麻薬Gメン ドラッグハンター2015 2015.03.12


麻薬取締官通称マトリたちがターゲットにするのは群馬県にある危険ドラッグ販売店。
実はこの半年前群馬県が実態調査でその店のハーブを購入。
検査の結果当時の薬事法で規制された指定薬物が検出されていたのだ。
そこで捜索差押許可状いわゆるガサ状を取っての強制捜査となった。
店が見えてきた。
危険ドラッグを売っているのは誰なのか?マトリたちが店内になだれ込む。
店にいたのは40代の店長と20代と思われる若い店員が2人。
経営者は留守にしているという。
店内には小分けにされたハーブが平然と売られている。
罪の意識を感じさせない派手なパッケージ。
ここを訪れる客層を如実に映し出していた。
危険ドラッグは売り物だけではなかった。
店長のポケットから出てきたのは…。
店長自らも危険ドラッグを所持していた。
危険ドラッグの裾野の広さにさすがのマトリもため息を漏らした。
そこへ…。
状況を察知したのかこの店の経営者が慌ただしく現れた。
店内にあるこれらの成分を徹底的に分析し指定薬物が検出された場合は後日改めて経営者や従業員を逮捕する事とした。
そして店を閉店に追い込んだ。
危険ドラッグの氾濫を食い止めるのはこうした地道な活動を繰り返す他ない。
だが懸命な取り締まりをあざ笑うかのように危険ドラッグの暴走は深刻さを増していた。
この状況に手をこまねいているマトリではない。
疑いがある商品は成分検査の結果が出るまでは販売出来ない検査命令で対抗。
売らせない事で危険ドラッグを封じ込めるのだ。
この検査命令が功を奏し全国の繁華街から危険ドラッグ店が次々に姿を消した。
そんな矢先マトリの耳にまさかの情報が届いた。
閉店したはずのあの群馬の店が今度は危険ドラッグの移動販売を開始したというのだ。
マトリは再び群馬へ向かった。
移動販売その瞬間を捉えねばならない。
張り込んだのは店長の自宅。
何やら大きな箱を車に積み込み始めた。
これは怪しい。
店長は移動販売に向かったに違いない。
一体車はいきなりスピードを上げ突然コンビニの駐車場へ滑り込んだ。
ここで売るのか?店長が店内から出てきた!手にはアイスコーヒー。
どうやらここで売るのではなさそうだ。
店長の車は急ハンドルを繰り返す。
一体どこで危険ドラッグを売るのか?30分ほど走り続け向かった先は…。
たどり着いたのはファミレスの駐車場。
今度こそ危険ドラッグの販売を始めるのか?マトリたちは息を殺した。
ほどなく一台の軽自動車が店長の車に近づき停車した。
降りてきたのは20代に見える若い2人組の男性だ。
2人が客なのか店長に近寄ってきた。
すると2人は窓越しに現金を渡し袋のようなものを受け取った。
これが移動販売の瞬間だ!袋の中身は危険ドラッグか?ファミレスの駐車場が売り場と見られた。
今度は赤い財布を手にした若い女性が現れた。
体を車内に入れ外から見えないように受け取っていた。
白昼堂々の密売。
まるでパンやアイスクリームでも買いに来たかのような光景。
軽やかな足取りで帰っていく。
驚いた事に客は若い女性だけではなかった。
現れたのは中年の女性。
常連の客なのか店長と親しげに言葉を交わし慣れた様子で受け取った。
今度は主婦なのか買い物袋を提げた女性も。
夫のいない昼間に使用するのだろうか?店長はかつての常連客を中心に携帯電話で連絡を取り合い商売を再開していた。
この移動販売はマトリも驚くほどの大盛況。
次々に客がやってくる。
ついにはかなりの常連なのか店長の車に乗り込む客さえ現れた。
その頃マトリの鑑定部門が以前押収した大量の危険ドラッグの分析を終了。
そして3種類の指定薬物を検出した。
危険ドラッグを販売した容疑で経営者店長そして2人の店員合わせて4人に逮捕状が出た。
まだ薄暗い早朝5時。
まず身柄確保に向かったのは店長の自宅。
(チャイム)この日は群馬県警との合同捜査となった。
(店長)えっ?
(警察官)警察。
ついに危険ドラッグの移動販売。
マトリと群馬県警の合同捜査チームが店長の自宅にやってきた。
(店長)何それ?という事でガサ状が…。
あの時のね。
うんそういう事。
寝込みを襲われた形の店長の部屋は雑然としていた。
机の下からマトリが見つけたのは怪しい段ボール箱。
ハーブなどが入った袋が見つかったが販売用の商品ではなかった。
(警察官)置いてるだけ?
