シリーズ世界遺産100「ジェンネ旧市街〜マリ〜」 2015.03.13


(テーマ音楽)
(江守徹)西アフリカのマリ共和国。
大河ニジェールに沿ってつくられたジェンネの町です。
ジェンネは土の町。
細い路地を挟む家々はすべて土で造られています。
砂金が出る上流と下流との水運の拠点として700年の歴史があります。
革製品や岩塩などの交易によっても栄えました。
町の集会所です。
こちらはコーランを教える学校です。
1の中に1万人が住む土の町で最も高い建物がモスクです。
町の中央に建つモスクは精神的にも人々の中心に位置します。
モスクは町がつくられた西暦1300年ごろに建てられ20世紀初頭に再建されました。
土を乾かした日干しレンガを積み上げ表面を泥で塗り固めました。
壁から突き出ているのは建物を補強している木材です。
モスクの内部にはおよそ100本の土の柱が並んでいます。
この柱の間で神への祈りをささげるのです。
モスクの屋上には奇妙な膨らみが並んでいます。
明かり取りです。
上にかぶせてあるふたを取るとモスクの中に光がさし込むというわけです。
サハラ砂漠に近いこの辺りには木や石などの建築材は少なくニジェール川が運んできた泥で町がつくられたのです。
乾季になると川の水位が下がり豊富な泥が自由に使えます。
米のもみ殻などを混ぜ1か月間寝かせておくと雨に強い粘り気のある泥が出来上がります。
家を造るにはまず日干しレンガを積み上げます。
このレンガももちろん川の泥で作ったものです。
その上に泥を塗っていきます。
こうして暑さを遮る断熱効果の高い土の家が出来るのです。
日中の暑さは摂氏50度にも及びます。
水を冷たく保つ昔ながらの土の甕。
身の回りを飾るのにも泥が役立ちます。
泥に野草の煮汁を混ぜ模様を描いています。
泥染めによる伝統衣装。
泥を塗った部分が黒く染まっています。
子供たちが興奮し若者が町を駆け抜けます。
乾季の間に人々が総出で行うモスクの化粧直しが始まりました。
年に一度のビッグイベントです。
雨季の間風雨にさらされ汚れたモスクの壁を塗り直すのです。
壁から突き出た木はいい足場です。
モスクの化粧直しは町の人々の心が一つになる時です。
泥という自然の恵みを生かした世界でも珍しい暮らしがこの町に生きています。
2015/03/13(金) 04:15〜04:20
NHK総合1・神戸
シリーズ世界遺産100「ジェンネ旧市街〜マリ〜」[字]

泥から生まれた街 ▽文化遺産 【語り】江守徹 【音楽】久石譲

詳細情報
番組内容
泥から生まれた街 ▽文化遺産 【語り】江守徹 【音楽】久石譲
出演者
【語り】江守徹
音楽
【音楽】久石譲

ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – 歴史・紀行
ドキュメンタリー/教養 – カルチャー・伝統文化
ドキュメンタリー/教養 – 自然・動物・環境

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