。
ただいまぁ!
(安浦エリ)おかえりなさい。
おう頑張ってんな!おお〜かわいいね!でしょう?ユカはどうした?
(安浦ユカ)お父さんごめん!ちょっと六法全書借りようと思って。
へぇ〜!お前弁護士にでもなるのか?違うわよぉ!やっぱりね世の中頭がよくて知識がいっぱいある人のほうが楽しい人生を送れるんじゃないかな〜と思って。
ねっお姉ちゃん!そんなこと私にきかれてもわからないわよ!私は頭よくないし!知識もないし!そうだよね〜。
(エリ)…じゃないでしょ。
ごめん!でもさぁ頭いいとか出世とかあんま関係ないんじゃないかな!やりたいことができてればそれで充分よ!さすがお姉ちゃん!いいこと言うよ!苦労してるから!ハハハッ…!そっか…。
じゃやっぱやめよっかな!オイオイ…やりだしたんなら最後までやれよ。
お父さんなんか見てみろ。
六法全書丸暗記してんだから!うっそ〜!ハッハッハッ…!な〜んか小腹すいたな…。
なんか作ってくんないか?ユカごめん…。
私これやんなきゃいけないから。
えぇ…私勉強するんだもん!じゃ駅前でなんか軽く食ってくるわ!
(エリ)ダメッ!
(ユカ)ムダ遣いはダメッ!
(エリ)キッチンの下にカップラーメン入ってるよ。
カップラーメンでお父さんの長い一日は終わりを告げるのであります。
はいはいご苦労さん…。
お姑さんと?どんな感じだったですか?去年まで仲よかったんですけどね最近ですよ仲悪くなったの。
最近というと?奥さんが大学行き始めてから!
(多喜子)ほらねっ!倉橋さん…じゃあ私これで。
どうもありがとうございました。
あたし…嘘いってなかったでしょ?ええ…まぁそうですけど…。
やっぱ変よねぇ。
あの歳で突然大学に通い始めるなんて。
絶対になんかあると思うのよね!
(林)なにかって…?まぁいいけど…。
じゃあ行ってくる。
(圭子)行ってらっしゃい。
部長…。
(邦夫)んっ?ありがとう。
よく気がつく方なんですな部下の方…。
奈美恵さんですね?彼女とても優秀な方なんです。
…今日はなにか?実はですねあなたが大学へ行かれるようになってからお姑さんとの関係が少しこう…うまくいかなくなったっていう噂を耳にしたもんですからね。
あ…そんなことありません!義母は私が大学に行くことを賛成してくれてましたし私が学校のときは家事もやってくれてましたし…。
そうですか。
しかし…またどうして今大学へ行こうなんて考えられたんですか?あ…よくわからないんです。
なんだか突然…学校で勉強したくなってしまって。
中国の歴史には前から興味はあったんですけど…。
こんなときですけど大切な授業があるんで休めないんです。
失礼します。
昨日は圭子さん午後イチの歴史とその次の4時限目の中国語の授業に出てましたよ。
(五十嵐)間違いない?ええ。
圭子さんいつも上原くんが車で送り迎えしてるし。
(林)上原くん?まだ来てないけど通り道だから車で圭子さんち寄ってるんです。
でもなんでそんなこと訊くんですか?まさか圭子さんのアリバイ調べてるってことですか?お姑さんのことで?ありえないよそんなこと。
どうしてそう思うの?だって学校にいるとき圭子さんすごい楽しそうだし。
お姑さんのことで悩んでる感じなかったもん。
充実してる…ってことかな?ええ!あっ…来た!中国語による講義ちゃんと勉強してるんですね。
(五十嵐)そりゃ学生だもん。
そうですね。
(林)友達がみんな証言してるんですよ。
だからアリバイは間違いないと思いますよ。
確かにみんなの言うとおり嫁姑の問題で悩んでたら学校に行っててもそういう顔が出ちゃうと思うんですよね。
イタタ…。
大丈夫ですか?大沼圭子をさもうちょっと張り込んでみてくれるか?はい…。
でもどうしてですか?いや…大沼圭子の本当の顔を見てみたいんだよ。
本当の顔…?いや本人の受け答えもさ学校の友達の話もあまりにも優等生すぎるんだ。
…なっ?んんっ…!アタタ…。
じゃあ私はここで。
(学生)ええっ?なんで?行こうよ!
(圭子)ごめん今日は…。
行こうよぉ!ほら!出発っ!
(林)いいのかなぁ…お姑さんが亡くなったばっかりなのにプールなんて…。
普通来ませんよねこんなときに。
女はたくましいのよ。
(学生)圭子さん!一緒に行こ!泳ごうよ!だってぇ…!ほらっ!でもあんな笑顔を見てるとなんか疑っちゃいますよ。
お姑さんっていう枷が外れたからじゃないの?
(林)そうですかね…。
(五十嵐)でも圭子さんってプロポーションいいし女として一番輝いてるって感じね!目がいやらしい!そんなことありませんっ!
(里見)あぁ〜立派な会社やなあ!ここがご主人が勤めてる会社ですか?そう。
営業統括部の部長さん!
(里見)たいしたもんやなぁ。
ちょっと…あの人。
部長!お話が…。
…だよね?うん。
あら…どういうこっちゃ?訳ありだわねぇ…。
(里見)お忙しいとこすみません。
ちょっとよろしいですか?…はい。
(邦夫)どうぞ。
あの…不躾なことを伺いますが。
(邦夫)なんでしょう?お母さまと奥さまのことなんです。
(邦夫)はい。
まぁ世間で言うところの嫁姑の問題なんですけどねお宅ではいかがだったんでしょうか?はぁ…圭子が「大学へ行きたい」って言い出したあたりから確かに以前とは違ってきたんですがでもそう激しくケンカするわけではなかったです。
ときに冷戦状態になるくらいのことで…。
でも刑事さん…それはどういう意味ですか?あいえ…これは念のためにお訊きしてるだけで別に深い意味はありません。
(奈美恵)部長…そろそろお時間です。
(里見)ああ…お忙しいところすいませんでした。
なんやややこしいことになってきましたなぁ…。
来週ね!11時!勉強して喫茶店でダベってプールか…。
女子大生主婦をエンジョイしてるわね。
ちょ…なんですかっ
(多喜子)今の見たっ?なに勝手に入ってきてんですか
(多喜子)今の見たか訊いてんの!見ましたけどなんですか?車で送ってくれた子いたでしょ?
(林)大学の友達ですよ?いやっ…友達ぃ?違うんですか?友達が2人でホテルから出てきたりすんのかしらぁ?ホテルっ?本当ですかそれ?嘘いってどうすんのよっ!どこのホテルですか?ミリオンホテル。
じゃ!ちょっ…ちょっと待ってください!待ってっ!待ってください!ああーっちょっと!クッソォ…!ねぇ…不倫ってこと?だとしたらどうなるんですか?お姑さんに見つかってケンカになったりとか?そうか…。
でもいったいあの人は何なんですかっいきなり車ん中まで入ってきてタレ込んで…!しかも足速いし…。
ホントだよね。
(田崎)嫌いなのよその人。