(警察官)前も使ってたんだよ。
店長は自分も危険ドラッグを吸っていると供述した。
しかしなぜかその頃彼らはもともと店の客だったという。
罪の意識は薄いようだ。
なるほど。
まるでいたずらが見つかったかのような反応。
手錠の重さで事の重大さに初めて気づいたようだ。
一方ついに主犯格にマトリが迫った。
っていう事でこの家を見ていいですよというような許可状が出てます。
マトリたちが差し押さえたいのは移動販売で使用する危険ドラッグの在庫。
店長の自宅にはなかったからだ。
ここにないわけはない。
驚いた事にこの強制捜査の前日までに仕入れた商品を駐車場での移動販売で全て売り切ったという。
実は必死になんで?捜査の気配を感じとりその前に売り切ったというわけだ。
そういう事。
今や販売している側ですらその成分を把握しきれない。
そんな恐ろしい実態が浮き彫りとなった。
危険な薬物を売った罪は重い。
経営者は当時の薬事法違反で逮捕された。
そして自らもこの日同じく逮捕され…。
後に指定薬物の所持容疑で再逮捕された。
使う側だけでなく売る側の人生さえ狂わせる危険ドラッグ。
はいお疲れ様です。
危険ドラッグ製造工場の内部の映像をテレビ初公開。
そこには驚くべき光景が広がっていた。
原料となるハーブや薬品などに加えて製造法を記したレシピまで。
沖縄麻薬取締支所は昨年夏全国に先駆け危険ドラッグ製造工場の内偵捜査に着手した。
発端はその薬品を差し押さえて鑑定したところα‐PHPPという幻覚作用や興奮作用がある指定薬物だったのだ。
さらに悪質な事に税関をすり抜けるためか実験用を装い虚偽の薬品名を表記していたのである。
このα‐PHPPは危険ドラッグの原料にもなる。
これで危険ドラッグを製造したのか?マトリはこの薬品の受け取り人を追った。
向かった先は那覇市内のとあるマンション。
(取締官)このマンションの住所を送り先にしていて…。
荷物の送り先はこのマンションの一室。
Aの動きをつかむためマンションを張り込む。
すると…。
怪しい薬品の受け取り人の姿を捉えた!危険ドラッグの原料を輸入している疑いのある男Aの自宅を張り込むマトリ。
(取締官)あっ来た…。
Aが出てきた。
そして…。
(取締官)受け取ってる。
この中にも法で規制された指定薬物が入っているのか?こうした荷物は週に1〜2回の頻度で届いていた。
荷物を受け取ったAは部屋の中へと消えた。
ところがその5分後…。
Aが再び出てきた。
先ほど受け取った荷物を抱えている。
足早にどこかへと向かうようだ。
一体どこへ行こうというのだろうか?Aは車で移動。
マトリも後を追う。
そして入っていったのはAのマンションから車で10分ほどのすると…。
マンションから男が3人出てきた。
Aと一緒にいるのはBとCである。
さらに別の日にはBが一斗缶を運ぶ姿が捉えられた。
この中に一体何が?ここがそしてBの後ろにいるこの男。
Dは実質的な経営者である。
こうして浮上してきた4人の男たち。
実は彼らは以前那覇市内で危険ドラッグの販売店を営業していた。
店舗で客に直接危険ドラッグを販売していたのである。
規制が厳しくなり店頭での販売から製造へと鞍替えしたと見られる。
この日は作戦はこうだ。
関係者4人のうちABCはほぼ毎日マンションにやってくるため3人が揃った時点でマンションに強制捜査に入る。
さらに主犯格のDは3人をマンションで押さえた時点で別の場所で確保するというものだ。
証拠隠滅などを食い止めるためにも失敗は許されない。
モノも置いてあるんではないかと思っています。
現場のマンションに到着した。
マトリは二手に分かれマンション入り口が見える場所に監視班マンション横の車の中に突入班を配置した。
このうち監視班は入り口が見渡せる一室からABC3人の到着を確認する。
すると…。
Bがマンションにやってきた。
さらにその10分後には…。
Bに続いてAがマンションに入った。
一方マンション横の突入班は…。
やがて到着するであろうCがマトリの車を通り過ぎたら声をかけCとともに部屋へ突入する。
そこへ…。
(電話)はい。
間もなく到着。
ほどなく道路の向こうからCがやってきた。
戸惑うCをそのまま部屋まで連れていく。
そして…。
(A)あっはい…。
(取締官)ちょっと中に入ってくれるか?
(取締官)入っとけ入っとけ。
部屋に入ったマトリは驚いた。
先に入った2人がまさに大量の危険ドラッグを箱詰めしていたのだ。
ガサ状がBに提示された。
他のAとCの2人にも令状が提示されマンション内の捜索が始まった。
(カメラのシャッター音)ベランダに出たマトリが見つけたのは…。
ビニール袋に入れられた大量の植物片。
あとでわかった事だがここでハーブに薬品の溶液を振りかけていたという。
この桶に薬品を入れて水などで溶かしていたのだ。
ゴミや異物が混入してもお構いなし。
なんともお粗末な製造工場である。
さらに部屋の浴室では異様な光景が広がっていた。
浴室には6つの衣装ケース。
中には薬品をかけられたハーブがぎっしりと詰められていた。
ベランダで薬品をかけたハーブをここに持ち込み乾燥させているのだ。
市販の乾燥機がフル稼働していたという。
ここでもハーブを混ぜたのか?ビニール製の手袋が生々しく残されていた。
次にマトリが発見したいのは原料の薬品である。
しかしハーブばかりでなかなか見つからない。
するとある箱の中から白い粉が入った袋が見つかった!危険ドラッグの原料なのか!?以前運び込まれていた一斗缶。
そこには「アセトン」と書かれていた。
溶剤として使用されていたと見られる。
さらにキッチンに並べられた霧吹きには「レモン」「ピーチ」「ソーダ」などの文字が。
危険ドラッグに香り付けをするためのフレーバーだった。
も発見。
さらにその製造法が細かく記されたレシピまで発見された!しかし男たちは平然としていた。
そこへ経営者のDも身柄を確保され連行されてきた。
逮捕状ね。
主犯格のDが当時の薬事法違反の容疑で逮捕された。
その後行われたDの自宅の捜索で売上げ金と見られる1800万円もの現金を押収。
さらにABCの3人も当時の薬事法違反の容疑で逮捕された。
その後事件は本州にも飛び火。
