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カンボジア 虐殺博物館 沖縄の支援得て展示会
3月7日 13時00分

カンボジア 虐殺博物館 沖縄の支援得て展示会
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カンボジアで1970年代に起きた大量虐殺の歴史を伝えようと、沖縄県の支援を得て運営の改善に取り組んできた現地の博物館で、平和の大切さを訴える展示会が始まりました。
展示会が開かれているのは、カンボジアで170万人以上が犠牲になったポル・ポト政権による大量虐殺に関する資料を保存している、首都プノンペンのトゥールスレン虐殺博物館です。
6日、展示会の開会式典が行われ、チャイ・ヴィソット館長は「展示会を通じて、ここで起こった悲惨な出来事を世界中の人たちに知らせ、こうしたことが二度と起こらないようにしたい」とあいさつしました。
展示会は、当時、政治犯収容所として使われていた建物の一室を会場にし、強制労働や収容所での拷問の悲惨さを伝える生存者の証言が動画で展示されています。また、処刑された人々が、拷問の末に無理やり自白した内容を記録した「供述調書」も英語に訳して展示され、訪れた外国人観光客が真剣な表情で見入っていました。
博物館では沖縄戦の悲劇を伝える沖縄県の平和祈念資料館の協力を得て、6年前から資料の保存や調査、それに館内の展示の改善に取り組み、今回の展示会でも動画などは平和祈念資料館の展示を参考にしています。
沖縄県による支援事業は今月で終了するということですが、展示会は1年間開かれる予定で、沖縄県では引き続き交流を続けていきたいとしています。

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