(林)嫌いだからですか?そうよ!その話が本当かどうかは別にしてね。
そんないちいち告げ口するなんてさその人大沼圭子のこと嫌いに決まってるじゃない!しかしその話が本当だとすると事件当日嫁姑との間でその不倫の学生とのことで何かがあったとも考えられるな?
(高木)戻りました!
(林)ご苦労さまです。
大沼家の現場検証からは他殺の証拠になるようなものは何も見つからなかったそうです。
野村さんのほうはどうだ?やっぱり何もなかったですね。
…となるとやっぱり本人から直接訊くより手はありませんな。
本人からって…やっぱり安さん大沼圭子が犯人だと思ってるの?いやいや…犯人かどうかはわかりませんが大沼圭子さんの行動はどうも主人に対する当てつけのような気がするんですよ。
安浦さん…それってご主人の不倫じゃないですか?
(里見)そうかっ相手は部下の丸山奈美恵!ねっ?オイ!君たちなに言ってんだなぜ私にすべてを報告しないんですかっ?オイッ里見!ちょっと来い!安浦さん…。
ご主人と奥さんがお互いの不倫を知ってたとしてそのこととお姑さんの事件と野村老人の事件とどう結びつくんですか?晴ちゃんの言うとおりさぁどっかに接点があるはずなんだがな…。
こりゃまぁ難解だぞ…。
…あれっ?どうかしましたか?これ…。
「ホテルから出てきた」てこれかな…?可能性大よ。
行きましょ。
どうぞ…。
たびたびすいませんな。
一つだけお訊きしたいことが残ってましてね。
なんでしょう?率直に伺うんですが大学のお友達のことなんです。
上原さんとは…ただのお友達なんですか?…私が不倫してるとでも?ミリオンホテルは行かれたことありますか?あります。
…ひょっとしてそれで疑ってるんですか?それは大学の友達とランチを食べに行っただけです。
(ドアの開閉)
(圭子)あなた?どうしたの?こんなに早く。
なんかあったの?いや…。
私になにか手伝えること…?ないよ。
(奈美恵)失礼します!聞いてください!東洋ユニットと7パーセントで仮契約したのは…。
その1パーセントが何億になるかわかってるのか「8パーセントならほかと契約する」と暗にほのめかされたんです!
(奈美恵)東洋さんは強行でした。
たぶんほかと裏約束ができていたと思うんです。
(邦夫)それは君の推測だろう?私の推測ではいけませんか?
(邦夫)これは私の仕事だっ
(奈美恵)私は私なりに部長の部下として全責任を負う覚悟でやったんです!お気に召さなければすぐ辞表を提出します。
それだけの覚悟があって…私はあなたにずっと付いていってるんです。
(邦夫)そうか…悪かった。
圭子…?ちょっとよろしいですか?学生結婚だったんです…。
あのころ…彼とケンカばっかりしてたんです。
映画のこととかスポーツのこととか政治のこととか趣味のこととかいろんなこと…。
いつも…ケンカごしで話してるような関係だったんです。
そのうち…お互いいいパートナーだなって思うようになって…同棲して結婚したんです。
いいパートナーですか…。
…ええ。
それが結婚して…私は専業主婦になって彼は会社でどんどん出世していって…。
あるとき“そういえば…私たち以前みたいに言いあわなくなったな”って思ったんです。
映画の話も仕事の話もなんにもしなくなっちゃったなって思ったんです…。
それで私…意識的に彼に話しかけるようにしたんです。
でも彼の反応は私がなんかとんちんかんなこと言ってるなぁって顔で見るようになったんです。
社会の一線で働いている人と専業主婦との差が出ちゃったのかなぁと思ったんです。
なんだか…置いてけぼりされちゃったみたいで。
私なんかと話はできないのかなぁってがっかりしちゃったんです…。
あるとき…主人が会社の部下だといって奈美恵さんを連れてきたんです。
彼女すごいでしょ?さっきだって…主人と真剣に口ゲンカしてたでしょ?あんなこと…今の私にはできないから…。
うらやましいなぁって思って…。
それで大学に?ええ。
なんでもいいから勉強しようと思ったんです。
彼とはジャンルが違っても話し相手になれるようなことを勉強したいなぁと思ったんです。
素晴らしいことじゃありませんか。
しかし…お義母さんはなかなか理解してくれなかった。
前は…仲がよかったんですけどだんだん冷たくなっちゃって…。
あの日も私が大学へ行く仕度をしていたら義母が帰ってきて…。
(君江)お腹すいたわ。
ごはん作ってくださらない?
(圭子)ごめんなさい。
今日学校なんで…。
(君江)あらそう…。
私のためにはごはん作らないってことなのね。
若い子と遊んでるほうがいいってことなのね。
あっそう。
(圭子)お義母さん…。
なんだかねぇ具合が悪いのよ。
体の調子おかしい…気持ち悪い。
大丈夫ですか?お薬…。
(君江)放っといてっ!大丈夫ですかっ?
(君江)触らないでっ!イタッ…!お義母さん大丈夫ですか?おぉ痛い…!痛いわ…おぉ痛い!
(君江)あぁ痛い…。
痛い痛い痛い痛い。
(クラクション)ど〜ぞ行ってらっしゃいませね。
あぁ〜痛いこと…!
(君江)あぁ〜!ホント痛いわ!それで私…出かけてしまったんです。
家にいれば…ずっとそんなふうに嫌な雰囲気だから。
まさかあんなことになるなんて…。
そんなに強くぶつけられたんですか?いえ…そんなふうには感じなかったんです。
だったらそれが原因だとは考えにくいですね。
大学に行ったのは間違いだったんでしょうか?大学に行かなければお義母さんとの仲も悪くならなかったと思うし。
いや…そんなことはありませんよ。
今の話もう一度署のほうで聞かせていただけますか?はい…。
(多喜子)やっぱりっ…!圭子さん犯人だったんですかほらねっ!あたしの言ったとおりでしょ!あなたなに言ってるんですか?いい加減にしてください!大学に行ってるのがそんなにうらやましいんだったらあなたも行けばいいじゃないですか!だって…そんなお金…!お金の問題じゃありませんなにかやりたいこと見つけてやればいいじゃないですか!生活だけじゃないなにか趣味をやればいいじゃないですか!そうです!生きがいを見つけることはすぐにできます。
やる気の問題なんです!
(五十嵐)人の悪口ばかり言って人のあら探しばっかりしてなにが楽しいんですかっ?すみませんな…。
生意気なこと言って。
そ…そうよっ!あたしいろいろ教えてやったのに!しかし2人の言ってることはなにひとつ間違ってない。
間違ってるのはあなたのほうだと思うんですけどね…。
まず人を信じることから始めましょうよ。
そのほうがずっと気分がいい。
…ではどうも。
行くぞ。