この4人に依頼して原料を中国から輸入したなどとして東京や埼玉の業者ら4人も新たに逮捕されたのだった…!その後の捜査で資金の流れも明らかとなった。
つまりはこうだ。
製造業者は20万円で1キロの指定薬物を輸入しそこから800袋の危険ドラッグを製造する。
それらを1袋1500円で販売業者に卸すと合計で120万円となる。
原料の20万円を差し引いてもわずか1キロで100万円の利益となるのだ。
一方800袋を120万円で仕入れた販売業者は1袋5000円前後で客に販売する。
800袋を全て売り切ると400万円の売り上げとなり仕入れ代金120万円を差し引いてもなんと280万円の利益となるのだ。
社会をむしばむ危険ドラッグ製造のからくりが白日のもとにさらされた裏には麻薬取締官の地道な活動があったのだ。
そもそも麻薬取締官とは…。
彼らは薬物の取り締まりに特化した捜査権と逮捕権を与えられておりその危険な任務からけん銃の所持も認められているんです。
潜入捜査を行うため現場の取締官は決して顔をさらす事はありません。
そんな彼らの特徴は…。
そう彼らは薬学系の大学出身者が半数を占めるまさに薬のエキスパート集団なのです。
東京大阪名古屋などの主要都市12か所にある麻薬取締部に拠点を構え日夜薬物捜査を展開しています。
そんなマトリが史上最大規模の覚せい剤密輸事件に挑んだ。
(カメラのシャッター音)海外から輸入された大型のロードローラー。
その中には大量の覚せい剤が隠されていた。
続々と出てくる大量の覚せい剤。
重さ110キロ。
末端価格はなんと90億円。
これらを受け取り日本国内で売りさばこうと…。
海外から集結する国際麻薬シンジケートの男たち。
この大がかりな組織犯罪を一網打尽にするためにマトリが仕掛けた作戦が…。
その一部始終。
そして緊迫の突入!過去最大規模の覚せい剤密輸事件!その逮捕の瞬間をカメラは捉えた!マトリの拠点関東信越厚生局麻薬取締部にはこれまで一切のマスコミ取材を拒絶していた部署がある。
その部署とは国際情報課。
今回我々は初めてカメラの撮影を許された。
海外の捜査機関と太いパイプを持つマトリ。
今回オーストラリア連邦警察と連携して捜査をしているとある極秘情報が飛び込んできた。
その組織はオーストラリアベトナムアメリカカナダそしてセルビアで暗躍しているという。
そしてオランダでロードローラーを船に積み込み福岡博多港に入港するというにわかには信じがたい情報だった。
実は…。
そして情報どおりオランダを出港した貨物船が博多港に入港した。
マトリは令状を取り税関の協力を得て容疑のかかるコンテナを捜索する事にした。
出てきたのは…。
なぜかロードローラーではなく2台のこれは一体どういう事なのか?正規の輸入を装うため1台数百万もする重機を一緒に運んだのだとすればなんとも手が込んでいる。
そしてついにコンテナの奥からロードローラーが姿を現した!その中には?大量の覚せい剤が隠された疑いのあるロードローラー。
それはドイツ製で道路の舗装工事などに使われる大型のものだった。
一見なんの変哲もないロードローラーだがこの特殊なX線でその中を調べてみると…。
ローラー部分に多くの袋状の影が見つかった。
ローラーに隠されたのは果たして覚せい剤なのか?専門の工場で解体し中身を取り出す事にした。
(取締官)あっここに入る…。
(取締官)着きましたね。
そもそもロードローラーのローラー内部は空洞になっている。
そしてローラーの中心はシャフトで支えられている。
薬物が密輸される場合は荷物の底を細工したり…。
体内に飲み込む手口がよく知られている。
ロードローラーに薬物を隠したとすればそれはマトリ史上初めての手口である。
工場での解体が始まった。
ローラーの側面に袋状のものを入れた開口部があるはずなのだが…。
作業員も首をひねる。
取り出したのはねじ穴から中の様子をのぞいてみると…。

(取締官)おっおっおっおっ!
(取締官)ああ〜。
やっぱりちょっと…。
(取締官)触ってます?どうやらビニールの袋に入れられ大量にあるようだ。
そこでローラーを縦にしてシャフトを抜く事にした。
果たして中は見えるのか?
(取締官)ライトあります。
(取締官)私もありますよ。
中は空洞。
残る手段は2つ。
鉄板の薄い側面を切るか?分厚い接地面を切るか?あとで説明する事になるがマトリはある作戦のためロードローラーを送り込んだ犯罪組織の事を意識していた。
(取締官)わからないようにするんだったら…。
カッターで切る事3時間。
(作業員)開きました。
開いた。
開きました!
(取締官)おっ!
(取締官)おお〜。
ついにローラーの中身が不気味にその姿を現した。
(取締官)うわっすごいなこれは。
ライトで中を照らしてみるとおびただしい数の袋が隠されていた。
ファイバースコープで見たあの網目状のビニール袋も発見。
反対側には黒い大きな袋も確認された。
最初の1つが取り出された。
中身は白い粉。
1袋500グラムほどの重さだろうか。
次々に取り出されるビニール袋。
あっという間に20を超えた。
これらは本当に覚せい剤なのだろうか?検査が始まった。
まずは袋から白い粉を取り出す。
それをパレットにのせて試薬をかける。
色が赤く変わったら覚せい剤だ。
その間も袋の取り出しは続いていた。
一体どれだけの覚せい剤が入っているのか?
(取締官)この分はさわかるようにここから出して袋は分ける。
(取締官)はい。
そしたらこれを…。
その黒い袋も1つや2つではない。
中の袋が1つ500グラムだとすると黒い袋は3キロ。
かなりの重さだ。
取り出しが始まって30分の時点で出てきた覚せい剤は小さなばらの袋に至っては…。
70を超える勢いだ。
それでもまだまだ終わる気配がない。
結局隠されていた覚せい剤はこの時マトリはある作戦を決めていた。
それは…。
つまり泳がせ捜査だ。
コントロールド・デリバリーとは違法薬物が水際で見つかった場合そこで差し押さえてしまうと犯人が逃げてしまう。
そこで監視しながら移動させ犯人が受け取りに来たところを一斉に摘発する高度な捜査手法である。
麻薬シンジケートを一網打尽にするためロードローラーの復元が始まった。
そこへ実は覚せい剤のダミーである。
その正体はダミーの角砂糖をローラー内に入れて麻薬シンジケートをおびき出すのだ。
