銃刀法違反容疑:岡崎の路上で刃物14本、桑名で7本所持

毎日新聞 2015年03月12日 22時46分

 愛知県岡崎市と三重県桑名市で12日、サバイバルナイフや折り畳みナイフなどを大量に所持していた男計2人が、銃刀法違反の疑いで相次いで現行犯逮捕された。

 愛知県警岡崎署に逮捕されたのは同県幸田町大草、職業不詳、志賀弘明容疑者(28)。容疑は同日正午ごろ、岡崎市戸崎町の路上でなたや折り畳みナイフなど刃物14本を隠し持っていたとされる。約43.5センチのなたを含め、いずれも刃渡り6センチ以上あったという。

 同署によると、志賀容疑者の関係者を名乗る男性から「刃物を持った男が郵便局に向かった」と通報があり、署員が郵便局近くを歩く志賀容疑者を見つけた。コートの下で刃物ケースを体に巻き付け、なたやサバイバルナイフ、モデルガン、手錠などを所持、木製バットも背負っていたという。黙秘している。

 一方、三重県警桑名署に逮捕されたのは、同県桑名市北別所、会社員、武内大輔容疑者(39)。容疑は同日午後1時50分ごろ、折り畳みナイフ7本を持っていたとされる。

 同署によると、桑名駅前にいた男性が「刃物をちらつかせている男がいる」と通報し、署員が歩いていた武内容疑者を見つけた。所持品を調べたところ、ズボンや胸の内ポケットから次々と折り畳みナイフが出てきたといい、スタンガンや多目的ナイフも所持していた。調べに対し「買い物に行くのに持ってきた」と容疑を認めているという。【渡辺隆文、岡正勝】

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