(ノック)失礼します。
安さん!何でしょう?
(横溝署長)野村信吾と大沼君江の司法解剖の結果が出た。
死因は2人とも脳内出血だそうだ。
それも自然に血管が切れたんではなくて2人同じように強く頭を打った結果内出血が始まりまぁ多少の時間のずれはあるけど数時間後に亡くなったという解剖結果が出た。
で…頭を打った時間てのは?それが不思議なことにまったく同じでちょうど11時ごろだっていうんだ。
ほう…。
安さん…こういうこと考えられないか?2人とも病院を出るときからケンカをしてたそうだ。
しかも帰る方角も同じだ。
(自転車のベル)ああっイタッ…痛い…!お前さん邪魔なんだよ!ボーッとして歩いてっからよ!危ないじゃないのよ!ホントにっああぁ…アッお返しよっ
(横溝)野村信吾はベンチまでたどり着いたが内出血が進んで動けなくなった。

(横溝)大沼君江のほうは自宅までなんとかたどり着いた。
…どうだ安さん?ええ…。
安さん。
もう一度現場の歩道を徹底的に調べてみよう。
大沼君江さんが頭をぶつけた証拠がきっとあるはずだ。
鑑識さん!はい!オイ服部っ!ああそうか!発見したか!うん!…ああご苦労さん!署長!署長のおっしゃるとおりでございましたっ!そうか。
よかったですねぇ。
これで大沼圭子さんの疑いも晴れたし。
それにしてもいろんなヤキモチがあるもんだな。
俺んとこなんかな女房のほうがもの知りだし頭の回転は早いし問題はないな。
うれしいですな署長!なにがうれしいんだ?いやいや…。
署長の奥さまもうちのかみさんももの知りで頭の回転が早いんで。
たくましいし…!恐ろしいし…。
ハハハ…そうそう!たくましくて恐ろしい…。
バカなこと言うんじゃないよ!刑事さん…。
ご主人。
奥さんの容疑晴れました。
圭子…。
奈美恵さん…主人をよろしくお願いいたします。
圭子…なに言ってるんだ?部長。
頼まれていた北海道の旅行券です。
部長前々から1週間休暇を取っていました。
いろいろあったがふたりで旅行でもしてお前にも少しのんびりしてもらおうと思ってな。
あ…あたし…?ごめんなさい奥さま。
正直に言います。
私部長に特別な感情を抱いてしまったんですがみごとにふられました…。
…あなたそんな失礼なことしたの?ええっ…?今後も主人のことをよろしくお願いいたします。
はい…。