そして蓋をして溶接。
表面を磨いてカムフラージュした。
ロードローラーを走らせてみる。
細工の跡がわからなくなった。
ロードローラーは何事もなかったかのように元のコンテナ内に戻された。
このあと輸入業者に輸入許可が通知され引き渡される事になった。
数日後…。
輸入業者がロードローラーを引き取りに来たとの連絡が入った。
全国に散らばるマトリの精鋭たちが福岡に集結。
内偵捜査に基づいてある場所に張り込んだ。
すると黒い高級車がやってきた。
降りてきたのは日本人の輸入業者である。
それから10分後今度はコンテナを載せた大型のトレーラーがやってきた。
中から出てきたのは…。
あのロードローラーだった。
しかし輸入業者はあくまで代理人。
このロードローラーを受け取りに来る人物がいるはずだ。
それから24時間態勢の監視が始まった。
だが一向に動きはない。
麻薬シンジケートは現われなかった。
さらに数日が経過。
我慢比べだった。
動きがあったのは9日後の事。
輸入業者がロードローラーを積んで動き出したのだ。
資材置き場に止めておいたのは様子を見るためだったのか?そして業者は誰の元に届けるのか?新たに向かった先は佐賀県にある倉庫だった。
この動きと呼応するかのようにベトナムの男がハノイから関西空港に到着。
アメリカの男はダラスから成田を経由して博多に入りホテルでベトナムの男と合流した。
さらにセルビアの男カナダの男もそれぞれ入国。
翌日には量販店で大型のスーツケースを3個購入したのがカメラに捉えられていた。
覚せい剤を入れて運ぶためのものなのか?そして倉庫に輸入業者の案内でベトナムの男がやってきた。
男はロードローラーを確認した後何やら携帯電話で連絡。
この男が品物の見届け役なのだろうか?その後逃げるようにその場を立ち去った。
それから1時間後入れ替わるように2台のタクシーがやってきた。
それはセルビアの男アメリカの男カナダの男の3人だった。
に違いない。
ローラーの溶接の跡は気づかれないだろうか?男たちが確実に中身を取り出したところで摘発しなければ意味がない。
いつ突入するか息を潜めてその瞬間を待つ。
そこへ…。
その合図で周辺に潜んでいたマトリが倉庫前に集結した。
総勢20名。
中にはサスマタを手にする者もいる。
(取締官)ポリスポリスポリス…!電光石火3人の身柄を拘束した。
アメリカの男に対しては…。
(英語)
(英語)カナダの男に対しても…。
(英語)
(英語)
(英語)
(取締官)じゃあ捜索開始してください。
身柄にはきちっと付いてください。
男たちはローラーから中身を取り出したのだろうか?ローラーの側面にはしかもすでに蓋が閉じられている。
実はこのロードローラーの車種には元々ローラー部分に穴が開けられていた。
男たちはそこから大量の覚せい剤を入れて蓋をした上で表面を塗装したのだ。
それはマトリさえ気づかぬほどの巧妙さだった。
そして男たちが持ち込んだスーツケース。
作業のための工具類が見つかった。
しかし覚せい剤のダミーを入れた袋はなぜか空っぽ。
一体どうしたのか?電光石火の突入で麻薬シンジケートの3人を一網打尽。
しかしマトリが隠したカナダの男に事情を聞く。
(英語)
(英語)セルビアの男は…。
(英語)
(英語)弁護人が欲しいです。
3人は容疑を否認したがこれまでの内偵捜査や証拠などから彼らがあの大量の覚せい剤の密輸に関係した事はもはや疑いの余地はない。
3人を国際的な麻薬犯罪を取り締まるさらに逃走したベトナム人の男も高速道路のパーキングで逮捕された。
そしてオーストラリアでは…。
さらにアメリカでも…。
証拠品を押収した。
こうして国際的な麻薬シンジケートによる史上最大規模の覚せい剤密輸事件は水際で食い止める事が出来たのである。
覚せい剤が高値で売れる日本は今も世界中の犯罪組織から狙われている。
そしてあの南の島も狙われた。
基地の町沖縄。
日本人女性を利用しながらコカインを密売する外国人がいた。
それは世界でも最も危険な麻薬の一つ。
そして…。
その街は南国特有の空気に包まれ夜は怪しく照らされた店が立ち並ぶ。
かつてコザと呼ばれた沖縄市の繁華街。
米軍基地に近い事から多くのアメリカ人の姿が目立つ。
そのコザでコカインの密売が行われているという情報が入ったのだ。
コカインとは…。
捜査線上に浮かび上がったのは外国人の男はアメリカから観光ビザで入国。
沖縄に入った直後から言葉巧みに日本女性に声をかけ滞在費を浮かすために女性のマンションを転々とした。
そして米軍基地周辺などで外国人や日本人にコカインを密売していたのだ。
さらにコカインの売上金を元に複数の日本人女性と交際するなど派手な生活を送っているという。
男はこのマンションを拠点に密売をしているとの情報である。
沖縄麻薬取締支所では男の行動を把握すべく連日内偵捜査が進められていた。
猛暑の中の過酷な捜査。
マトリを困らせていたのは神出鬼没の男の行動だった。
コカインの密売に出掛けたかと思うと交際女性と遊びに行ったりする。
とにかく男の動きはつかみにくいのだ。
まずは部屋にいるかどうか確かめるためマトリがマンションに向かう。
入り口で男と鉢合わせする可能性もある。
感付かれたら証拠隠滅をされこれまでの捜査が水の泡となるかもしれないのだ。
状況を本部へ連絡。
その後重要な情報をつかんだ。
夜は交際女性が男の部屋を頻繁に訪問するというのだ。
そこで作戦会議。
黒人男性。
内偵捜査開始から3か月。
ついに強制捜査となった!朝からマンションを張り込んでいたマトリが状況の説明にやってきた。
しかし男が部屋にいない可能性も拭いきれないため新たに指示を出す。
マトリが最も恐れているのはこちらの動きを察知されコカインを証拠隠滅されてしまう事。
果たして男は本当にいるのか?それともいないのか?部屋の明かりはまだつかない。
とそこへ…。
交際女性が来たようだ。
マンション方向に目を走らせる。
中にいた男が電気をつけた!
(取締官)待てコラ!コラ!コラ!かつてコザと呼ばれた沖縄市の繁華街は外国人たちでにぎわっていた。
そこでコカインを売りさばく外国人の密売人。
ついに強制捜査となった!
(取締官)待てコラ!コラ!コラ!男の身柄を確保。
(取締官)イズディスユアフォト?ユアセルフ?
