八木拓郎
2015年3月13日00時33分
全国の警察が昨年1年間に詐欺事件で逮捕・書類送検した暴力団勢力(構成員・準構成員)は2337人で、統計が残る1946年以降最多だったことが12日、警察庁のまとめでわかった。3割が「振り込め詐欺」など特殊詐欺がらみだ。暴力団対策法の施行後、恐喝事件での摘発が減る一方、窃盗とともに増えていたが、窃盗事件での摘発者数も初めて上回った。
警察庁は、資金獲得活動が組織の威力を示さない方法に移行し、多様化しているとみている。
まとめによると、詐欺事件で摘発された2337人は前年比16人増。特殊詐欺にからむのは689人で、189人も増えた。被害者からお金を受け取る「受け子」が327人(47・5%)で、主犯格は20人(2・9%)だった。
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