(カラオケの音楽)『2人のアイランド』「誰もいない渚へ誘われたなら」「水着の跡さえあなたしだいね〜」「熱い波に言葉をあずけてごらん」
(客)ごちそうさまでした。
ありがとうございました!「太陽に手がとどく時間がやってくる〜」
(2人)「吹きぬけるサザン・ウィンド」
(片桐由美)あの2人今日はごきげんね。
うん…。
ちょっとほめてやったのさ。
2人ともね最近は一人前の口きくようになってね。
いや俺もうれしかったんだ!先輩がいいからよ。
そうそう…ええっ?アッハッハッ…!
(2人)「ユーユーユーユーセクシーユー!」「ふたり夢をかなえてる〜」そうそう…私学校に通おうかと思ってるの。
学校…?なんの学校?マッサージの学校。
マッサージの学校ねぇ…!いやいやいやいや…!うれしいねぇ…ありがとう。
甘いわ。
えっ?習ってきたことを安浦さんに教えてあげるから…マッサージして。
…俺が?…そういうことだったのか!いい考えでしょ?いやいやいや…こりゃまいりました。
はい…マッサージさせていただきます。

(2人)「飛んで夏しました〜」
(拍手)
(拍手)おおぉ〜っ!安浦さんもっ!安浦さんの番ですよ!ママに歌ってもらおうよ。
ダメ!安浦さんですよ!ハイ!ハイ!お願いしま〜す!それじゃあねモー娘。
の新曲でね『浪速恋しぐれ』いこう!ありますかぁ?あるんだよ!『浪速恋しぐれ』!いいか!いくぞ〜!2015/03/13(金) 09:55〜10:53
ABCテレビ1
はぐれ刑事純情派16[再][字]

「女子大生主婦40才の犯罪!時間差で死んだ姑!?」

詳細情報
◇出演者
藤田まこと、眞野あずさ、梅宮辰夫 ほか

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
福祉 – 文字(字幕)

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
映像
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz

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