(取締官)いいえ持ってません。
(取締官)持ってない?ならやりましょうか。
小分けにされていればどんな場所にも隠せてしまうので1つ1つ丹念に確認していく。
すると…。
部屋に置かれたかばんの中から出てきたのは
(取締官)ドゥーユーオールウェイズキャリーディススケール?さらにかばんからは小さなビニール袋も大量に出てきた。
ユアーズ?イエス…。
(英語)苦しい言い訳を繰り返す男が少し動揺し始めた。
そして…。
(取締官)ここにある…。
(取締官)おいちょっと…触るな触るな。
(取締官)知らない?かばんのポケットに隠されていたのは白い粉が入った袋。
(取締官)フーズイズザット?しかし密売人がよく使う道具はいくつも出てくるのにコカインらしきものはそこで男を追及すると…。
(取締官)ナッシング?依然しらを切り続ける男。
そこで台所を捜索していたマトリが目をつけたのは開封されている菓子の容器。
ここに何かが隠されている。
それは取締官としての勘だった。
一見するとなんの変哲もない菓子のように見えるが…。
中身を取り出すと容器は半分のところで仕切りがされていた。
この中にまだ何か隠されている。
そこで仕切りを取り外そうとするがなかなか外れない。
(取締官)あーっと。
(取締官)もう一緒やぞ。
容器の底には白い粉が入った袋が隠されていた。
(取締官)下の上げ底から…。
これ撮った?この状態でさっき。
(取締官)ええ撮りました。
(取締官)オッケー。
その数大小合わせて7袋。
実はこの菓子の容器は底の部分が物を隠せるように細工されていた。
この容器がアメリカからそして男に対して…。
白い粉の検査が始まった。
ピンク色の試験薬が青色に変わればコカインだという証拠。
変わった。
(取締官)青くなったからね。
(英語)イエス。
もし男を逮捕しなければ危険な薬物コカインは売られ続けていたに違いない。
ようやく観念したのか小さくうなずいた男はコカイン密売の容疑で現行犯逮捕された。
日本人女性を言葉巧みに利用した密売人には懲役2年4か月罰金30万円の判決が下った。
そしてこうした密売人の背後には暴力団がいる事も多いのだ。
関西と関東。
2人の暴力団員が荒稼ぎしていた。
西は東はあいりん地区と呼ばれる日雇い労働者の町。
しかし日が暮れると町は一転違った顔を見せ始める。
去年警察による大規模な覚せい剤の一掃作戦が行われたのには訳がある。
実はかつてこの町ではある驚くべき光景が日常化していたのだ。
覚せい剤密売の瞬間をカメラが捉えた!横断歩道に2人の男が立っていた。
誰かを待っているようだ。
そこへ1台の車が忍び寄る。
白いシャツの男が運転手と何やら話し込んでいる。
見る限り初対面ではなさそうだ。
すると突然男は向かいの自動販売機へ向かった。
何かを手にしている。
実はこれが覚せい剤。
摘発を警戒したのか自動販売機の裏に隠していたのだ。
それを素早く運転手のもとへ。
カメラは密売の一部始終を捉え続けた。
男が小さな包みを渡し引き換えに運転手が現金を渡す。
これが時間にしてわずか1分。
周囲を警戒する様子もうかがえない。
驚くべき実態だがここ西成ではかつて見慣れた夜の光景だった。
実は西成では昔からこうした「立ち売り」と呼ばれる覚せい剤の売買が夜ごと行われていた。
客が車で訪れて路上に立つ売人から覚せい剤を買っていく。
カメラが捉えたのはほんのひと握りの光景にすぎない。
まさに覚せい剤のドライブスルー。
いわば上をたどれば彼らの親玉がいる。
その親玉が今回捜査線上に浮上。
西成を中心に暗躍しているという情報だった。
密売人は大阪の1年前に出所したばかりだがすでに覚せい剤の密売を始めているという。
ヤクザ社会のしきたりはこのご時世で崩壊したのか?男は西成に事務所を構える暴力団の構成員。
西成を管轄するのが…。
他の地域の麻薬取締部が通称マトリと呼ばれるのに対して…。
こちらはその名を略して…。
そのキンマが密売の親玉とされる男の内偵に向かった。
密売人が暮らすのは大阪一の繁華街ミナミのすぐそばのマンション。
家賃も決して安くない。
密売で稼いだ金で悠々自適な生活を送っているようだ。
その時…。
キンマに緊張が走る。
マークしている密売人が現れた。
しかし密売人も密売のプロ。
そう簡単には尻尾をつかませない。
だが決定的瞬間は意外に早く訪れた。
その夜もいつものように密売人の車を監視していると…。
そこに密売人がやってきた。
さらに関係者と見られる男が乗り込んできた。
何かが起こりそうだ…。
その瞬間…!何やら大きな包みを渡した。
末端密売人に流す大量の覚せい剤なのか?取引は一瞬だった。
袋を受け取った男もまたのちに覚せい剤の関係者だと判明した。
ガサ入れの条件が整った。
これ以上自由に歩かせるわけにはいかない。
だが相手は暴力団の幹部。
ガサ入れの警戒は常にしているはずだ。
証拠をどう確保するかが勝負となる。
さらに予想だにしない事態も想定される。
そこでキンマは摘発班に100キロを超える柔道の達人を投入。
近くの拠点に待機した。
はいお願いします。
電話の相手は別の場所にいる監視班。
密売人の部屋が見えるところに張り込んでいる。
密売人が出たら摘発班に連絡。
エレベーターホールで捕らえる作戦だ。
これが監視班のカメラが捉えた密売人の部屋の入り口。
摘発班にも緊張が走る。
柔道の達人も息を殺してその時を待っていた。
彼が活躍する事態がなければいいのだが…。
2時間が経過した時だ。
ドアが激しく開いた。
密売人が出てきた。
どこかに出掛けるのか?慌ただしくなったのは摘発班だ。
監視班から連絡を受けた摘発班がエレベーターホールに急ぐ。
エレベーターの監視カメラに密売人が映し出された。
エレベーターが開いた瞬間に身柄を確保する作戦。
証拠隠滅や逃走逆上して危害を加える恐れも…。
勝負は一瞬だ。
柔道の達人が令状を提示する。
あれこれなんくせをつけ捜査の手をなんとか逃れようとする。
(達人)令状が出とる。
令状を見せられてもなお密売人は激しく抵抗を続ける。
その時キンマは確信した。
この男は今覚せい剤を所持していると…。
(取締官)ほな見るから。
(取締官)ほなもう見るからな。
(密売人)なんで見せなあかんねん。
しらを切り通そうとする密売人。
やはり一筋縄ではいかない。
7人のキンマが取り囲み捜査車両へと誘うと密売人はその本性をさらけだした。
車に乗る事を拒み続ける密売人に柔道の達人が存在感を見せた。
暴れ続ける密売人を説得しようやく車の中へ。
早速持ち物の捜索が始まった。
密売人が持っていたバッグからは怪しげな封筒が出てきた。
密売人に確認を求める。
封筒に入っていたのは小分けされた観念したのか覚せい剤の所持を認めた。
問題はその量だ。
そのまま密売人の部屋の捜索へ向かうとキッチンから覚せい剤を発見。
11袋11グラム。
その中に密売人の親玉を示すある結晶を見つけた。
岩を砕いたような結晶ガンコロと呼ばれる塊だ。
もちろんその世界の隠語である。
一般使用者が使用する覚せい剤と比べるとその差は歴然。
これがなぜ密売人の親玉の証しとなるのか?ガンコロは何人かの密売人に渡るたびに小さく砕かれやがて使用者へと手渡される。
その元となるガンコロを持つ者は密売人の親玉の証しというわけだ。
さらにキッチンの引き出しからは大量の注射器が。
覚せい剤とセットで密売していたものと見られる。
捜索を続けると覚せい剤を量る電子はかりと共にパイプが出てきた。
これは一体何に使うというのか?その答えはベランダにあった。
捜索していたキンマが靴箱からあるものを発見!それが何かすぐにわかった。
包みから出てきたのは1.6グラムの大麻。
結局覚せい剤20グラム大麻1.6グラム注射器190本大量のポリ袋電子はかりなどを押収。
さらに戸棚の箱からは売上げ金と見られる封筒を発見。
札束がきれいに折られていた。
その額200万円。
一度手を染めると抜け出せない覚せい剤の恐怖。
出所1年足らずでまた戻る事になった。
夜も眠らないきらびやかな大都会東京。
その輝きの裏で今夜も薬物が密かに売買されている。
その男の噂を聞いたのは去年の夏の事だった。
2台の高級自動車を乗り回し東京神奈川埼玉と広範囲に薬物を密売!その男こそ…。
その動きは把握出来なかったがついにその潜伏先を突き止めたのだ!作戦はこうだ。
監視班が密売人のマンションの出入りを監視しマンション下で待機する摘発班が密売人が下りてきたところを呼び止める。
証拠を隠滅させないよう密売人が出たところを狙う作戦だ。
密売人が住んでいるのはこのマンションの4階だ。
そこは小さな子供も通る閑静な住宅街の中のマンションだった。
まずは密売人の2台の車があるかどうかを確認する。
密売人の車が1台マンションの入り口付近に止められていた。
さらに…。
(取締官)その…うーんとね…左見ると…。
もう1台の車は駐車場に止められている事を確認。
密売人はどうやら家にいるようだ。
摘発班が現場に到着。
マンション下の駐車場で密売人が出てくるのを待ち構える。
摘発班からは密売人の出入りは見えない。
少しでもタイミングがずれれば密売人がマトリに気づき部屋に引き返して証拠隠滅される可能性もある。
監視班との連携がカギとなる。
一方監視班は密売人が出たのを見逃さないよう目を凝らし監視を続ける。
監視を続ける事4時間。
(取締官)電話しながら…。
(取締官)さっきの奴とは違う…。
(取締官)本犯?あっ。
(取締官)「今3階から2階に下りてます」その連絡を受けた摘発班は車を降り密売人が下りてくるのを待ち構える。
そして…。
(取締官)マトリマトリ。
麻薬取締官。
密売人に令状を提示する。
(取締官)ねっ。
「裁判官」ねっ。
密売人を車内へ連行し着衣所持品の捜索を行おうとする。
その時!密売人が急に抵抗し始めた!そして…!
(取締官)逃げるなほらっ!
(取締官)ほらほらほら。
密売人を確保!マトリは普段から鍛錬を積んでいる。
逃げようと思っても逃げきれるものではない。
密売人を部屋へと連れていく。
すると突然密売人が粋がり始めた。
(取締官)やめろって。
(密売人)触るんじゃねえよ!
(取締官)やめろ。
(取締官)ガサ状出てるんだ!しょうがないだろ。
(取締官)ガサ状出てるんだ。
(密売人)大丈夫大丈夫。
(女性職員)ちょっと移動しようね。
うん。
部屋には密売人の妻がいた。
(密売人)なんだよ何するんだよもう〜。
密売人は覚せい剤を持っている事をすんなり認めた。
密売人がブツが入っていると言ったのは先ほどの外出時に持ち歩いていたバッグの中。
そのかばんの中からは小分けにされたカラフルな入れ物などいくつもの袋が出てきた。
この中に覚せい剤が入っているのだろうか?袋を1つ1つ調べていく。
まずは銀色の袋から。
なんと銀色の袋の中に入っていたのは覚せい剤ではなく続いて…。
(取締官)次ほら。
黄色いパッケージの中に入っていたのは緑色のパッケージの中にも…。
そして赤色のパッケージの中にも覚せい剤が入っていた。
同じ覚せい剤をなぜ3種類のパッケージに分けたのだろうか?
(取締官)量が違う?なんと覚せい剤は密売しやすいように丁寧にグラムごとに袋を変えて整理までしていたのだ。
意外と几帳面な性格の密売人。
そして最後の袋の中からは…。
密売人が葉っぱが入っていると言う袋の中からは…大麻を発見。
同時に3種類の密売をしている例は少ないという。
密売人は覚せい剤の密売だけではなくコカインや大麻も売りさばいていた。
客のニーズに応じて様々な種類を取り揃えたのか?さらに密売人は…。
マトリは密売人のこの言葉を聞き逃さなかった。
異様にのどが乾く…。
という事は密売人自身も薬物を使用している可能性がある。
密売人に尿検査を促す。
そして…。
密売人はさらにまた尿検査の結果も陽性反応が出たため覚せい剤の使用も裏づけられた。
薬物蔓延の背景には暴力団密売人の存在があったのだ。
だがマトリには女性の特性を生かし被疑者を逮捕へと追い込むのだ。
疾風のように現れたこの女性。
谷山彩もまたマトリガールズのメンバーである。
爽やかな言葉とは裏腹に谷山はある女を追っていた。
というふうな情報が入ったので…。
その50代の女は過去に覚せい剤で逮捕され執行猶予中。
生活保護のお金で覚せい剤を買っているという。
その情報が正しければ一刻も早く取り締まらなければならない。
女はこのマンションの4階に住んでいる。
在宅しているのか?女の様子が気がかりだ。
谷山が確認に向かった。
まずは様子うかがい。
5分後…。
女は部屋にいる。
しかし外に出る気配を感じない。
外に出ない事情もあった。
張り込みは我慢との戦い。
じっと待った。
だが結局この日女は出てこなかった。
それから数日が過ぎたある日の事。
女がついに家から出てきた。
犬の散歩のようだ。
初めて見る女の顔はどこか疲れていた。
そして迎えたガサ当日。
マトリガールズが作戦会議を開いた。
入り口を見張る監視班と入り口の反対方向で待ち構える待機班に分かれ女が出てきたところで着手する。
証拠隠滅を防ぐためだ。
相手はどんな抵抗を示すかはわからない。
ましてや覚せい剤を使用中の可能性もある。
油断は禁物。
大阪の裁判所から…。
そして捜索差押許可状も用意された。
女は出てくるのだろうか?マンションの出入り口が見える位置に監視班の車が配置された。
女が在宅している事は確認済みだ。
さらに待機班の車も配置完了。
午前中は動きがなかった。
長期戦の予感。
監視班に昼食が届けられた。
その中身はおにぎりやサンドウィッチ。
口を動かしながらも目は一点を見つめたまま。
しかし日が暮れても女は出てこなかった。
そこで…。
谷山は思い切った作戦に出た。
女の家を直接訪ねるというのだ。
正体がバレたら証拠隠滅を図られてしまうのだが…。
そこは谷山。
人一倍肝が据わっている。
谷山が静かに女の部屋の玄関に立つ。
チェーンが掛かっていた場合に備え補佐役の男性取締官がチェーンカッターを用意した。
他の女性取締官も配置につき作戦実行。
(チャイム)
(女)「はい」
(谷山取締官)すいません。
(女)「はい」ドアは開くのか?その瞬間…。
(谷山取締官)あっ…すいません。
女は谷山が女性だったから気を許したのだろう。
これもマトリガールズの強み。
谷山が女に礼状を示す。
(女)わからへん…。
(谷山取締官)やっぱりな。
(女の泣き声)女は激しく泣き出した。
だが谷山はその涙の裏に隠し事があると見抜いていた。
マトリガールズに女の涙は通用しない。
15分後女のポーチから出てきたのは…。
その中には今まさに使わんとする注射器を発見。
さらに捜索を続けると…。
部屋の隅から粘着テープで封をした封筒が。
その中からは…。
大量の使用済みの注射器が出てきた。
女は覚せい剤の使用を認めた。
すかさず…。
女に尿検査を促す。
陽性反応が出れば逮捕となる。
検査の結果は陽性反応。
谷山は逮捕状を請求した。
覚せい剤を使用していた容疑で女は通常逮捕された。
逮捕はいつも心が痛い。
救いの逮捕となってほしい。
日本列島を舞台にした覚せい剤事件を摘発!逮捕された男の秘密は…。
その男は自ら意外な告白をした。
携帯の出会い系サイトで知り合った男たち。
彼らがやりとりしていたのは覚せい剤だった。
激走4万6千キロ列島縦断覚せい剤ネットワークを追え!瀬戸内海に面する香川県高松市。
通称四国マトリは四国全域の薬物事件をカバーするまさに少数精鋭の部隊である。
そんな四国マトリがある1人の男を覚せい剤所持などの容疑で逮捕した。
逮捕されたのはAは郵便のレターパックを使い氏名不詳の1人の男の覚せい剤による逮捕劇。
だが事件はここから思わぬ展開で大きな広がりを見せる事となった。
それは…。
ここで知り合った男たちが覚せい剤に手を染めていたのだ。
捜査の過程でAに密売人を紹介した40代の会社員Bの存在が浮上してきた。
2人の関係とは…。
四国マトリがBの身柄確保に動き出す。
向かう先は…。
Bは九州の宮崎に住んでいた。
四国マトリは高松からまず車で愛媛に向かいフェリーで大分へ。
さらに陸路で宮崎へと入った。
宮崎で先行して内偵しているチームと合流。
Bの自宅を確認する事にした。
そこは閑静な住宅街。
(取締官)今右…。
(取締官)これ?
(取締官)右手です。
はいここのペットボトルとか置いてるところで。
Bは両親と3人で暮らしている。
在宅しているかどうかは車があるかないかで確認出来るという。
この時は不在。
会社に行っているものと思われた。
そこで自宅から車で30分ほどの勤務先へ向かう。
Bが働いているのは製造業の会社。
(取締官)そこ?
(取締官)はい。
(取締官)今空いてるところ…。
一足早くBはすでに退社したあとだった。
そしてこの日Bは自宅に戻らなかった。
また覚せい剤に絡み暗躍しているのだろうか?早朝Bが帰宅するかもしれない。
四国マトリは朝4時から自宅を張り込む事にした。
うん。
それでえっと…。
自宅を取り囲むように立回り班捕捉班監視班をそれぞれ配置。
帰宅したところを確保する。
Bは主に車で移動するものの警戒心が強いため時には近くに車を止めて歩いて帰宅する事もあるという。
人々が活動を始める時間になった。
それでもBは帰ってこない。
張り込み開始から3時間。
マトリが腕時計に目を落とす。
うん。
うん…。
じゃあ車…うん戻ってください。
はいお願いします。
そしてBの会社へ向けて走り始めて15分後だった。
前方にBのものと同じシルバーの車を発見。
そしてナンバーはBのものと一致。
なんとそれはまさしくBの軽自動車だった。
感づかれないように慎重に追跡を開始した。
ぐんぐん加速する軽自動車。
このままひそかに追跡して会社の駐車場に到着したところで身柄を確保したい。
感づかれたら逃走されてしまう恐れがある。
次の交差点会社へのルートはここで左折する。
ところが…。
直進した。
(取締官)はい。
感づかれたのか…?軽自動車は右折レーンに入った。
ここから逃走を開始するつもりなのか?捜査車両に気づいているのかいないのか。
不慣れな土地での追跡は神経を消耗する。
しかもBは薬物の経験者である。
追い詰められたら予期せぬ反撃に出ないとも限らない。
これ以上追ったら完全に感づかれてしまうか?そこで…。
軽自動車は入り組んだ住宅街に入り込んだ。
地の利を生かして捜査車両を巻くつもりなのか?…と突然軽自動車が止まった。
すかさず…。
軽自動車の進路を塞ぎ後続のもう1台が退路を断った。
10人のマトリが一斉に取り囲む。
すると…。
高知の覚せい剤事件で宮崎へ向かった四国マトリ。
そこで追跡を開始した。
すると住宅街で突然Bの車が止まった。
軽自動車の進路を塞ぎ後続のもう1台が退路を断った。
10人のマトリが一斉に取り囲む。
すると…。
軽自動車を運転していたのはBではなく女性だった。
女性はBの友人。
昨夜ある場所で一緒に過ごし今朝この車でBを会社まで送っていったという。
Bの車には捜索差押許可状が出されていたためガサが始まった。
一方3人のマトリがBの身柄確保のため会社へと向かった。
容疑を否認したBだが覚せい剤の譲渡に関わった容疑で逮捕された。
過去に二度逮捕歴のあるBだが捜査の手が四国から宮崎に及んだ事に驚きを隠さなかった。
Bの逮捕で事件の図式が見えてきた。
まずAがBに密売人の紹介を依頼。
Bが仲介役となって密売人をAに紹介。
その密売人がAに覚せい剤を売り渡したのだ。
さらにAは覚せい剤を自分だけで使用していたのではなかった。
メールなどの通信記録からCとDという2人の男に覚せい剤の一部を流している事がわかったのだ。
そしてこの3人実は携帯の出会い系サイトで知り合った者同士だったのだ。
再び四国マトリが動き出した。
次はCの摘発である。
向かった先は高松から600キロ離れた東京。
Cは都内でも人気の高いエリアの瀟洒なマンションに住んでいた。
出入りを確認するため玄関が見える場所を探す。
入り口は…。
(取締官)ここであの…。
張り込み開始から1時間。
Cが部屋から出てきた。
内偵の結果Cは大手企業に勤務するエリートビジネスマンである事がわかった。
摘発当日四国マトリは玄関の見える位置に監視班マンションの中には捕捉班が潜伏。
朝出勤のため部屋から出たCの身柄を確保したら摘発班がガサをする作戦である。
この日も長い張り込みになるのか?と思いきや…。
覚せい剤使用者とはいえそこはサラリーマン。
毎日決まった時間に出勤するらしい。
一方監視班も配置が完了。
視線の先にあるマンションの非常階段の向こうがCの部屋。
そしてエレベーターホールに見える人影が捕捉班である。
通勤のサラリーマンの姿が増えてきた。
時刻は7時50分を過ぎた。
そろそろか?そして8時。
Cが出てきた瞬間マトリが突入した!Cの身柄を確保。
続いて覚せい剤など知らぬ存ぜぬを決め込むC。
知りたいのは高知と東京という遠距離の2人がどのように覚せい剤をやり取りしたかである。
するとCは…。
覚せい剤の件をごまかそうというのか?突然の告白をするC。
CとAはあくまで時々食事をするような友人だというのだが…。
そうゲイである事自体は問題ではない。
覚せい剤をやり取りしている事が問題なのだ。
なあ。
別の部屋の捜索をしていたマトリがあるものを発見した。
それは小さな茶色の瓶に入った薬品だった。
うんそっちでしよう。
(C)それですか?
(取締官)ラッシュですね。
ラッシュとは欧米で製造販売されている危険ドラッグの一種。
その主成分は常温で気化しやすく吸い込むと酩酊状態や急激な血圧低下を招くという。
それそのだけど…。
そしてAの覚せい剤事件に関わったとしてCに逮捕状が執行された。
高知から始まった覚せい剤捜査。
東京に住むCへの追及は続いた。
Cが言うとおり部屋の中から覚せい剤は発見出来なかった。
しかしAの覚せい剤事件に関わったとして逮捕状が執行された。
するとCは激しく取り乱した。
容疑を完全否認し逮捕は人権侵害と強気な姿勢を崩さなかったCだが…。
このあと勤め先の机の中から覚せい剤と注射器が発見された。
エリートビジネスマン転落の瞬間だ。
そしてもう一人Aが覚せい剤を流していた相手Dもまた出会い系サイトで知り合った男だという。
ちなみにCとDは電話やメールなどで連絡は取り合うがお互い面識は一切ないという。
クスリと出会い系サイトが取り持つ奇妙な関係だ。
Dはとある会社に勤める30代の会社員。
高松から300キロ離れた名古屋に住んでいた。
(チャイム)Dの自宅の家宅捜索。
AやCの逮捕を知り覚悟していたのかDは驚くほど素直だった。
Dの部屋からはさらに自分で製造したという危険ドラッグも見つかった。
Dは元々薬物とは無縁だったがAと知り合ってから教えられやがて覚せい剤に溺れていったという。
インターネットという匿名性の高い世界を隠れみのに覚せい剤はひそかにやり取りされていた。
そして四国マトリは最後に彼らに覚せい剤を流していた密売人のもとへと向かった。
向かった先は千葉県。
高松から650キロも離れていた。
香川千葉県に向かった四国マトリは自宅にいた密売人の男を覚せい剤に絡んだ疑いで逮捕した。
高知から始まった一連の捜査。
その移動距離は内偵捜査も含めると実に…。
そしてこれが現代型の薬物事件の特徴だというのだ。
四国厚生支局麻薬取締部は現在覚せい剤の入手経路など密売人を取り調べている。
今週月曜日小向美奈子被告が保釈された。
(リポーター)一言お願いします。
一度やったらなかなかやめられない。
それがクスリの恐怖。
薬物の蔓延を食い止めろ!麻薬取締官通称マトリの戦いは果てしない。
2015/03/12(木) 19:04〜21:48
ABCテレビ1
麻薬Gメン ドラッグハンター2015[字]

独占スクープ連発!厚生労働省・麻薬取締官に激闘密着365日!
史上最大級!国際麻薬シンジケートによる覚せい剤密輸摘発!危険ドラッグ製造工場内部にテレビ初潜入!

詳細情報
◇番組内容
▽史上最大規模の押収量!大型ロードローラー内部に重さ110キロ 末端価格90億円相当の覚せい剤を隠匿しオランダから日本へ密輸。アメリカ…ベトナム…セルビア…カナダの男が続々来日…国際麻薬シンジケート総力摘発の瞬間を激撮!
◇番組内容2
▽“危険ドラッグは、どこで誰が、どのように製造しているのか?”違法薬物の受取人からアジトが判明…沖縄麻薬取締支所が令状を取ってアジトを強制捜査。すると、これまで見たことのない光景がマンション内に広がっていた…テレビ初潜入となる危険ドラッグ製造工場内部の実態が明らかに!
◇番組内容3
▽総移動距離約4万6千km大追跡!日本列島を舞台に広がる覚せい剤ネットワークを一斉摘発!
▽大阪西成…暴力団密売人の親玉 逮捕の瞬間…
▽小向美奈子覚せい剤所持 逮捕の瞬間…
◇おしらせ
☆番組HP
 http://www.tv-asahi.co.jp/drug_hunter/

ジャンル :
ニュース/報道 – 特集・ドキュメント
ドキュメンタリー/教養 – 社会・時事

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
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音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
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